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吃音症改善したよ 発声障害改善したよの考察21【vol.65】

 前回伝えたことをもう一度わかりやすくまとめます。僕が伝えるのはお腹からの声の出し方なので、発声障害自体を治せるわけではないのでご了承下さい。

 発声障害を音声治療でイメージします。

 「お腹から声出して下さい。」

 「あごを引いて下さい。」 「肩を上げて下さい。」

 「力強い声を出して下さい。」 

 喉の筋肉が緊張していたら、厳しいです。特に前重心は背中でロックされているので、言葉は喉の所で止まってしまいます。

 「お腹に力を入れると、お腹は引っ込みます。そうなると、背中と腰骨が丸まると思います。これでも出ませんか。」と言ってくれる人もいるかもしれません。

 出るとしたら、喉の緊張を受けないように、あごを上げ、軽い声にしたら出る可能性はあります。

 「自分の声が出ました。これでしっかり練習して、自分の物にしてみます。」

 この流れになってもおかしくありません。僕は音声治療行った事ありませんが、僕が体験したこのイメージと、そこまで変わらない方も多いと思います。

 ちょっと長くなりそうですが、時間がある時にゆっくり読んで下さい。音声治療で治る日が来ると良いですね。きっと治ります。

 僕の伝えたい声の出し方は2種類ですね。椅子に座って、PCの前にいるとします。お腹が出て、肩を後ろに沿っている状態。あごは上げます。腰骨が沿っているので、反り腰と今回の記事では言います。

 これに対し、お腹を引っ込めて、背中(腰骨)が丸い状態。肩は上の方に行きます。あごは引きます。これを猫背と言います。

 つまり、椅子に座って声を出すと言っても、この両方があります。両方の姿勢を作れると思います。ちょっと例を作ってみます。

 【パターン1】

 病院で診察に行ったとします。症状が出なかったとします。それは静かな所で、椅子も近く、その椅子は金属質だから。(例えばです)

 反り腰であごを上げていても、軽い声なら出ます。腕、肩は前に出しています。力強い声もお腹をへこませ、腰の骨を丸めるだけなので、意外と出ます。

 【パターン2】

 マックに行きました。カウンターに置いてあるメニューを見ながら注文します。「ミニッツメイドのオレンジ」を店員さんに伝えます。

 店員さんにしっかり伝えたいなら、あごをあげて、聞こえるように届けます。その時はそうですね。お腹を前に出して発声します。なぜなら、自分が下を向きながら、斜め上の店員さんの耳に届けたいからです。

 逆に店員さんがいないようなイメージで発声したいのであれば、下を向いたまま、あごを引き、お腹をへこませて、腰骨を丸めて発声します。

 
 正直これが合っているかはわかりません。ただ僕の体験談から伝えたかっただけです。この2種類を分けるのも違うのかもしれないので、同じ発声なのかもしれません。けれど、お腹から声を出す上で知っておいた方がいいでしょう。

 余談で僕のケースで言いますと、普段の軽めに声を出す時は、そのままかかと重心の反り腰のまま話し、お腹から声を出す時には猫背になり、力を入れた後のフォロースルーや語尾を上げる時には、反り腰になったりします。

 【パターン3】でいくと、平和公園という言葉の「こ」の発声は、カ行の音で「お」の音であり、強く発声する所です。なのでこの単語になったら、あごを引いて、お腹をへこませて発声するのかもしれません。迷宮入りさせてしまいますが、今考えると、一つの文章でも姿勢を変えて発声しているのかもしれません。

 ちなみにこれの答えはないので、どっちでも言えるはずです。練習としては一文字目からお腹をへこませて、猫背で言うのをおすすめします。

 というのも、赤ちゃんの時は4足歩行であったため、猫背で話していた可能性があります。この時は言葉を話してなかったという真面目な話は飛ばします。

 お腹から声を出し、肩を上げ、あごを引き、前重心で話すと、背中で声はひっかかりません。つまりこれが話しやすい姿勢であって、発声障害であるなら、7割方は普段からこれで話した方が良いと僕は思います。

 ちなみにお腹から声を出すという事は、腹式呼吸かもしれませんが、そもそも歌の時に、あごを引き、肩を上げ、猫背で歌う人はいないでしょう。なので姿勢の根本が違うと思います。良い動画あったら僕が教えて欲しいです。

 わかりやすくまとめますね。声を出すということは、一つの文章毎ではないかもしれませんが、猫背と反り腰を動かしているということ。そうすれば、お腹から声も出るようになるし、肩を動かすため、背中も硬くならないということ。

 そしてそうするためには、両方の姿勢を使うため、どちらかの姿勢が良いということはないということです。

 ちなみに反り腰は3割と書きましたが、僕のメインの姿勢はたぶんこっちであるため、毎回お腹から声を出して、前重心ではないはずです。けれど、あごは引いていたため、結局お腹からメインで声は出していたのだと思います。

 そう考えると、別々ではなく同じ発声な気もします。とりあえず、お腹から声を出すということが伝えられれば問題ないです。

 話をもう一度戻します。背中が軽くなれば、喉の緊張が全部取れるわけではありません。僕の場合も、口の開け方とか、体が歪んでしまったとか色々あるからです。けれど慣れれば、症状にもよりますが、お腹の筋肉を使って、声が出るのではないかと思います。 

 背中を軽くするためには、ウォーキングや、姿勢が理解できていればカラオケでも良いと思います。発声時にお腹をへこませ、猫背で言えるようになれば、自然と肩が動き、背中は軽くなるはずです。そうなれば、お腹の筋肉も戻り、そこから発声できると思います。

 後ろに重心がかかれば、肩は下がり、前に重心を持っていけば、肩は自由に動きます。もし調子の良い時は声が出るのであれば、お腹に力を入れ、へこませる発声を身に着けて、さらに良い状態を作っていって下さい。

 ちなみに猫背だけだと姿勢が崩れてしまうので、感覚を掴んだら、自分のベストな姿勢を探して下さいね。

 本日も読んで頂き、ありがとうございました。
 

 

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