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初版「勇気を持ちたい仲間への応援歌」 あらすじ連載【33】 再送


 皆様、いつも本当にありがとうございます。


 【33】翌日の授業前、後ろを振り返り、思い切ってエンジェルに手紙を渡します。


 「トモヒーサ! どこのレストランにする?」


 そう話しかけてくるはずの彼女を待つため、私は校内で執拗に彼女の回りを徘徊します。廊下をうろつき、昨夜猛特訓した名台詞を何度も囁き、すれ違う他の多くの生徒たちを振り返らせます。


 「君と一緒なら、そこが最高さ」。


 しかし、3〜4日経ってもエンジェルからは何もありませんでした。落胆気味の私は、夜、ボストンのハーフの友人に電話で相談します。


 彼:「トモ。その手紙内容では、
   相手にはデートをする気は無しと伝わってしまうよ。
   I f なんて使うと(もしも時間があれば...)、
   否定と同じ意味に聞こえてしまう。
   好きな相手なら、時間は無条件で作るよね?
   それを無視するような言い回し...
   これでは、初めから誘う気なしと捉えられるよ」


 私:「はああああー? 英語って何なんだよっ!?」



 つづく...


 どうかよろしくお願いいたします

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