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発声障害改善したよ コラムを書きます41【vol.171】

 では続きは、本題の押し出す声について書きます。

 ①右足1本の線に重心を合わせます。左から4番目のレーンですね。そのまま、そこのラインの鎖骨辺りを前に出し、右のつま先に重心を持って行きます。

 ②このままではまだ話しません。今は左肩は上下に動く感じだと思います。ここから右肩と右あごを扇状に外に上に上げます。そうすると左肩は横にメインに動く動作になります。

 ③この後に話します。左肩が内側に動くので、右肩の関節は50%は後ろに下がるイメージです。

 補足します。

 ①では舌の腹の前側でいつでも声が出せる状態になってます。そしてこの時点で右の肩甲骨は上げて大丈夫です。このままだと力を入れることができるので、②で高くすることで、力が余り入らないようにできる意味もあるのかもしれません。

 このラインに右目もあるので、ここに重心を乗せるのかとも考えましたが、目には重心を乗せなくて良いみたいです。勝手に目で追っていれば、自然と使われる感覚です。
 
 ここの感じは「よーい」の感じです。「どん」は左足のつま先を使い、たぶん右肩は前に行きます。細かく言うと、どっちにもすぐ動ける感じです。

 最初は舌は付けなくても良いかもしれません。右のつま先と右の鎖骨で押します。けれど右肩の関節は後ろに動きます。声が出なかったら、体は動くかもしれませんが、声が出ていたら、そんなに体は動く感じではありません。

 どちらかと言うと、最初は左肩と左の腰の方が上に前に行くので、動く感じはあると思います。


 では後はこの件について軽く書きます。

 右足1本はハンモックなどの動きで使っていたみたいです。壁につま先で重力をかけたり、左足を組んでも良いです。

 左から4本目のレーンを意識して、腕組みをします。左手が上ならそこに向けて、舌は少し伸びるような動きになります。右手が上なら、しっかり右から動かすのが大事ですが、あまり動きません。両方とも滑らかに動かして、舌の腹の前側で支える。もしくは話すことが大事です。

 この右足の重心には、左側は大きく動かしてあげることが大事です。おでこがちょっと右に動く感じを使っても、バランス的には良いと思います。伝え忘れてましたが、この姿勢で話せても、普段の姿勢では特に左側の筋肉は上と前側をしっかり使った方が良いと思います。

 古典的には、右の足のつま先の前に左足を置いて見ると良いでしょう。

 
 では普通の動きに戻ります。

 左足1本での重心は僕は沢山使っていました。右が高くなれば、左もまた高い位置で使えるようになります。

 真ん中の姿勢は重要です。これは間違いありません。家だったら話せるというのは、あまり重力を強く使ってなければ話せるということになります。遠くの物を取ったり、強く前重心を作る必要がないからですね。

 ちゃんと高く使えるようになれば、第2と第4のレーンも、真ん中でちょっと左右を使っている。そんな感じで話せるのかもしれません。

 僕はたまたま真ん中で、腰に手を置いて、姿勢を変えずに舌の腹で話す。これで家で話せる所までなりました。こう考えると、これも理由があって良くなったのかもしれません。

 では右足の所に戻ります。ここではまず、姿勢良く真っ直ぐ高くしていくのが大事です。それと同時に横においても、左右均等に、そして上下もバランスを取ると、右の口も横に大きく開くのがわかります。そして左肩も勝手に高く上がります。

 だからこれで話さなくても、運動としてこれをやっても良いと思います。体を右に傾けると、右肩を上げないと下側からの声になってしまう。だから勝手に右肩が上がる動きになる。だから話す時も、口の上側を使うために右肩が上がる。それに合わせ左肩を同じ高さに持って行く。たぶん原理はほぼこれと同じ動きで話してます。

 
 ではまとめです。

 つま先側の重心は、歩いている時に使っていると思うかもしれない。けれどこれで治れば、肩こりの人ももっと少ないと思うので、ちょっと違うはずである。そうすると、上に伸ばす動きは大事な気がする。

 後は僕は高音が出ないというより、しゃくり側の声が出ない感じだったので、他の発声障害の人の症状とはたぶん違います。なので筋肉の動かし方など、必要な所だけ使ってみて下さい。

 後で見ると、右重心の方がメインで使っていたのは自分でも知らなかった。ただ中央を軸に、左右どっちでも使える状態という表現でも正しい気はする。

 
 やっぱりしゃべれる人の感覚からすると、スポットの所から話すこともよくあることなのではないかと思います。もちろんこれでなくても話すことは可能です。

 そうなると足の所で、左右のどちらかにかかるということが少なくなります。上側にも力が分散されるし、必ず両方から真ん中に力がかかるからです。

 そして舌はほぼ上で使われますし、舌だけで支えたり、声を出すという意識も少なくなります。

 さらに歪みなく、毎回真ん中を使う動きになります。

 背もたれのある椅子や、前重心の時でも、動きを助けてくれると思います。

 ただこれは僕の場合には、これだけやってもできるようになりませんでしたので、人によっては段階が必要かもしれません。

 普通に話そうとすると、いつも通りの動きになってしまいます。もし右側が弱っていたら、コーヒーカップを取りに行く時に、右の肘を引きずるように取りに行く。こうすることで、口を横にも縦にも大きく開ける筋肉が鍛えられるかもしれません。

 これができて、この状態で話す。受話器を持って来ながら、すでに声を発する。こんな動きに繋がるのかもしれません。

 右側の動きができるようになったら、自然と真ん中でも話せるようになった。このようなこともあり得ると思います。

 僕も普段はそんなにちゃんと話していないので、普段はスポットを意識して姿勢を作ります。話す時は今回伝えたように、スポットは使わず、どこか力を入れない感じでも話してみて下さい。どこかが整えば、僕みたいに口をあまり開けずとも、話せるかもしれません。

 ゴールはスポットの所から話せることかもしれませんが、1歩1歩積み重ねて行くことが大事です。

 本日も読んで頂きまして、ありがとうございました。



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