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発声障害改善したよ コラムを書きます53【vol.183】

 では続きを書きます。

 まず「あ」の声の出し方です。前々回に「あ」の音に違いがあると書きました。それは舌が下の歯の上にあるか、空中にあるかが多かったみたいです。

 けれど「ありがとう」の「あ」は下の歯の上に体感0.2秒ぐらいしか置いてなかったです。上あごを舌で支えて、上の歯に呼気を当てて音が出ると言ったのも同じです。その時間が短すぎて、過去にこの場所を知らなかったのも納得しました。

 声の出し方です。僕はまず鼻の上に感覚があります。そして、今は肩も均等になる感じです。この時点で背中がほんの少しだけ丸くなる気がしました。

 そして舌は0.2秒ぐらいで上に浮いて、今は上の歯の裏に呼気を当てる感じです。軽い音ならそのまま唇側か、鼻の上に当てるのを崩さない感じです。

 こうなるのですが、大抵は「あ」の音を作る所を意識します。口の上の奥ですね。「お」だったら、その少し下です。

 重心は移動しないと思いますが、流れとしては、口の奥で音が作られた。その音を鼻腔で大きく響かせながら、鼻の上の自分の感覚がある所に一度送ります。そのまま相手に届ける声になって通って行きます。

 この時に口の奥にある音を送る時に、もう一度軽い猫背になる気がしました。舌の腹を上げるような動きで間違いないと思うのですが、鏡で見たらそこまで上がってなかったかもしれません。

 姿勢ですが今は一人の時は、上から引っ張られているようなイメージで、舌も一番高い所で、舌も頭も真ん中の所を使っている感じです。これでも話せます。(舌先はスポット。体は上下に伸びる感じで舌は上に付けると伝えているのがありました。)

 けど人と話す時はそこよりも少し前側です。鼻の上を意識するので、一言で言うと前側にいます。ただ口の奥で音を作る時に重心は移動しない程度に意識します。比喩的表現だと舌と猫背にする回転で、鼻腔で響かせて鼻の上に送ります。

 何で今更これを書いたのか良くわかりませんが、動きとしてはたぶん知っていると思います。上手く伝えられてない僕だけの情報では、違う気がするのでどこかでまた聞いてみて下さい。

 たぶん話す時に鼻の上に意識があるので前側で話すのは正しいと思います。けれど最初も最後も鼻の上に意識があるので、姿勢は崩れません。きっと肩や足に体重をかける必要はないんだと伝えたかったんです。

 
 次は口をあまり開けない声に行きます。

 英語の「FA」のラビットマウスの音ですが、「あ」の出し方もほぼ一緒なので試してみて下さい。

 下唇を引いて上の歯に付けるだけです。ただ「イ~~」の音や笑顔も意識して、頬は最大限に上げて発声してみて下さい。その時点で口はほぼ開いてないはずです。

 後は上の歯に呼気をぶつける感じです。割り箸発声の所を使うか使わないかで、音の強弱は変わるはずなので感覚は掴んでみて下さい。

 前に下唇を引くようにして音を出すと言いました。これは間違いで、そもそも人と話す時に唇を下の位置に置く必要がありません。声が出なかったら特にそう思います。

 発声障害だったら口をあまり開けずに話すのは難しい部類です。歌の時にこの口で小さい声で、激しく強く歌うような物だと思います。前側で声を出し、唇の位置を高くするので、背中側の筋肉も柔らかい必要があります。

 人と話す機会があるという姿勢の時点で、鼻、肩を準備して、唇もここまで準備していて良いはずです。具体的には、頬だけ先に上がっていて、口や唇がそのまま平行に前に出るイメージです。ちょっと違うかもしれませんが、以前と比べるとこれぐらいの違いがある気がします。

 「あ」の音でしたね。これは「FA」を少しだけ変えたら出るはずです。たぶん舌を空中に置くスペースさえ作れれば出ます。上の歯に呼気を当てれば声が出る感覚なはずです。

 
 ついでにこのまま口をあまり開けずに響く声も練習してみましょう。僕は「スーツ」という音がまだ完璧ではありませんでした。「すー」で伸ばして、音が下に言ったのを、「つ」で上に上げれない感じです。口の奥側での音。もしくはオペラの所のような、低く響く所から上に繋げられない感じです。

 こう考えるとやっぱり吃音とは違います。右の下あごを横に充分に広げられてないのもあるかもしれません。ちなみに普通の声の出し方ならもう大丈夫です。

 僕の場合は何故か練習すれば良くなります。しっかりと原因を掴めればです。今は頬も高く、背中も柔らかくなってます。

 低く響く声自体難しいかもしれません。けれど唇が前に出るぐらいのイメージでないと、小さく口を開けて声を出すのは大変です。もしできるようになったら、これは普段から練習するのも簡単なので、きっと気持ちも楽なはずです。

 こういう時は僕も何故か声は口を意識するんですよね。ただ普段の声は、鼻腔の音を鼻の上に送るのを声として認識してます。口からは音で、鼻の上に感覚を置いているからかもしれません。

 
 今日は思ったより沢山書いたのでここまでにします。

 この前、音が凄い響くカラオケの部屋を発見しました。エコーを最大限にして、話し声にするのも響かせるのに良いかもしれません。

 本日も読んで頂きまして、ありがとうございました。



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