選択的夫婦別姓のデメリット
昨日、親知らずを抜いてきた。
歯医者というものが苦手で、かれこれ8年ほどお世話になっていなかった。
ただ、どう見ても奥歯が黒くなっており、
痛みもあったので一念発起して抜歯する選択をした。
治療自体は麻酔が効いているので全く痛くなかったし、
抜いたその日は痛かったものの
今のところ痛みも腫れもほぼない。
ただ、違和感があるので今回はあまり深くは考えられないし
考える気もないのでご容赦いただきたい。
選択的夫婦別姓制度の議論が少し話題に上がっている。
丸川珠代五輪担当相が、選択的夫婦別姓制度導入に反対するよう地方議員へ促す文章に名を連ねていたという記事が発端である。
私自身は選択的夫婦別姓は大大大賛成である。
選択的とはつまり、夫婦が同姓を名乗るか別姓を名乗るか決められるというものだ。
名前の変更はかなり面倒だと聞くし、
夫婦が別姓であるから絆が薄くなるなんて意見は、
笑ってしまうほど気持ちが悪いと思っている。
まあこれは一個人の意見である。
なので世の中には本気でそう思っている方もいるわけであり、
そういう方々を非難するつもりも、馬鹿にするつもりもない。
別姓にして本当に絆が薄まると考える方は、同姓にすればいいし
別姓にしたいという方は別姓にすればいい。
選択できるのとできないのであれば、選択できたほうがメリットは大きいはずだ。
とても単純な話で、我々日本人がまた新しく権利を獲得するというだけの話だと思っている。
先程twitterで野党議員が丸川五輪担当相を非難する動画を見た。
正確にはその動画に対するリプライを見た。
まあ野党議員のリプ欄(特に野党の顔で自民支持派に嫌われている人の)は、たいてい批判ばかりなのだが、
それにしてもなんと的を得ていない批判であろうかと、思わず笑みがこぼれた。
抜歯の違和感で少し鬱屈していたが元気をもらえた気がする。
「あなた自身が別姓にしてから(丸山五輪担当相を)批判してください。」
「別姓にしなくても女性の社会進出はできると思います。」
何度も言うが、「選択的」である。
「あなた(野党議員)が別姓にしてから~」というが、
たとえ制度ができたとしても、それを選択するのは当人であって
批判や制度を導入するために当人が別姓にする必要は皆無である。
なぜなら、するかしないかは「選択的」であり自由であるからだ。
別姓にしなくても社会進出はできるという意見は正しい。
世の中には夫の姓に変えても、社会で働き成功している方が間違いなくいる。
が、姓を変えたことでビジネスチャンスを逃している人も多いはずだ。
名前が変われば、それだけで連絡がとれなくなる人がいても不思議ではない。
それは社会で働いたことがある方ならわかると思う。
それだけ名前というのは一個人において重要なものなのである。
そういう意味で、選択的夫婦別姓は女性の社会進出における最低条件ではなく、女性をサポートしてくれるサポータであると思う。
法律だなんだと、別姓はすぐには受け入れられないとは思う。
ただ、別姓にするかどうかの権利は今すぐにでも誰かが必要としている。
きっと選択的夫婦別姓制度が施行されても、私たちの生活は何ら変わらない。
すこしだけ、自分の人生を楽しめる人が増えるだけだ。
男女平等、差別反対、ダイバーシティ。
日本でもいろいろ騒がれているが、
選択的夫婦別姓制度にこんなに反対する人がいるんだから、
きっと日本に差別のない日は暫くは来ないだろうなあ。。。
「多様性を認めましょう」なんてうわべだけきれいなこと言ってる日本に、
そろそろ期待するのは止めたいものだ。
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