「オヤジ狩りに遭いました。」
先日、膝にゴッツイのサポーターをしてジムにいらした会員のIさん(40代男性)。
怪我の理由を聞くと
「オヤジ狩りに遭いました。」
Iさんお得意のジョークです。笑
I さんは筋力、筋持久力、スピード、敏捷性、巧緻性など
柔軟性以外を兼ね備えたフィジカルモンスター。
ベンチプレスは100kg手前。
当ジムの自走式ランニングマシンで30km/hオーバー。
一般人には狩れません。笑
怪我をしていても、他の部位はトレーニングする
どんな状況であれ、トレーニングを継続しようとする姿勢がIさんのフィットネスレベルを高め続けているんだなと改めて感じました。
さて今回は、
Iさんが怪我をした膝内側側副靱帯(以下MCL)についてです。
スポーツ現場でよく怪我をする部位なので、
読者の中でMCL損傷を経験された方もいるかもしれません。
どんなときに損傷するのか?
膝関節に
外反(外に反る動き)や
外旋(外に捻る動き)
の力が加わることでMCLに負荷がかかり損傷します。
ラグビーやレスリングなど、
相手のタックルを受け止めようとして起こることもありますし(接触型)、
バスケやバレーなど、
速いスピードから急ブレーキをかけたり、方向転換で切り返したりすることで起こることもあります(非接触型)。
治療法
怪我をしてすぐのタイミングは炎症があるため、
患部を氷でアイシングしてください。
湿布はダメです。
次に、Iさんのように、
サポーターをつけて患部をなるべく動かさないようにすると良いです。
冷やして、安静にして、
まずは炎症を抑えることを優先させます。
次が重要なポイントなのですが、
腫れや痛みがある程度治まってきたら、少しずつ動かし始めてください。
固定期間が長いと治りが遅くなりますし、
周辺部位の筋力低下が進み、怪我を再発しやすくしてしまいます。
痛みが出ないギリギリのところを見極めながら、
少しずつ動かしたり、体重をかけたりしてください。
リハビリ部位
損傷した時点で筋力は多少なりとも落ちていると考えてください。
怪我の再発を防ぐためにリハビリをしておきましょう。
強化しておきたい部位は、
大腿四頭筋(特に内側広筋)、内側ハムストリングス。
トレーニングで筋力アップを図るとともに、
ストレッチやマッサージなどで筋肉を使いやすい状態にしておきましょう。
Iさん、お大事に。
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