非効率な練習方法
今回はスポーツをやっている方に向けての内容です。
私は高校生の頃、柔道部に所属していました。
私立で県の中でもそこそこ強い学校だったので、練習もハードでした。
練習後に体力が余っていると練習をサボった=悪、
と思われる空気がどことなくあったため、
毎日力を出し切るくらい練習をしていました。
(練習頑張って疲れ切っている演技もしてました。笑)
1日休んだら取り戻すのに3日かかってしまう。
強くなるためにはこの練習を毎日積み重ねていけばいい。
当時の私はこれが最善の方法だと思っていましたし、多くの選手、指導者はこのような考え方ではないでしょうか。
しかし、今は考えが違います。
スポーツ現場、特に武道でよく使われる言葉として
『心・技・体』
があります。
心=精神
技=技術
体=体力
と捉えてください。
この3つが大切だよ、ということなのですが、
とにかく一生懸命がむしゃらに練習して、
この「技」と「体」を一緒に鍛えようとしていたのが昔の私。
一見効率が良さそうに見えますが、振り返ってみると
そうでもなかったな、むしろ効率悪かったな
と今は思っています。
一緒に鍛えることのデメリット
競技練習の際に技術だけでなく体力も向上させようとしたり、
トレーニングで体力だけでなく技術も向上させようとしたりすると、
怪我のリスクが高まります。
特に運動神経がいい天才タイプは、
体が出来上がっていなくても動けてしまうので、
自分の動きに体が耐えられず怪我してしまう印象です。
怪我をすればその期間十分な練習ができませんし、
選手生命に関わるほどのダメージを負う可能性もあります。
また、この場合、練習やトレーニングの目的が曖昧なので、
得られる効果も中途半端なものになります。
効率的なトレーニング
技術を高めるトレーニング、体力を高めるトレーニング
というように、目的をはっきりさせてトレーニングをすることが、
競技レベル向上に効率的だと考えます。
もちろん、試合に近い感覚を得るために競技練習で追い込むことも必要ですが、
普段はこのように別物と捉えて取り組むと、先ほど挙げたリスクは軽減できます。
部活やチームに所属していて、練習メニューが自由に組めない人もいるでしょう。
もしそこが身体を壊すほどハードなトレーニングを強いるところであれば、
監督、コーチの目を盗んで上手くサボることも大切です。
真面目な人ほどサボることに罪悪感を感じるはずですが、
自分の競技力向上のため、身を守るためには必要なことです。
一度自分の練習方法を見直してみてはいかがですか?^^
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