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発声障害改善したよ コラムを書きます51【vol.181】
この前声に関することで、NHKのトリセツショーという番組を見ました。
内容は声を響かせることと、ストロー発声などです。
その中で声優さんは普段の人が使っている所に追加して、音を響かせることができるということです。それにはハミングが有効だそうです。
結論から言うと、たぶん良い姿勢でないとこの音は出ないです。できるようになれば、小さい声や大きい声。高い、低い。響く、響かせない。どんな声でも出せるようになるはずです。
でも発声障害だとこれ以前の問題なんですよね。アメリカ英語の周波数を真似できない。カラオケの店員みたいに喉声で話せない。そもそもの地声が出ない。痙攣しているんでそうなります。
ハミングやリップロールもやると思いますが、一度その間のクッションとして聞いて下さい。
今日の問いは、「鼻の上の所に重力をかけるような話し方をしていましたか」ということと、「下唇を後ろに引くような声を出していましたか」ということです。忘れた頃にひっそりと教えて下さい。
僕の症状として、口の開け方を左にスライドするというのを、治さない限りは良くなりませんでした。歌の時であったら、左手に歌う感じですね。例えばボトックスの注射を打って、3ヵ月の間に治る。もしくは症状が良くなる。これはあまり聞かないです。
声の出る時と出ない時があるのであれば、原因さえ掴めればと思います。ちなみに僕は吃音ではないので、発声障害は根本が違います。
何だか長くなりそうなんで、なるべく簡潔に書きます。
まず口の開け方で、真っ直ぐ開くのを3つ書きます。さっき書いた2つですね。1つ目は頭のてっぺんから上に引っ張りながら声を出すやり方です。そして3つ目はちゃんと書けてなかった、地声の声の出し方です。
普段どのように話してますでしょうか。ずっと口を真っ直ぐ開けていたら負担は少ないかもしれません。けど最初は適度に試しながらお願いします。
1つ目は鼻の所で響かせていたら勝手になるかもしれません。鼻の上に上から体重をかけるか、そこに下から上に声を当てるかです。両方やっていたとして、後者は突き詰めれば、頭の頂点を上に引っ張ること。この動きになります。しっかり響かせるんだとやればやるほど、この動きはいつか自然になります。
鼻に体重をかけていたかはちょっと思い出せません。ここはちょっとわからないんですよね。ただ今わかることは、感覚は鼻の真ん中より少し上にずっとあったなということです。「あ~」という音を頭の頂点より上に出してみればわかります。
たまにこっちにあったではなく、ずっとこっちにあったで正しいと思います。なので僕はできる限りこの動きをしています。デメリットはないと思いますが、忘れていたら時間がかかると思います。
姿勢としては気を付けに近くなります。感じとしてはアカペラの姿勢。足を縦に引きずるようにして歩く人みたいな感じです。口の開け方だけで言ったら、たぶん真っ直ぐ開きます。
これが1つ目の問いで、「鼻の上の所に重力をかけるような話し方をしていましたか」です。さっき言ったように、感覚がそこにありましたかの方が正しいかもしれません。
練習として、椅子に座ってのエアー腹筋があります。腹筋の時は声が出やすいです。なのでカメラをオフにして、スマホに近づいて話す。その時に普通の姿勢もあります。それと同時に、頭の上で引っ張る。頬と肩が上がる。
そのままをキープして話すのも、根本はこれに近く、鼻側で話す感覚になると思います。どうせならそのままお腹から声を出すのも、やりやすい姿勢です。猫背側をキープしたまま話すのも、意外と僕はできてませんでした。
では次は先に3つ目の地声に行きます。これは骨のアクセサリーを意識するとわかりやすいです。
頭の頂点の少し左を上に引っ張ります。そうすると、左肩が上がります。そして口は右外に開く形になって、それが地声になります。
重力通りに開けているので、それが自然な形ですね。右手で電話を持つ姿勢です。ただ右に体を傾けるのではなく、少し左を上に引っ張ることで、形としては同じになるはずです。
この時の声ですね。基本的には上側に声を出す人が多いはずです。下側で話すにしても、鼻で響かせながら話します。なので完全な地声で話すことの方が少ないと感じます。
ただここは練習なので、思いっきり力を抜いて地声で話しましょう。これで大きな口を開けると、たぶん口は重力通りに右に開いて、地声が出るはずです。
口の開け方で喉には負担になってないと思います。肩の左右の釣り合いも含め、自然な動きでできているか見てみて下さい。理論的にはこの動きでやっているはずですよね。(僕は誰かに習ったわけではありません。)
ここで今後2つの例を聞き分けて行って欲しいと思います。
「あのね」と「あ~ あ~ なるほどね」です。
「あのね」の「あ~」では上75%から下25%に繋げるような声の出し方です。下25%は地声かと最初思いましたが、そうではないかもしれません。地声に繋げてみても、練習にはなると思います。
逆になるほどねの「あ~」では下50%から上50%に繋げます。地声から頭のてっぺんを伸ばす声に持って行く感じです。
前は舌の動きに注目していましたが、今はあまり舌は気にしてません。この2つの「あ」は誰もが使っていると思いますので、滑らかに繋げてみて下さい。
上に向ける「あ」は口の開け方が上側なので狭く、その力を弱めるともう少し口が縦に広く開く感じです。(イメージなので、鼻の所か口の所みたいな感じです) なので細かくは地声という表現ではないと思います。
では先ほどの話し方で左に傾ける場合です。ちょっとわかりづらいです。
頭の上の左を上に引っ張っているとします。そして鼻の左上に体重を乗せるとします。この時は左肩が上がっているので、左目で見る感じがします。慣れたらこの姿勢は崩す必要はありません。
では左手のスマホの文字が見づらいとします。この時に僕はたぶん間違えてました。このまま左の下あごや、左肩に体重を乗せるということは自然ではありません。
口が左側に開くということは、頭の少し右を上に引っ張る姿勢ですね。そして感覚では右目で見る方が自然な気がします。
つまり左の鼻の所より下に感覚が行く時には、少し右で上に引っ張る形で話すか、もしくは口を左に動かす地声の形で話すかのどちらかです。
そもそもが左の下あごの所で話すというのをもうお勧めしません。けれどもしなったら、今言った体重移動と、左目から右目に変えるみたいな動作になると僕は推測します。
では2番目の所で最後になります。
「下唇を後ろに引くような声」ですね。これは食事中とかマウスピースのまま話すなど、そんな時に使っている場所です。
「ありがとう」の「あ」で僕は良く使っている気がします。下唇を閉じた所から後ろに動かし、口の上の後ろで出る音です。そう考えると「あ」の音がどこで作られるかは無意識だったのがわかります。
歌の時に歌声を引くというやり方だけだったら軽かった感じです。たぶん話している時は、頬が上がる方向なら、口は真っ直ぐ開いています。
ちょっと例を書きます。喉を横から見て、「くの字」みたいな声の出し方か、「緩い右カッコ )」みたいな感じです。鼻の所に当てるような「ありがとう」なら前者で、歌に近い感じかと思います。
それに対して後者は今回のように、少しゆったりした音になると思います。単なる姿勢の違いかもしれませんが、同じ「ありがとうございました」でも、尖った感じか、ゆったりした感じか両方あるということです。
言いたかったのは、ゆったりした方は僕は出せなかったということです。できる様になると、斜め上に向かって声を出すことや、2m先の壁でビブラートを当てるなど、声の時点で変わって来ます。
結構前に僕はこの声の出し方をしていた気がすると書いてました。なのでもう一度この話し方を使っていたか自分に聞いてみて下さい。
喉の形も意識して、唇の下唇だけ一旦外す。口の上の奥で声を出す。音の原理としては、頭の上に向かって声を出しているのに近いです。その音を口の上で奥で出せるようになった感じです。慣れたら口の開け方は歪みません。
この声が一番状態を計れる気がします。下手に大きな声をやるより効果があります。前回伝えた前側で声を出すというのに慣れて来たら、これでも声は出ます。実際には地声でも、上に声を出すわけにもいかないので、これを使うことが多い気もします。
ではまとめです。
まずは頭の頂点を上に伸ばすような姿勢です。そうすると感覚も鼻辺りに来ます。鼻の上の所を両方から摘まむような感覚で話せれば、根本的な姿勢は崩れない気がします。
そしてもし口を真っ直ぐ開けられてないとしたら、下あごや肩に感覚があること自体が難しくなります。その時はまた上側に声を出せば、歪みはないです。
この2つに慣れたら、口を思いっきり大きく開けるという日を作ってみて下さい。口の開け方で筋肉が内側に動くということがなくなって、外側に開けられるという動きを戻せれば、喉への負担はないと思います。
負担さえ減れば、さっき伝えた話し方でも、良くなっているか悪くなっているかは感覚でわかるはずです。
この準備があってから最終的に声を響かせる所に行っても良いと思います。これをやっても今なら姿勢の良い所に行き着くはずです。
この動きやったことあるのにというのは僕も何度も体験してます。けれどその都度姿勢や状況は違います。
響かせるのはついでで、今は柔らかく話せれば良いのかもしれません。けれど鼻の所で話す感覚は、もっと早く僕も持っているべきだった気がします。声を響かせるのもきっと間違ってないと思います。
響かせる時に鼻の上に左右均等に力を加える時があります。その時に左右の肩は同じ力加減、同じ高さを意識できるときっと声にも良い影響があります。
本日も読んで頂きまして、ありがとうございました。