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2021年振り返り(前編)

新年あけましておめでとうございます。

アーティストをはじめてちょうど2年目の今年を振り返っていきます!


コロナとしても2年目の今年、最も活動的だった年となりました。



<1月>

2020年11月、12月、2021年1月とそれぞれ個展、グループ展、個展と1ヶ月ごとに1個展という強行スケジュールとなりました。

実は2020年の3月に開催予定で延期してしまった個展をどうしても開催したい!という思いから、初の個展で会場を探したり、お客様を集めたりと…ものすごく忙しく楽しいを活動していました。

ZOOM背景画展はコロナの情勢を踏まえ、オンラインとオフラインの同時開催に。

対談メインで動画の合計再生数は5000回ほどになっていました。

そしてこの時期に引っ越しも考えていて、制作活動ができる田舎と芸術活動を広げるための東京の住まいの2拠点生活を考えていました。

<2月>
長野県のアーティストインレジデンスプログラムである「アーティストの冬眠」に採択され、はじめて滞在しながらの制作活動を行うことに。約1週間の滞在で4作品ほど制作をしました。

「雪の中で転がりながら絵を描きたい」

そんな思いから白銀の世界で絵の具まみれに。とっても寒くてとっても気持ちが良かった。この1週間は全く描くということをじっと待つ日々で毎日散歩をしたり、自然を見たり、美味しいパン屋でパンを食べたりととにかくのんびり。

最終日の2日前にこれは描ける!!と思って描いた絵がとても素晴らしく、すぐにコレクションしていただく方が見つかった。

東麻布にできた新しいギャラリースペースで絵を置かせていただけることが決まる。ゆっくり作家と話ができるプライベートギャラリーで絵をコレクションしてくださった方とじっくりお話をさせていただくことができたのがとてもアーティスト冥利に尽きる。


並行して高円寺のBarで展示が決まり準備を行う。空間に合わせてどうやって作品をおけばいいのかお店の方と話をして少しずつ詰めていく。

<3月>
はじめて全国紙に掲載される。ZOOM背景がどんなものだったのかの振り返り。改めて、個人を抽象画にするという活動について、ZOOM背景画=松岡智子というものを認識してもらえた経験。


エヴァンゲリオンにめっちゃハマる。劇場でトータル5回くらい見る。いつも同じ場所で泣く。テレビアニメ当時を知らなかったことをとても後悔する。私は好きな本や映画は同じものを何度でも見るのが好きなタイプ。

挿入歌の「〜VOYAGER〜日付のない墓標」の歌詞、
「私があなたを愛してたことを死ぬまで誇りにしたいから」
というのが、人に押し付けない愛情のようで好きだなあと思う。

私はこう思う、でもそれによってあなたをコントロールしない。それがいいな、と思い。いろいろなことを考える上でのスタンスになる。


<4月>

HafH ではるはると箱根強羅に滞在する。
HafHはおしゃれなホテルや旅館にポイントで手軽に泊まれるホテルのサブスクサービス。良かったらこちらから登録してもらえるとポイントが貯まります。

泊まったのはアートがホテルに散りばめられているクリエイター支援も行っているホテル。エンブレムフロー箱根。

レストランオーナーの方と意気投合し、エンブレムフローオリジナルビールのグラスにペイントしたオリジナルグラスが販売できることに!

帰宅後すぐに原画を提出して、実際のグラスを納品してもらい7月からグラスが箱根強羅のエンブレムフロー箱根で販売されることに。

<5月>
日本画家「渡辺省亭」の初回顧展を見る。あまりの美しさに息を飲む。幼い頃から動植物が大好きだったので、緻密な省亭の絵に感動した。また省亭の原画を七宝焼にした作家がおりその作品も見れたことで日本画に対する興味や感覚が動き、今後の制作にも大きく影響を与える。

そしてこの時に一緒に行った方がめざまし8に関係する方であったことをのちのちに知る。「コロナ禍で流行したアーティスト」という題目で出演することが決まる。

この時期は素材集めなどでてんやわんや。とても丁寧に取材をしていただき、アナウンサーのZOOM背景を描かせていただいた。

並行して銀座のギャラリーでのグループ展の準備を行う。アーティストと出会う機会がほとんどないため、とてもありがたい機会だった。

人生初の洞窟探検に行く。探検家の友人と一緒に奥多摩の洞窟へ潜入。ヘッドライトを消すと何もない世界。究極の瞑想体験。じぶんと闇の境が見えなくなる。こんな体験は後にも先にも初めて。

5月は本当にたくさん移動をして、新しい体験をしてきました。養老孟司さんの所有する「養老の森」を散策とそこでのライブペインティングをおこないました。とても空気が澄んでいて、木漏れ日が差し込む美しい森でした。


初の野点体験。川床のスペースでやましょーが点ててくれたお茶とおまんじゅうをいただく。

神社を訪問。こちらには古い能楽堂があり、改修をして今後能の舞台として復活するそう。

ご縁で初のアパレルモデルをやらせていただく。ちょっと緊張しつつも、久しぶりに会った森田社長から事業のお話を聞かせていただいた。

そしてどうしても瑠璃光院が見に行きたくなり、京都へ向かう。
瑠璃光院はとても美しくしばらくそこから動けなくなった。床も空気もひんやりしていて、時間が切り離された空間のようだった。

クリエイターが集まるあじき路地という場所にテディベア作家の友人がいるので、アトリエを訪問させていただき、自分のティディベアをオーダーする。

5月の最終週は初めての山登りで蓼科山へ。ごろごろ転がる岩に転げ落ちそうになる。ちょっと命の危険を感じつつ、登る。

そして、水墨画研究の末完成した絵画を作成。山の雄大さも相まって、良い作品になる。

たくさん移動した5月が終わり。たくさんの経験・体験をして充実した日々。

<6月>
ハイブランドにペイントという思いが募る。
このあたりからハイブランドに対する興味が湧いてくる。ハイブランドが今までどうやってこの地位を確立してきたのか考える。歴史についても学ぶ。

ファッションについて研究していたところ、ノジの服にペイントしてOKということになる。ノジのヨウジヤマモトが燃える(燃やす)。自由にやって自由に服という概念を一回壊したいと思い穴を開けた。

絵の仕事で大阪出張(写真撮影を忘れる…..)めざまし8を見た方から、会社の10周年記念に絵画制作をお願いいただく。

ルーブル展示の作品の締め切りが迫る….。全く絵が思い浮かばない日々を超えて、ふと描ける日が訪れる。毎晩唸って、筆試しを繰り返して、繰り返してやっと登場した絵画。ヘラジカ。無事完成したもののの、提出日ぎりぎりだったため、森田さんにタクシーで一緒に船便用の倉庫に運んでもらう。

この辺りからアトリエ兼住居探しをはじめる。いい物件が見つかってもなかなか契約まで至らず、この機会は断念。

<7月>
シューズペイントがはじまる。ファッションに加え、足元をどうやってアートで彩るかをテーマにペイントを行う。

制作動画も含め可能性を感じる。これが今後のTikTokなどへの着想に。

人生初のYouTube出演のためスタジオへ。はるはるとコラボ動画を撮影しました。

今月のHafHはホテルグラフィー根津へ。青を基調として場所がとても洗練されていて美しい。場所カーテンなどに素敵な装飾があってとても良い場所。



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