トレーニングの振り返り。やっぱり人は皆美しかった。
お疲れ様です。ともです。
「人は皆美しい」
そんな言葉が自然に込み上げてきた事が過去二回あります。
それはコーチングを学び始めた時の1番初めの基礎のトレーニングの時。
そして2回目は先週末のトレーニングの時。
わずか三日間のトレーニングの中で、仲間達それぞれがそれぞれの輝きを放っているのが伝わってくる。3日目には室内がその輝きと熱量で満たされていた。それに包まれた私は
「人は皆美しい」
という言葉が自然に込み上げてきて涙が出そうだった。
さて、先週末から昨日までのnoteでトレーニングの内容には少し触れてきましたが、ここでしっかりと振り返りをということで記します。
今回はどちらかと言えばクライアントとしての視点になるかもしれません。
今回のトレーニングを一言でいうと
『今の感情を味わう』
これを細分化すると、
『今』『感情』『味わう』
となり、一つづつ丁寧に振り返りたいと思います。もしあなたが最近心ここにあらずでフワフワとした感覚が続いていたり、長く蓋をしてきた感情や目を背けてた事があれば是非見て頂きたい。もちろんそうでない方でも日々を充実させるためのエッセンスになると思う。(私は後者だった)
まずは『今』
時に人は、身体は"今"にあるのだけれど意識は"過去"や"未来"を目まぐるしく行き来している。やもすれば『自分は今何を感じていたのか』という事すら考えず1日が終わる事がある。
少なくとも私はそんな日がある。
今に心が居ない事が悪いとか良いとかを言うわけではなく、そうゆう事が多いにしてあるよね、という事を考えてみて頂けたらいいと思う。
『今の感情を味わう』為には"今に居る"という事が非常に重要な前提となってくる。これはクライアントも然りコーチも同様に。
そうして意識を「自分が今感じている感情」"だけに"フォーカスするとほぼ目的を果たしたと言ってもいい気がする。
(何か誘導してセッションをしているわけではないが、クライアントに本質的な変化をもたらすという意味での目的を果たしているのではないかと考える)
そうして次の『感情』
これは既に先述したように「自分が今感じている感情」を指す。
ここが感覚として私は理解に時間が掛かったのだが、とても重要になってくると思っている。
まず時間軸で見た時の定義はやはり"今"の感情であること。大なり小なり過去や未来の出来事をお題にコーチングする事になるとは思うのだが、あくまで感情は今感じているものに焦点を当てる。
例えば過去に激怒して人に怒鳴ってしまった事をクライアントが話し始めたとして、それを語り出したクライアントに感じて欲しいのは、その出来事があった時の感情ではなく、それを思い出した時の"今"の感情だ。
だからその出来事を事細かく語ったり説明する必要は全くない。大袈裟に言えば、一言も発さずにただただ胸に手を当て目を閉じ自分の今の感情、今の心の声、体の感覚に集中してもらえればいい。
「ああ、今自分は悲しいんだな」
「心臓の鼓動が早くなった」
「呼吸が深くなってきた」
こんな感じでただただ感じる。味わう。
そしてこれは別にnoteに書こうと思っているのだが少し記すと、この時のコーチの関わりで最重要点が
『共に居ること』
コーチはただただクライアントと共に今に居続け、心からクライアントと自分を信じ、感情を味わう事を支える。これがクライアントからすると、とてつもない勇気と安心感をくれる。(涙が出るくらいに嬉しくて温かい)
そうして最後『味わう』というところに行き着く。
『味わう』はあくまで比喩表現に過ぎない。しかしそこには「深く感じる」「すぐに飲み込まずに噛み続ける」「真摯に向き合う」と言った意味を含むように思うのだ。場合によっては「今」という時間感覚すら包括するような。だから個人的に凄く大切な言葉だと思っている。
先述の『今』『感情』の感覚がわかれば、『味わう』事がほぼできているようにも思うので、やはり味わうという比喩表現の裏にある感覚をなんとなく知って頂ければいいと思うし、私もそうこの感覚を忘れずにコーチングをしたいと強く思った。
ここまで偉そうにつらつらと振り返りを記してきたが、コーチはこう言った"場"をクライアントと共に作っていく。
又、『今の感情を味わう』事は時に大きな恐怖や不安を伴う。だからこそ「共に居る」事が大切になるということを深く学んだ。
くどいが「共に居る」については近々別でnoteに記したいと思う。それくらい私のコーチ観を変えてくれた思想や感覚だった。
兎にも角にも、今回のトレーニングは人がそれぞれ持っている美しさや勇気を心の底から体感できた三日間となった。
そしてコーチングがより世間でも一般的な仕事として浸透し、より自分を輝かせる人の側に居れたらどんなに幸せな世界になるんだろうと、本気で心から思った。
だからがんばる。がんばれる。
ともですっ、最後までご覧頂き本当にありがとうございます^^