見出し画像

発声障害改善したよ コラムを書きます26【vol.156】

 間違っていたことも伝えていた気がするので、再度書きに来ました。

 まず基本的なことです。話す時に口を開けると思いますが、どれが良いかです。

 横に開ける時に「イ~~~」っと言って発声しますね。それで肩まで一番横に開く時は、低い声、つまり地声よりの所に行き着きます。

 ここで話していた感覚はあまりないと思います。けれど海外のVtuberさんの音域が広いことを考えると、ここで話すこともたぶん正解のうちの1つです。

 結果的には口周りの筋肉は上側を使うのが、たぶん正しいです。ディズニー映画の英語みたいなものです。だけど口を横側に開いて、地声よりの時は、ここもたぶん使えた方が良いです。そして基本の動きになります。

 では次は縦に開ける時です。これも基本は声の声量が大きくなるにつれて、口も大きく開けます。

 つまり家の声量よりも、外の方が大きく開けるイメージがあった方が良いでしょう。右肩を前で、頬の所も使えていると、ちゃんと開けられているような錯覚があります。

 実際に大きく開けてみましょう。一番開く時は、後頭部と背中と右の肩の後ろが一直線になるような感覚があると思います。つまりここまでしっかりと開けなくても、家の時よりかはこっちに開ける動作を作った方が良いでしょう。

 今回書くのは絶対ではありません。右肩が前で声を作る時もあります。けれど基本は、声が大きくなれば、口もより大きく開きます。小さく開けたまま、大きな声を出そうという動作は、あまりして来ていないはずです。そして少しずつ大きく口を開ける動作も、取り戻していきましょう。

 カラオケの時に、僕は息を吐くやり方から、息を吸うやり方に変えました。何でこれで最初は声が出るのか謎でしたが、今では無意識でこれで歌えます。

 この時に使う筋肉の違いと言えば、何となくわかってもらえると思います。マイクを使わずに、地声よりにキーを下げて歌う。もしくは話す。結局僕はカラオケでは、普通に歌う以外の練習はやって来ませんでした。

 この時に体の後ろ側を使うので、口は開いていたと思います。そして個人的な見解では、歌だと頬を高く使ってないかもしれないので、このイメージのまま話すのが良いと思います。

 歌だと難しいので、話す方に戻ります。口が大きく開くということは、唇の外側が普段よりも、外に大きく使えるということになります。下あごは一度口を開けるだけの動作に専念しましょう。そうすると、唇と頬の所で声を調整することになります。

 肩が後ろに来ます。そして口を大きく開けるということは、肩甲骨側の肩も、より広く大きく動かすことになります。

 
 今回メインで伝えるのはここだけです。過去には、ちょっと体を使って、声を押し出すイメージで発声を伝えることが多かったです。

 声を出すのに、喉を震わせる。口で空間を作る。舌で姿勢と発音を作る。これでたぶん伝えてます。

 けれど地声などの声を出す所がある。そして声が大きくなれば、口も最大限に動かす。その時に連動する筋肉も大きく動く。そういうことです。

 ちょっとわかりづらいですが、口が開けば、腹筋の時ぐらい肩の上の筋肉を使うということです。後は唇の外側を使えば、頬の筋肉も連動して、大きく使われます。そして高く大きく使われれば、横の歪みも少なくなります。

 だからまずは地声よりの所で、ちゃんと周りの筋肉が使えているか探してみましょう。この場所も使ってないように見えて、両方を使っている気がします。

 例えば「た」の音でも、音が出る姿勢を作ってから声を出します。それでも正しいのですが、腹筋の肩が横に開いている地声よりから声を出す。少し下からのイメージになってしまいますが、この方が癖のない自然な声の出し方かもしれません。

 
 ちなみにこれは基本的にはなので、別に地声で声を出す練習をする必要はありません。ただ横に大きく開けても、横に歪まないし、縦も同じ所で話せます。縦に大きく開けても、問題がなければ、今までより沢山筋肉が使えるはずです。

 ではこれができるようになって、もう一度上側で声を作る動きを伝えます。

 引っ張っている側が左だとすると、こっちの動きを少し変えることになるかもしれません。唇の左端が上に上がるような動きです。そうなると左肩も上に前に使っても少し違う角度かもしれません。

 下あごは四角いイメージで少し上の前に上げる感じかもしれません。僕はあまりこの動きは意識してないですが、たぶんこれで使っている人も多いです。そしてそれから口を大きく開くので、後ろに大きく開きます。

 下あごの左は横に広く使います。そうなると上あご側は肩の閉じ具合によって、内側を使うことになると思います。右もほぼ同じ動きになるので、左だけイメージしていれば良い気がします。

 この動きになれば、肩で前側を使っても、頬や唇を上に前に使えます。そして口の開け方も広く開けることができます。

 もし歪みなどがなくなれば、この動きで元の筋肉の状態に戻ると思います。

 例えば机に肘を置くだけでも姿勢は変わると思います。負担や使えてない所がないか、もう一度探してみて下さい。

 また椅子に座っている時でも、口を大きく開け、唇の外側と頬の筋肉を使う。これも楽な姿勢なのか、長い時間話せるのかチェックしてみて下さい。

 
 追加

 5ヶ月前くらいにシャドーイングという、言葉を追いかけて話すというのをやっていました。今の違いについて思うのは、頬の筋肉の所です。伝えている通りに、今はスマホに毎日2時間話しています。頬の上側の筋肉はこれで戻って来ます。(普段の発声より、地声に近いかもしれません)

 当時の自分に言いたいことは、後は口を縦に開けて話すことです。その時はあまりこれで出やすい印象はありませんでした。頬もそこまで動く話し方ではないです。けれど歪みなく上と後ろを使うには、必要な動作な気がします。(慣れるまでは、下あごは横にしっかり開いてあげた方が良いと思います。しゃくりが原因なら、この低くて後ろ側の「カ行」に近い所です。)

 頬の筋肉が戻ると、おでこを前にしても、スマホを見ても崩れにくいです。もし頬や肩が前に行くと声が崩れやすいと感じていたなら、舌や頬の筋肉で体を受け止めることもやってみて下さい。

 少し前側で話す比重が多かったですが、後ろ側で話すことも声を出すには大事です。話す時に腰に手を置いているのであれば、話さない時も腰に手を置くぐらい意識した方が良かったみたいです。

 基本的には頬の筋肉は上側で問題ないです。そして話す時には割り箸発声である、後ろと横側をもっと意識した方が良かった気がします。この辺りを意識して話していれば、もし言葉は出なくても、話していた姿勢と筋肉量に戻るはずです。

 本日も読んで頂きまして、ありがとうございました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?