【詩】水割りを飲んで
目の前のグラスの、
薄っすらと青の、
君の瞳には、
どんな世界が見えているのだろうか。
精一杯のありがとうと、
頑張らなきゃに押しつぶされそうになるけど、
それもまた今日で、
今という時間で。
ありもしない、
未来と過去に固執して、
世界を遠い目で見つめてしまう僕に、
小さな声で叱ってくれる君は、
どんな空が見えているのだろうか。
寒さが増してきた秋空に、
ため息が白く消え始めて、
大好きで切ない冬の訪れを知る。
どんな世界、
どんな時間も、
まやかしで、
本当で、
速足で抜けた改札を出た夕空は、
僕に向かって笑ってくれているような気がした。
タイムリープなんてことがるなら、
タイムマシーンがあるなら、
2,3回使って、
本当の大切に気づくのかもしれない。
いつか土に空に風に帰る僕らは、
弱さと強さの狭間で生き続けて、
人の美しさを知るのかもしれない。
細かなことはもういい、
明日がちょっとでもきれいでいて欲しいと、
ちょっと笑ってみて、
今日も布団にくるまる。
ともですっ、最後までご覧頂き本当にありがとうございます^^