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吃音症改善したよ 発声障害改善したよの考察14【vol.58】

 こんばんは。前回書いた方法で思い浮かんだ事を、また書いてみたいと思います。

 まず言葉が出ない時に、呼気が大きく出せてない時があります。そんなことはないと僕も思ってましたが、変にクセが付いてしまって、ストローに息を吐きかけるような繊細な息になってしまって出ない時です。これだと背中の筋肉があまり動かなくて、出しづらいです。

 次に、背中周りの筋肉が硬い時です。この時も筋肉を動かせてないので、繊細な息で止まってしまいます。

 後は、普通に出ない時です。背中周りだと基本的にこの3点です。つまり3分の2は変えられる可能性があるということです。子供の時は、あまり繊細な息づかいをしてないと思います。大きく吸って、呼気も大きめに出す感じです。このやり方の方がたぶん話しやすいです。

 一度話を変えますね。次は腰です。

 僕は階段の昇り降りの時は話しやすい気がします。腰骨が立っている姿勢に自然になるし、話す時も腰から話せるような感じになります。デパートの階段を昇り降りしてみて下さい。きっと「ぜ~ぜ~」言っている時は呼気も大きく話しやすいはずです。

 というのもありますが、この腰の位置をイメージして、散歩しましょう。持ち物は携帯、鍵、数千円だけです。僕はリュックを背負って歩いてましたが、あまり良いことはなかったです。おそらくこれは失敗です。

 腰の良い位置をイメージしながら、そこの筋肉を使い、そこから話す。無駄な荷物は持たない。もし症状が良くなるとしたら、これは大事なことだと思います。とりあえず、腰から話す。背中から話す。この感覚は話せるようになるのに、必要だと僕は思っているので、デパートの階段昇り降りをぜひやってみて下さい。

 ではまた背中の筋肉も入れて考えていきましょう。僕は運動して、肩こりが数日残っていました。発声練習もあまりしてなかったので、背中の筋肉を使わなかったのがたぶん原因です。

 そもそも肩こりはどうやったら治るのか考えていました。壁に小指側の手を置いて、外側に開く。胸側の肋骨の間を手で温め、マッサージする。

 そこで思ったのですが、エアー会話って重要です。大きく息を吸って、大きく息を吐く。酔っぱらったフリをして、3分から5分ほど話す。腹筋などでも良いとは思いますが、しなくてもこの運動だけで背中の筋肉の動きは充分です。

 背中の筋肉が硬いと、息が吸えなかったり、吐けない時があります。つまりそれだけで原因の1つになります。そして、運動すると声の調子が、その日は良いけど、次の日に悪くなるという表現にも当てはまります。言葉を話す必要はありません。ですが息を最大限に大きく吸ったり、吐いたりするこの運動は、他の動きでは中々変えられない物だったりします。

 たぶん徐々に良くなっていくと、何で自分はこんな小さな呼気の量で、話そうと頑張っていたんだと思います。たぶん気付きます。

 「(すー。) あ~ オレンジジュース下さい。」

 自分の吐いた息に声が乗せれるようになれば、改善しやすいです。ため息の後に声を加えるのでも大丈夫です。僕はこのイメージを「犬の呼吸」と呼んでます。

 自分の呼気が大きく出せるようになれば、背中の筋肉もその分動きます。そして、その方が話しやすいはずです。普段の生活ではやりづらいかも知れませんが、家にいる時は、呼気をしっかりと吐いてから話すというのもやってみて下さい。

 ここまでは背中と腰の筋肉を使って、軽くしていけば話しやすくなるはずという話でした。そして硬くなってしまっても、エアー会話があればまた柔らかい状態に戻せます。これで良くならなかったら次のを試して下さい。

 前回の姿勢にマウスピースを加えて下さい。ちなみにマウスピースは上の歯の周りに付けるので、口角の筋肉が強制的に上がります。そして口角が上がれば、肩甲骨も連動して上がります。

 値段も安価で、デメリットもあまりないと思います。噛んでた方がたぶん話しやすかったりします。慣れたら噛む必要もなくなります。息も繊細にしてたら苦しくなってしまうので、呼気の量も勝手に上がります。

 ちなみに他の人に話す時は、僕が呼びかける声という表現を使ってしまっていましたが、これは忘れて下さい。正確にはたぶん肩をちょっと上にあげるかどうかだと思います。口角を上げて、肩甲骨を上げるという動作で、普段たぶん話してます。

 無意識レベルで上げるぐらいなので意識しなくても良いですが、肩を完全に固定していたら、外では話しづらいと思います。つまりマウスピースをして話す練習をしていたら、勝手に口角と肩甲骨周りの筋肉が柔らかくなるという話です。

 体は今までより柔らかくなるはずなので、ぜひ試して下さい。

 最後に伝えるのは、背中の後ろで掌を合わせる動きです。自分がどっちに歪んでいるのか、硬いのか、体が教えてくれるはずです。基本は上側に持っていって、肩甲骨を上げた方が声のひっかかりは少なくなります。

 ただ下側でも喉が引っ張られて言えないというのであれば、そこも練習して治して下さい。自分も少し盲点でしたが、まだ体の硬さがあったようです。筋肉の硬さだけであるなら、使っていくうちに柔らかくなって治っていくはずです。

 今までの姿勢をやっていたら、これをやってももう体は硬くないはずです。背中、腰、口角。これらの筋肉が変化して、喉の筋肉の緊張が変わっていないか今一度確かめて下さい。もう一度自分の体を見つめ直した方が良いかも知れませんね。僕の伝えたやり方でたぶん柔らかくなっているはずなので、自分の体を誉めてあげて下さい。

 自分の声の出ない原因が、それでわかるかもしれません。体が柔らかくなれば、良い方向には進んでいるはずです。しっかりと自分自身と向き合って、調子の悪い時でもそれを治していってあげて下さい。

 良い方向に進めるように祈ってます。頑張って下さい。

 ここまで読んで頂きまして、ありがとうございました。

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