リファラル採用のコツ|採用は社長の日々の行動からスタートしている!?
こんにちは、現在日本を旅する経営者の三木です。
前回は、史上初の大学生スポーツチーム経営者として、クラブ経営の新常識について「クラブ経営3.0」「スポつく」の内容を発信しました。
そして今振り返ると、こういった取り組みができるのは、僕を支えてくれる仲間がいたからだということを、しみじみ感じます。
自社のことで恐縮ですが、スポーツネーションのメンバーは信じられないくらい優秀です。そして、とてつもなく人間性も良い人しかいません(笑)。
まだメンバーは10人もいませんが、年齢も20代〜40代までと幅広く、僕以外は語学堪能で英語、スペイン語、中国語で仕事の対応が出来きます。
さらには年収5000万以上稼いでいた人がいたり、上場企業のインスタマーケをしていた人や起業経験者も4名います。
正直、この規模の学生ベンチャーには考えられないような個性と実績を持った人が力を貸してくれています。
ほとんどが、いわゆる「リファラル採用」(僕は奇跡採用と呼んでいますがw)でジョインしてくれたメンバー。
では、そもそもなぜこんな若者の僕に力を貸してくれるのか、考えた結果たどり着いたのは自己理念でした。
今回は僕の自己理念が確立されるにあたり、どのような幼少期を過ごしたのか。
そこから何を学んだのか、そして今どう活かされているのか、いろいろと正直にお伝えいたします。
誰かの幸せに全力を尽くす|幼少期に母から刻まれたマインド
そもそも第一に、僕の今の自己理念は母が幼少期に口酸っぱく言っていた、
この3つの教えが根底にあります。
今でこそ母の教えを忠実に守っていますが、幼少期の僕はなかなかやんちゃしていました(笑)。
授業も真面目に聞かず騒いでいたり、自分が集団登校の班長のときに「班長より前を歩くな!」とジャンパーで友人をひっぱたいたり(笑)。
ただ母はそれに対して黙っていませんでした。僕は人生で唯一2回だけ母親にこっぴどく怒られたことがあるのですが、その時は必ず職員室や友人の家に一緒に謝罪に連れて行かれもの凄く反省させられました。
母は法律を守っていれば自分で考えて自由に好きなことをしなさいという教育方針のもと、何かを強制したりはしませんでした。
しかし、思いやりに欠けていたり、他者に迷惑をかけることに関しては本当に厳しかったです。
きっとそこで母も僕の性格を矯正しようと思ったのでしょうね。
僕も当時は、バレたら終わりだと思ってたので親に怒られることが怖いと単純な気持ちでそこからお利口さんになりました。(笑)
そんな中、小学3年生のときに、より母の教えを守ろうと意識するようになりました。
ある日、僕は友人と遊んでいて友人がいたずらをしていたのですが、僕自身は悪いことをしておらず、たまたまその近くにいただけで一緒に先生に怒られた事がありました。
そのとき、母に怒られるかと思ったのですが、僕を信じてくれた母は先生に対して、「それは筋が通っていない」と言い僕を守ってくれたことを覚えています。
そこで子供ながらに信じてくれたことが嬉しく、現在でも母の教えは頭に刻み込まれています。
特に「情けは人のためならず」は僕も大事にしている言葉です。
例えば「友人のお見舞いに巨大な千羽鶴を持って行ったり」「後輩が東大を受けたいといった時に勉強を教えたり」と、周りに困っている人がいたら特に何も考えずに手伝っていました。
ちなみにその人達は現在のメンバーになったり、メンバーを紹介してくれたりと力を貸してくれています。
他にも友達の誕生日にサプライズを仕掛けることが好きで、4時間ぐらいプレゼント選びに時間を使ってしまうこともあります。
大学二年生のときに自己理念を決めようと思って自分の過去を振り返っていました。そこで、根本的に僕は「誰かの幸せに全力を尽くすこと」が自分が一番幸せを感じられる方法なんだなと気づくことが出来ました。
正直心に余裕がないと4時間かけてプレゼント選びは出来ません。(笑)
しかし自分にとっては自分の心に余裕を持った状態で、誰かのために時間を使っているときほど幸せな瞬間はありません。
そのためには、時間もお金ももちろん必要なので幸せのためにお金を稼ぎます。
今でこそこのように自己理念の軸が定まっていますが、改めて、Sports Nationで掲げている経営理念は、僕自身を投影しているものだと思います。
そしてこの理念に共感した人と出会えた時、信頼できる仲間をリファラルで採用できると考えています。
リファラル採用の成功|無意識の行いが採用成功の鍵だった
現在一緒に仕事をしている仲間たちは、一般的な採用媒体を使ったリクルート活動で集めたメンバーではありません。
冒頭で紹介した通り、「東大受験のため勉強をちょっと教えただけの白井くん」を始め、これまでの人生で僕が関わってきた人、そして、その人達の知り合いが中心です。
起業をする前からの繋がりが不思議な縁で繋がり、今は仕事仲間として一緒に働いています。
他にも9歳上の副社長の高橋は、大手を出た後に起業をし、もともと何千万もの年収を稼ぐ男でした(笑)。
普通ならそんな人が、僕のようなどこの馬の骨とも分からない人に協力する理由はないのでしょう。
しかし、会社のミッションを真剣に伝えたことでその仕事を1日で辞め、副社長として僕を支えてくれています。
また、イベント運営のために学生1万人を集め、今は海外トップの大学を受験している石坂も昔リクルートの事業立ち上げを手伝っていたメンバーです。言わずもがな、姉は僕の人生の一番長いパートナーです(笑)。
一つ僕の採用に特徴があるとすると、僕がどうしてもその人と一緒に働きたいと思ったときは好きな子に告白するくらい熱心にアプローチをします。
そのための唯一の僕の武器が、理念を真剣に伝えるということ。
どういう世界を作りたいのか?なぜやっているのか?なぜあなたなのか?
そうやって一人ひとりに真剣に向き合うことが、採用においては一番重要。採用とは、その人達の人生を預かるということです。
リファラル採用の話をすると、周りからは「再現性がないから参考にならないよ(笑)」と言われます。
でも本当にそうでしょうか?僕は、ある意味再現性があると思います。
その時々は自分にとって何の利益もないかもしれない。
しかし、目の前の人を支援していると、自分が何か行動を起こそうと思ったときに必ず手を差し伸べてくれるものです。
その一つが採用という形で自分に返ってきている。
それがスポーツネーションのリファラル採用の全てだと思っています。
ちなみにスポーツネーションの採用で唯一僕が見ている点が「自己肯定感の高さ」です。
何が起こるか分からないベンチャー企業において、とりあえず「自分たちなら何とかできる」と思えることは何よりも重要だからです。
そして僕を始め、メンバー全員が自己肯定感の塊です(笑)。
何か困難や逆境にぶつかっても「なんとかなるでしょ!」と、前向きに突き進んでいきます。
根拠のない自信だとしても、「いける」と思ったら突き進み、副社長の高橋をはじめ、社員のみんなが全力疾走をしている僕を周りから支えてくれています。
それが今のスポーツネーションの形です。
周りのメンバーはも、マインドや人生における価値観が、僕と似ている部分が多いと思います。
だからこそ、僕の自己理念が投影されたスポーツネーションに共感し、ジョインしてくれたのでしょう。
自己理念の確立|掲げるVALUEは自分の分身
そもそもスポーツネーションでは
の2つを掲げています。
「応援」はある意味「情け」と共通するポイントがあって、「見返りを求めずに奉仕する」という無償の愛だと思っています。
ただ、無償の愛だけではどうしても経済的に続かなくなってしまうことをクラブ経営を通じて強く感じました。
そこで、スポーツネーションでは「スポーツチームを応援する人達」が繋がり、相互に応援し合うことで経済的にも発展していく世界を創ろうとしています。
そして「豊か」とは、「経済面」「心理面」の両面がその人にとって満たされている状態だと考えています。
つまり、他者貢献が回り回って自分に返ってくるという個人レベルの現象を地域全体で起こそうとしているのです。
また全部で7つのVALUEは、上から順番に僕の中で重要度の高いものとなっています。
特に、1~4までは自己理念に通ずることが多く仕事をする上ではもちろんですが、それ以前に人として大切にすべき根本的なスタンスを示しています。
5~7は、その上で会社を成長させていくために必要なVALUEとなっていて、知的好奇心からくる成長意欲を持ち、最終的に結果に徹底的にこだわることが大切だと思います。
ただ極端な話、例えば毎月1,000万円の利益を上げる営業マンだとしても、1~4に共感してもらえない人であれば、絶対に採用はしませんないです。
仕事である以上、7番目の結果に関してはコミットすることは当然。
ですが、他のVALUEを体現することで、最終的には結果を出せる人間に成長する、それが僕の考えです。
このように、経営理念に関しても「誰かの幸せに全力を尽くす」といった自己理念であったり、母から教わった「情けは人のためならず」この2つが基となっています。
僕はビジネスを考える前に、生きる上での判断軸として理念の確立から始めました。
だからこそ企業理念を作らないという発想がありませんでした。
そもそも会社やクラブを経営する以前に自己理念に沿って生きていて、自己実現をする手段が会社であると思っています。
経営者は日々意思決定を迫られる場面が多くいため、最終的に決めるのは自分です。そうなると、最終的に自分の判断軸を基に意思決定を下します。
最終的に決めるのは、自分なのです。に行き着きます。
会社のミッション、ビジョン、バリューは、経営者の判断軸を従業員に示すもの。
そう思っているので、社長がこういう判断をしますということに共感して入社してくれた人は、苦しいときにも付いてきてくれると思います。
今でもこの理念に共感してくれるメンバーが活躍していることや、過去に協力してくれた人が今も支えてくれていることから、この理念は間違ってなかったと確信しています。
さいごに。
メンバーをもっと詳しく紹介していきたいのですが、一人ずつ紹介すると長くなるので、それぞれにフォーカスし、次回のnoteで紹介していきます。
スポーツネーションにはどんなメンバーがいるのか、どんなバックグラウンドがあるのかを、根掘り葉掘り聞いていく予定ですので、ご期待下さい。
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