スタバの店員、じゃなくてパートナーとは友達になれない話

ともだちから聞いたはなしなんだけど、

スタバで働く人のことを、店員じゃなくてパートナー、あるいはPTRと呼ぶらしい。

その時点で、「おうおうやってんな」って感じですが、

そのパートナーたちの接客というかホスピタリティたるや、目を見張るものがあります。

ともだちに言わせると、そのサービスはおそらく、お客さまのためではなく完全に自己満足だと。

いやいや自己満足だって、お客さまのためになることをできてるならそれでいいじゃない。

しかし彼曰く、それは客側に気づかせない前提だろうと。

なるほど確かに、「あ、この人、スタバのパートナーとして働いてる自分に酔ってるな」って感じたらちょっとイヤかも。

彼からすればむしろ、「スタバに来るような意識高い人たちにすら、私は心の余裕を持って、気さくに接している」というマウンティングに近いものがあるとのことだ。

なにもそこまで…と思っていると彼がスタバで体験した、「パートナーによる自己満足なホスピタリティ」を話しはじめた。

「おれスタバカードにオートチャージの設定を入れてるのね、残高足りなくなったら面倒だから1000円を切ったら2000円オートチャージされんの。スタバで一回1000円使うことあんまないじゃん?」

「だから残高なんて気にしないで、その日もいつものようにコーヒー頼んで、ボトルと、ワンモアコーヒーのレシート受け取ったわけ」

「朝のスタバって結構列並んでるじゃん?だからモタモタしてると後ろの人に悪いなーってなるし、なるべく早く会計すべきだと思うんだけど」

「何を思ったかその店員(パートナーな)、レシートをおれに渡すときに途中で何かに気づいて、レシートに書き込み始めたわけ」

「ん?なんかあったかなーって思ったら、おれのカードの残高が500円くらいだっていう表示のとこに線引いて、丁寧に星マークまでつけやがったの」

「で、焦るそぶりもなくゆっくりレシートを手渡して、『いってらっしゃいませ』とかのたまうもんだからびっくりしちゃって」

「こいつなんなん、言わなかったけど、ぜったい空気読めます、みたいなこと自負して、全然空気読めないタイプだわ」

と彼は捲し立てた。

整理すると彼が文句を言いたかったのはこうである。

・オートチャージがあるのに不必要なアナウンスをしたこと
・次のお客さんも待ってるのに不必要なことを急がずやったこと
・お客さんに対して、後ろの人を待たせてしまった、という気持ちにさせたこと
・そしてそれを悪びれもしないこと
・ワンモアコーヒーのレシートにダセェ星マークをつけられてあとでまた店員にそのダセェレシートを見せなきゃいけないこと

まあ彼も彼で気にしすぎだろうとは思ったけれど、確かに想像したら、そのパートナーさんは、自分の接客に悦に浸ってるのかもとも取れる。

「まじスタバの店員(パートナーな)と無印の店員やってたやつとは仲良くなれないわ、あいつらバイト卒業してもそれを誇りにそのあとも生きてくじゃん、ただバイトやっただけなのに」

「あともう一個あってさ…」

と、無印の店員まで巻き込みはじめて、さらにもうひとエピソード続けそうだったので一旦抑止したが、彼の勢いは収まらない。

続きは次回

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