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ペットロスを考える・哀愁のチムチムチェリー 最終話



どうも。
犬の散歩はやっぱり海で
夕陽に向かってダッシュだよな
と思ってしまう むらさき納言です


私は本当に動物が好きで、今まで飼ったペットは犬、猫、ハムスター、ハツカネズミ、ひよこ、十姉妹、セキセイインコ、金魚、カエル、山椒魚、雀、ムクドリ、熱帯魚、亀、そしてアリ。
つい先日まで冷蔵庫の中にクリオネが居ました😃
現在のわが家ではパートナー担当で、カブトムシの幼虫が30匹程同居中です😗
子供の頃は家の周りに、生き物たちのお墓がいっぱいありました……



ビリーに襲われたチムは、子を宿していた💧
昔は動物病院も少なく、高額な避妊手術はしていなかった。 雌犬を飼う事はリスクが高かったのだ😓

2月の寒い雪の日だった。
夜中にチムは出産、初めてで動揺したのか育児放棄をしてしまったのだ。 3匹生まれた仔犬たちは極寒の中、息絶えてしまった…

翌日学校からすぐ帰宅した私は、母から命じられるままに亡骸を埋めた。
今の時代だったら、こんな事を小学生の子供にさせるだろうか…
甚だ疑問だが、とにかく徹底して責任を取らされたのだった🥲

その日の夕方の事だった。
チムが犬小屋に引きこもってしまい、餌を持って行ったのに出て来ない。 心配になり犬小屋の中を覗くと仔犬を抱き抱えていたチム😳
私はびっくりした。 もう一匹後から出産したのだ。
最後に生まれた仔犬を大事そうに舐めていたチム。 生まれた仔犬は雄で全身茶色。 首のところだけ白くビリーに似ていた。

私は母に元気な雄犬なので飼いたいと頼み込んだのだ。 
先に亡くなってしまった兄弟犬の事も心に引っかかっていたのか、冷徹な母も意外にすんなりと許してくれたのだった。
    (本当にそうだったか?…)

生まれた仔犬は金太郎と名付けた。
チムは金太郎をとても可愛がっていた。 もちろん私も。 愛くるしい仔犬だった。
私は金太郎を抱いて山本さんの家に行ってみた。 鎖に繋がれたビリーが居た。

 「金太郎、ほら お父さんだよ」
 「ビリー、お前の息子だよ」

私はそれぞれに話しかけた。
金太郎は足をバタバタさせていたが、ビリーは我関せずといった風だった。 まぁ、人間の場合も生ませっ放しで育児参加しない男は居るからな。。。
今の私ならそう思うのだが、その当時はそんな事は考えずに感動の父子対面を演出し、悦に入っていた。

チムと金太郎は仲良く暮らしていた。 なのに…

ある日学校から帰宅すると、チムの姿が無かった。 首輪と鎖が残されていて、金太郎は犬小屋の中で眠っていた。

   「チムは? どうしたの?」 

母は何事も無かったかのように  

  「保健所に行った」

その ひとことだった… 😨


その後、金太郎は2歳まで居たのだが、私の不注意で鎖が外れてしまい、そのまま逃走してしまったのだ。
私は泣きながら探し回った😭
チムが居なくなった時は金太郎が居たからまだ耐えられたが、チムの分まで不安と後悔と涙でぐちゃぐちゃになるまで大泣きした…

いくら探してもずっと待っても
金太郎は帰って来る事はなかった…



冒頭の写真のミニチュアダックスは一昨年に亡くなった今のわが家の愛犬です。 17歳2ヶ月まで生きてくれました。 これといった病気も無く、事故にも遭わずに天寿を全うしてくれました。
最期は私の腕の中で眠るように…

その後、恐れていたペットロスは全くありませんでした。 長生きしてくれた事に、ただただ感謝しかあ
りません。
そう感じたのはチムと金太郎、その他たくさんの早逝してしまったペットたちとの別れ、悲しみ、そして深い後悔があったからだと思うのです…
いつかあの世に行った時、虹の橋のたもとで待ってくれている、皆んなと再会するのが楽しみです。
その時は全員で、夕陽に向かって 
ダッシュしたいと思うのです。。。


走れるのか
膝が不安ですが… 😅





  









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