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趣味#6:歌舞伎朗読劇を見る
開いてくださりありがとうございます。
こんにちは、巴猫(ともえねこ)です。
2025/1/11~1/12の期間、京都にある劇場「南座」にて行われたPSYCHO-PASSコラボの朗読劇へ行ってまいりました。
⋱PSYCHO-PASS × #こえかぶ 朗読で楽しむ歌舞伎⋰
— 【公式】「こえかぶ 朗読で楽しむ歌舞伎」×「PSYCHO-PASS サイコパス 京都南座歌舞伎ノ舘」 (@koekabu) January 12, 2025
全4公演、無事に終演しました✨
ご来場いただきました皆様、
ありがとうございました!
狡噛慎也の台詞
”とにかく楽しんで”
皆様、如何でしたでしょうか?🙋♀️🙋🙋♂️
本日2公演はアドリブ満載‼️
爆笑の渦からシリアスな芝居シーンへの… pic.twitter.com/V3JZHG0LRT
観劇してみて個人的には大満足な内容だったため、今回は観劇レポのような記事を書いてみました。
観劇レポは初めて書くので、ゆる~くご覧ください。
どんな朗読劇だったのか
「PSYCHO-PASSのキャラクターたちがお仕事の一環で歌舞伎をする」設定で、南座の舞台上には主要キャラクターの声優さんが登壇されていました。
今回は、関智一さん、花澤香菜さん、野島健児さん、東地宏樹さんの四名で行われました。
声優さんたちが台本を手に演じる「声」のお芝居を観劇します。
「こえかぶ」自体は松竹株式会社のプロジェクトのということも、今回観劇してから知りました。
コラボとしてはおそらくPSYCHO-PASSが初めてなのでしょうか?
今回取り上げられた歌舞伎の演目
2演目ありました。
『廓文章(くるわぶんしょう)』「吉田屋(よしだや)」
『平家女護島(へいけにょごのしま)』「俊寛(しゅんかん)」
私はどちらも初めて知るお話でした。
どんなお話かはggれば出てくるので省略します。
公式でレポートも上がっておりますのでこちらも併せてご覧ください。
朗読劇から私が感じたこと
日本の伝統芸能である「歌舞伎」
今回私は初めて知ったのですが、歌舞伎は、既存の考えにとらわれずに流行を取り入れる、永遠に未完成の芸能であるのだそうです。
よって、歌舞伎は時代と共に変化を続けている芸能ということを学びました。
その1つとして、現代語を交えた朗読劇という形で歌舞伎の演目を現代の人たちに知ってもらう。
今回の朗読劇からは、そうした狙いがあるのかなということを感じました。
今回の朗読劇では、PSYCHO-PASSのキャラクターたちが歌舞伎演目の解説を簡単にしてくれたり、演目のお話ができた背景も補足してくれました。
そのおかげで、『吉田屋』と『俊寛』から作者が観客に伝えたい思い、そして江戸時代の人たちがこの演目を見て感じられたであろう感動を、少しでも汲み取りやすくなっていたと思います。
個人的には朱ちゃんが『吉田屋』の伊左衛門について言っていた、「精神的に強い人よりも、少し弱いところがある人に魅力が感じられるのかもしれません」というコメントに共感しました。
精神的に強い人といのは理想的で憧れに近い存在で、弱い人というのはどちらかというと観客にとって感情移入しやすく、心の距離感を近づけやすい要素なのかな、と思ったからです。
声優さんたちについて
今回登壇された4人全員に共通することですが、彼らの「声」に対する姿勢に改めて尊敬の意を抱きました。
アフタートークで関さんが明かしてくださったのですが、演技指導は最低限で、基本的には声優さんたちに「お任せ」だったのだそうです。
それでも、少なくとも私はお話にとても引き込まれるお芝居だったと感じています。
それは、歌舞伎役者さんたちが演じた映像資料を見た声優さんたちが、自分たちの仕事道具である「声」を最大限使って歌舞伎を表現されていたからです。
特に、関さんが途中で挑戦された「謡」
父親が謡をやっていて幼少期から嫌でも耳に入っていた私にとっては、関さんの謡は「すごい」の一言でした。
謡の音程(ヨワ吟)を、ご自分の声で見事に表現されていたのです。
ああ、この人たちは本当に「声」のプロなのだなあ、と実感しました。
歌舞伎の表現力が素晴らしかったのは4人全員ですが、おひとりずつ語るととんでもない量になるので控えます・・・。
最後に
幸いにも抽選に当たって観劇できた「こえかぶ」ですが、感動だけでなく学びもあり、大満足の体験になりました。
また、歌舞伎の入門としてはとてもありがたい機会だったとも思っています。
このレポが、どなたかの参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
お時間があれば、他の記事もご覧ください。