【自己紹介1/2】曲線は面白い。雅=巴煌詠による曲線と面の世界。
巴煌詠(ともえ こうえい)と申します。
僕は「心に輝きを灯す雅なアート」を日本国内外のすべての人々に届けるべく、アート制作と発信をしています。
煌めきを詠むと書いて煌詠。
心の内にあるかがやき【煌】を自分の中にある思いを見える形にして伝える【詠】という意味を持たせました。
実に雅だなと気に入っている名前でもあります。
さて、さて、1本目の記事は私についてご紹介しましょう。
錦鯉によってはじまった物語
改めまして、巴煌詠(ともえこうえい)です。
錦鯉をテーマにアート(NISHIKI_GOI)を作っているんですが、これ、ただの錦鯉アートとしてみていないんですよ。
僕にとって錦鯉って、日本の歴史、文化の象徴でありながら、どこか普遍的な「命の巡り」を感じさせる存在なんです。
このテーマを「雅(みやび)」という日本独特の美意識と「グラフィックデザイン」の要素を組み合わせ、私は現代アートとして再構成と再構築の実験をしています。
雅こと、巴煌詠の歩み
1993年4月、僕は東京で生まれました。
スーツのデザイナーの母と建築家を志していた父の元に生まれ育ちました。
家というより、アトリエや工房のような環境で育った影響か、すでに市場にある既製品ではなく、自身が関わったことで生まれることに意味を見出していた様に思います。
「自分も何か自分だけのカタチを探求していきたい」と、巴煌詠ならではのカタチを追い求めて動き出します。1998年のことです。
これが後に大きな「きっかけ」となります。
1998年に発表されたiMacの工業デザインやスティーブ・P・ジョブズ氏のデザイン哲学にも感化されたのもこの頃でした。
外部から各ユニットの役割が分かるくらいに整理された造り、宇宙船のような筐体デザインに未来のワクワク、これを作った人々への興味やリスペクトの思いを持ったのも昨日のことの様。
今でこそ一般的になったイベント、WWDCもといMacworldを誰よりも心待ちにする。
そんな幼少期を過ごしていたわけです。
そこを経て、2011年。
高校時代に谷口広樹さんの生命やその営み、情景を描いたアート作品やを見て、幼少期の「きっかけ」を思い出します。
後に母校となる谷口先生が教鞭をとる大学へ入学し、谷口先生の元でグラフィックデザインと商業イラストを学びつつ、自分だけの「線」「面」の表現を、描きたいものを探しはじめます。
まだまだ自分なりの線を探す。
どう足掻いでも、周りの友人の作品が面白い。
焦るが確実にを胸に実験作品を作り続ける。
これが実に時間がかかる訳で!
その探求の途中、グラフィティーアートに傾倒して25mのマスターピースを描いたり(中目黒に作品があります)派生してピシャソンを描いてみたり、そこから派生してフォントを自作したり、イメージに合う音作りをしてみたり。
2016年3月学校を卒業。
どれをとってしても私の雅とは異なる。
紆余曲折する中、幼少期の思い出や自身のバックボーンに思いを馳せ、自身にとって何を作り出すことが「雅」に一番近いのかを考えました。
Macintoshとアートに熱狂していた幼少期、家族でよく行っていた喫茶店とそこの大型水槽で飼われていた錦鯉の優雅な姿、それこそ雅だと思い出したわけです。
2019年5月、錦鯉アート「NISHIKI_GOI」は生まれました。
NISHIKI_GOI。
海外の方にとってみても、身近に感じてほしい。
錦の鯉、NISHIKI_GOIとしました。
錦鯉、ただ泳いでるだけなのに、
めちゃくちゃ力強くないですか?
命が巡り続ける感じとか、人と人とのつながりとか、そういう普遍的なテーマが詰まってるんですよ。
少なくとも僕には輪廻転生、森羅万象を想起させる雅で力強い生物に見える!
だからこそ、「心に輝きを灯す雅なアート」として、皆さんにNISHIKI_GOIをお届けしたいのです。
森羅万象へ敬意を、輪廻転生に愛を。
雅なアート=巴煌詠がお届けします。
作品世界の紹介
僕の作品は、曲線や色彩で錦鯉の美しさを表現しています。
たとえば、「NISHIKI_GOI 丹青回遊 青II」という作品では、水面のようにもNISHIKI_GOIの肉体の様にも見える曲線と鮮やかな青が特徴です。
この作品には、「よき日も考える日も常に巡り続ける」というメッセージを込めました。
また丹青は古来中国の丹砂と青雘、つまり赤い顔料と青い顔料をさし示し、絵を描くそのものを指す熟語です。
私自身の制作スタンスや、鮮やかな色彩のもとで雅、多幸感を感じてほしい想いを込めています。
NISHIKI_GOIを私の「線の探求」によって生まれた基礎、雅とし、ここから派生させた作品、「KA_MON」も制作中です。
一記事にまとめてしまうのは惜しいので、回を重ねる中で巴煌詠にとっての「雅」そして線による景色についてお話し出来たら嬉しいです。
One more think...
Instagramでは多くの完成作品、制作過程も公開しているので、ぜひ見てください。
また完成作品はSingulartでも販売中です
シリーズごとに販売作品も増やしていく予定ですので、見ていただけたら嬉しいです!
ここまで読んでいただきありがとうございます!
あなたにも私の雅を届けたい。
だから書こう。
そう思って記事を作っていたらこんなに長くなりました。
曲線による構成や僕の作品や考え方、少しでも興味を持ってもらえたなら、めちゃくちゃ嬉しいです。
これはまだ旅の始まり。
アートの世界って、どこまでも広がっていて、エクストリームで魅力的。
僕自身も「冒険者」、まだまだ探求中なんです。
だから、次の記事ではもっと深い話や、
制作の裏側なんかもどんどんシェアしていきます。
次回もぜひ覗きに来てください。
そして、InstagramやSingulartでも僕の作品を見て、
一緒にこの雅な旅を楽しんでもらえたら最高です。
巴煌詠