発声障害改善したよ コラムを書きます46【vol.176】
前回の続きとして、ちょっと書きます。
まず僕はスポットの所から話す時点で、うまくできていなかったみたいです。
それは話す前の体重移動で、左足に体重が乗っかってから話すような物です。もしくは、喉に意識が行っている間に、舌の腹が離れているような感じです。
(これでも合っているのかもしれません。けどバランスは大事です。)
これを軽減するには、もう一度舌の腹を上に付けて、最後までアーチ状にして使ってみましょう。
僕以外の人でも、日本語の話し方は、「舌の腹が上にいて、呼気を制限しているような物です」「舌は逆V字に使う」と見たことがあります。
僕の表現だと、「舌の腹が上にいて、そこから舌を斜め上に伸ばすように声を出す」と書いています。
まず結果として、この話し方をすると、肩を狭める。そして肩を上に持って行くような動きで話すことができます。舌の腹をアーチ状で、横幅を狭めて行けば、上に内側に行きます。それをすれば肩も同じ動きになります。
軽くは触れていたんですが、自分で忘れていました。
スポットから話すにも、この動きができた上で話せば、姿勢良く話せていたようです。
次は話す感じです。
最近思う話す感じとして、舌には結構感触があると思います。舌の腹の所もできていれば、ただ呼気が通るだけかもしれません。ちゃんと使えていれば、スポット側だけで話すイメージだけでもたぶんできます。
例えば舌がアーチ状で話せるとします。そうなると、子音の発音の場所や、喉はほとんど気にする必要がありません。口の開け方もそうです。そうなると、「アイウエオ」の母音で、舌の腹がどの高さにいるか。それぐらいしか気にしないかもしれません。
話せれば、舌の腹はそんなに気にする必要はないかもしれません。けれど話す時の感触が舌にある以上、意外と舌の腹がどこにいて、舌の先がどこにいるか聞いたら教えてくれると思います。
立ち話の時にみんな手を動かしてますね。そうなると話している時に肩を使っている以上、舌の腹は高い所にあると思います。舌の腹を高くしようと意識してなくても、連動している以上たぶんそうなってます。
では実際にやってみた感じです。
舌が付く上あごは、舌の腹でも、舌先を上に押し上げる形でもどちらでも良いです。アーチ状なので、舌の腹の先ではなく、吸盤化している所で大丈夫です。
まずここを使うと、舌と下唇を上に上げる2点だけで話せる感じになりました。何だか口を縦に動かすだけで声が出る感じです。
真ん中で区切るとやりやすいです。下唇の右側が下から上に動くだけで声が出ます。逆側は下唇の左側です。足を痛めているのもあるかもしれませんが、こっち側で唇を縦に大きく動かすというのは、きっと普段できていなかったです。
これでやると、小さな声も大きな声も両方出すことができます。僕は「カキクケコ」の「コ」が一番出にくい気がしました。
ここで早速注意点なのですが、自分がどこまで声を出せるのだろうとギリギリを練習したくなります。ただそこの力を入った声は、次の日に残ったりします。
「あれ、どうやって普段声出していたっけ。」とたぶんなるので、軽い声からやるのをお勧めします。
僕で言ったら、肩が閉じる柔らかさ。左の腰。右のあごの動き。この辺りは、軽い声でアーチ状でやっていければ充分です。たぶん気になってしまいます。けれど、力の入った声からやっていく必要はありません。
僕は予期不安はありません。だけど、この力で言うと今は言えたけど、厳しそうだなというのはわかります。それが「コ」だったとしたら、一個前の言葉が重要です。舌を上に柔らかく狭めながら、軟らかく次の言葉に繋げるのが大事です。「ケ」自体を、弱めた感じにしてあげても良いです。
もしくは「コ」の音自体を弱めて言ってあげます。舌が上なので、口を縦に長く開けてあげるイメージです。または肩も普段以上に、上に上げてあげる感じです。
僕の場合単なる筋肉的な問題なので、実際のケースではこんなに気にしない方が良いと思います。ただ上側を使っていれば、口の開け方は横ではなく縦で使われると思います。
小さい声から大きい声に繋げる。その逆もですね。僕もまだ必要な動きです。あまり気にせず時間がある時にやってみて下さい。
まとめです。
普段はこんなに下から上に声を出す感じではないと思います。けれど、下唇を真っ直ぐ開ける練習にはなると思います。
それはたぶんスポットの所で、下に下げず高い所で話すということに繋がります。
絶対にこの動きが必要というわけではないです。ただ崩れていた僕からすると、結構必要だったみたいです。
他の動きもありますので、今は上手く行かなくても、また筋肉が整ったら、この動きもやってみて下さい。
本日も読んで頂きまして、ありがとうございました。