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観たいのは非現実な光景……ではないのか…?

文春砲という言葉がすっかり定着しました。
不倫をしていた芸能人を暴き、叩く。
そんな流れ。

そもそも、芸能人という、無関係な第三者が、自分と無関係に不倫をすることの、どこに怒りを感じるのだろう…?と思っています。

で、何となく思ったのは、テレビ(=自分と関係のない世界)に理想像を求めているのではないか、ということ。
不倫という良くないことは無くなってしかるべきだし、喫煙も、シートベルトも、法律に則ってちゃんと模範的にリーガルにすべし。そんな絵を映すべし。
そんな風に視聴者が思っているのかなぁ、と。

その流れで1つ気付いたのは、「仲良し礼賛」。
○○の人気の秘密、とか、○○が好きな理由は何ですか? みたいな話になったときに、グループの仲の良さが挙げられてることが多くなってきてると思うんです。

テレビに理想像を映せ!という要望で言えば、当然仲の良い人たちを映すべし!という流れになるワケです。

ジャニーズなんか典型かなぁ、と。
グループ内外の仲良しエピソードは喜び勇んで放送されているような印象が有ります。

自分たちの現実の、上手くいかなさがあって、その反動を画面の中に求める傾向が強くなってるんじゃないかと…
個の時代だと言っておいてSNSが流行る。イイネ厨のような承認欲求が強くなってる人が増えている。

そういうことなのかな、と。

個人的にはテレビの中にこそ、現実的ではない、「危険な香り」が有って欲しいと思うんですけどね。
「あんな人、絶対サラリーマン出来ないよねー」という人にテレビの中に居て欲しい。
やたらと色を好んだり、本音を言いまくって周りと喧嘩したり、道徳的にハミだしてみたり…(法律をハミ出すのはダメですけど)

穏当な芸能界に、存在意義なんて無い、…と思うけどねぇ…

あー、そもそも、欅坂46の全員選抜の話をしようと思って書き始めたんだったわ…!(笑)
ほら、何か次のシングルだかで全員選抜じゃなくなる、みたいな噂を見かけたので…
欅坂46の良いトコロでもあり、悪いトコロでもある、全員選抜。
仲の良さ(一体感)を生む一方で、競争意識の欠乏を招いているんじゃないかという議論がずっとあったワケです。
で、平仮名けやきからメンバーが選ばれて、漢字欅の誰かが選抜漏れするんじゃ…?という噂を見て、さてどっちが良いものか、最近じゃ仲良しって推し理由の結構な比率占めるよなぁ、みたいに考えが進んで、冒頭の話になったんです。

どうなんでしょうね、諸々…。

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