あらためて考える”療育”ってなんだろう?
こんにちは。
言語聴覚士で子どもの発達アドバイザーのタグチトモコです。
今日はおススメの動画のご紹介です。
この動画については
熱く熱く熱く‥‥語りたいところなんですが、
期間限定なのでひとまずご紹介だけしたいと思います。
私は障がいのある子に関わるお仕事を長く続けていますが、1年半弱、仕事をお休みをしていた時がありました。
やりがいを感じ、長年続けてきた仕事を辞める決断をした時、どんなことを思っていたかというと
「もう二度と障害児の領域ではお仕事をしない」という想いでした。
当時体調不良や色んなことことが重なっていたのですが、大きな理由は
「自分の療育が本当にこの子たちのためになっているのだろうか」
という大きな疑問。
そして行き着いたのは
「私がしている療育は、大人にの言うことを聞く、大人にとって都合のいい子を育てる手助けをしているのではないか」という想いでした。
そんな想いを抱えたままで
言語聴覚士として二度と子どもたちの前には立てないと思っていました。
そのあと、
発達障害の分野からはなれたものの
障害のある子もない子のことも大好きなので
ボランティアで息子の行っているいる学童のお手伝いをしたり
友達がしている子ども向けのイベントのお手伝いをしたり、
支援学校で先生方の補助などをしているうちに
また障害のある子たちがその子らしく生きていける社会になるお手伝いがしたいと思うようになり今に至ります。
療育の内容自体は決して悪くなく
間違ったものではなかったけれど
あの頃感じた違和感や想い‥‥
この動画を見て間違っていなかったかもしれないなぁと感じました。
発達障害の子が定型発達を目指すのではなく
本当にその子らしく生きて行くために必要な支援とは‥‥
1時間ちょっとの講演で
残り30分くらいは質疑応答です。
3月末までの期間限定ですが、よかったら見てみてくださいね。
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品川区発達障害・思春期サポート事業ら・るーと 2020年度第4回啓発講演会
「あらためて考える”療育”ってなんだろう?」
https://vimeo.com/523308011
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公開期間:2021年3月31日まで
講師:本田秀夫先生
東京大学医学部卒。発達精神科医。医学博士。
信州大学医学部付属病院子どものこころ診療部長。
NPO法人ネストジャパン代表理事。
主な著書に『あなたの隣の発達障害』『発達障害-生きづらさを抱える少数派の「種族」たち』ほか。
TV出演 NHK『あさイチ』『プロフェッショナル仕事の流儀』など。全国津々浦にて講演多数。