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発声障害改善したよ コラムを書きます44【vol.174】

 僕の声が出ていた時と出ていない時で、一言で言うと上唇側の筋肉の動きが違います。今日はその話です。

 これで直接治るわけではありません。それは僕も思います。ただ自然体でずっと言っていれば、良くなるかと言われると、それは人によると思います。

 良くなるかはわからないのであれば、筋肉的には他の人と同じようにした方が、たぶん楽に話せます。

 まず下唇の開け方なのですが、おへそ側に真っ直ぐ開ければ良かったみたいです。これは僕は否定的な書き方をしていたので申し訳ないです。舌が上にあって、下唇がこっち側に開けるだけで声は出るみたいです。

 ただ僕は意識は下に持って行きません。これは無意識です。

 場合によっては、下唇を上に持ち上げて重い物を持っていたのか、一度下唇を引いて、奥歯の所で力を加えていたのかはわかりません。これは僕は上手く言えません。ただ丹田側に下唇を開けるのは正しいやり方の一つだと思います。

 横と縦と前後の所で言えば、ここは前後の所です。ここは舌が上で、下唇がおへそ側に開ければ、基本は声が出るみたいです。応用はもちろん下唇を使って話すことも大事です。色々と探してみて下さい。

 
 では横と縦の所です。ここはほぼ同じ所なので一度に言います。発声障害の人であったら、スポット側で話す感覚があったと思います。僕はスポットの少し後ろの、舌の腹の前側に力をかけて話していたようです。

 厳密には今は、真ん中を第3のレーンとすると、その少しだけ右の3.5のレーンをメインに使っています。

 簡単に言うと、舌の腹を上あごに押し当てるとよだれが出ますね。そこを使っていたようです。話す時も一緒です。

 運動をすればわかるというよりかは、右肩が上がる瞬間で動きを止めてみれば、わかると思います。イメージはダーツみたいな動きで、右利きであったら、右から投げても、左から投げても、3.5のレーンで舌に力を加えるのは悪くない動きだと思います。

 この時の左肩です。左肩は動きでは下がる時も上がる時も両方ありますので、どっちも練習してみて下さい。

 少し右よりなのは僕が崩れているからかもしれません。最終的には中央で良い気がします。ただボールにカーブをかける時の動きのように、舌は真ん中で支えている。その中で少し右に力を加えて投げる。たぶんこうなると思いますので、気になったらなるべく真ん中を多めの方が良いかもしれません。直すのはそんなに難しくないと思います。

 話す時の動きはここだけではありません。けれどここも使っている動きだと思います。もしかしたら直接スポットを使っても良いのかもしれません。大事なのは、舌が上側にあることです。

 口を大きく開ければ、舌は基本的には上に行きます。よだれを出すように、舌を押し当てれるのであれば、それをどこにするかというだけの話です。

 この舌の腹の前側。そして3.5のレーンで押すと、右肩の肩甲骨が上がる瞬間があります。その時に、上唇も一緒に上に上げていたようです。意識的には舌の腹にありますが、自然と上唇も上がると思います。

 
 では第2章です。始めに伝えた通り、ここを使っていれば、上唇が上に上がるような話し方ができると思います。

 ただここがゴールではありません。ここを使うと、頬を上げて鼻の所を使った声が出せるようになります。

 スポットから上、鼻の上から下の所で声が出ます。歌の時はここを使えていると思います。話す時にはここまで筋肉を上げることが大事です。

 「アーニャ、ピーナッツ好き。」

 この声は歌声ではなく話し声ですね。ただ喉は筒状というか、ほとんど使ってないぐらいのイメージだと思います。

 僕は話し方には2種類あると思ってます。1つは喉から声を出しながら、筋肉を上げて行く動きです。もう一つはこのように、最初から頬などの筋肉を上げて、そこから少し下げるように声を出す動きです。

 いや勝手に作りました。けど話す時に鼻の所まで使ったり、モノマネしてれば、筋肉的にもここまで普通に使っていると思います。

 もし知らなかったら、練習だけ伝えて置きます。

 この音は「ぐ~」や「ん~」の音と相性が良いです。後は「あ~~~」という音をさっき伝えた舌の場所で、「舌を上あごに押し当てたまま声を出す」だけです。

 舌が上あごから離れない限りは、「ぐ」か「ん」が混じったような思い通りの音ではないと思います。逆に言うと、舌が離れた瞬間に思い通りの「あ」が出ます。

 舌を当てている時点で、右肩(肩甲骨の付け根)と上唇と頬の筋肉は上がっていると思います。つまり筋肉が上がった状態から、下がった状態へ向けて声が出ます。
 
 意外と頬の筋肉や鼻から声を出すのは、少し意識しますが無意識に近いです。意識があるのは、舌でどれぐらい力を使うかという感覚はあります。

 実際にはそんなに力を入れる感じではありません。力の加減は自分で選んで下さい。けれど声さえ出れば、喉をあまり意識しないような声になるはずです。

 
 僕は筋肉が戻るまで、ここでの声は出ませんでした。ただ横と縦の筋肉を使って行けば、この声の出し方になると思います。決して治るわけではないですが、「あ」という音でも軽い物になるかもしれません。

 姿勢を変えるのは大変なことなので、僕は1年くらい必要だと思います。言葉を話していない時でも、軽い気持ちでやってみて下さい。無理は禁物なので、責任は負えません。

 話し方もこれだけではないので、例えば壁を背にした姿勢にした方が声が出やすいなどあるかもしれません。色々と組み合わせて、声を出せる状況を探してみて下さい。

 筋肉も声の出し方もできたら、今回伝えたように、上の前側を使う。また口を下の後ろ側に開ける。ここまでできたら、きっと声質も声量も、違う物が作れると思います。

 本日も読んで頂きまして、ありがとうございました。



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