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映画『サユリ』を観てきた話

 私は「ホラーは本でなら読める、音がつく映画やゲームは苦手」の人間です。
 でも、たまーーーに映画館に足を運ぶことがあります。
 今回の映画『サユリ』も、珍しく映画館に行って観てきました。
 なお原作『サユリ』は未読です。

 雑誌「怪と幽」で押切蓮介さんのことは知っていたのと、「悪霊サユリとババアが戦う」という前情報で観にいくことにした映画『サユリ』。
 独りではとても行く勇気がなかったので、いつも本を貸し借りしている往年の友人を巻き込んで。笑


 以下、「観てきた」前提の話です。


 前半はガチホラーだと聞いていたので、ビクビクしながら挑みました。
 たしかにバッチバチのホラーだったと思うのですが、その時点ですでに「思った以上にバイオレンスだな……?」と。サユリに取り憑かれた姉が弟を殴るあたりです。
 父と祖父はあくまで心臓への負担だったけれど、姉と弟と母は直接的な暴力で殺されてしまう。とくに姉の死に方ときたら!

 そうして後半、「ババアの反撃」になるわけですが。
 じつは生きていた、そしてじつはサユリを殺したサユリの家族三人を拉致るという展開には驚いたしいいぞもっとやれでしたが、そうしてサユリの家族三人をイケニエにするために、ばあちゃんもバイオレンスな行動をする。これが個人的に驚愕でした。いや気持ちは判るけれど。判るけれど!

 サユリが怨霊となった経緯は同情しかないし、あの父親は報復されて然るべき、なのですが。その復讐を果たす前に、神木家の家族を惨たらしく殺してしまっているがために、サユリの存在自体には同情できないというのが、私の素直な感想です。
 笑いどころはけっこう好みだったのですが。
 どう考えてもバイオレンスの衝撃で引いてしまっている。


 でも、観たことは後悔していません。
 「ババアの反撃」自体は面白かったですし。
 ガチホラーとエンタメの「塩梅」、アリだったと思います!

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