愛おしいハワイ。ずっとずっと、この先も
裏垢が、バズった。
私のnoteはあまり読まれることがないから、いっそのことここに裏垢を乗せてしまおうかと一瞬思ったけれど、冷静になってやめた。
念のため記述しておくと、悪口とか妬みとかそういう類のものは一切なく、私が好きなものへの愛をただひたすら垂れ流すアカウントだ。
それはさておき。
自宅待機になって、4日目。感染者は106人。(参考:Hawaii News Now)
日に日に増えていく数字を気にしすぎてはいけない。わたしはわたしに出来ることをひとつずつ。感染しない・させない。
今は自宅待機中だけれど、ハワイにはとっても綺麗な景色がたくさんあってね。恋しくなったので、思い出と一緒に少しだけ並べてみようと思う。
***
あれはたしか、2度目のハワイ。到着日の夕方、夏をまとった身体で急ぎ足でビーチへ向かった。なぜか分からないけれど、“初日にはサンセットを見る”というわたしだけのルールに従って。
あおとピンクが織りなすそれが、どうにも愛おしく思えて。ねえ、はやくマイタイ飲もうよ、という声に、もうすこしだけ、と振り返らずに。
雨あがりに空からのプレゼント。ハワイの虹はメネフネ(という妖精)が作っているらしい、とのジンクスを聞いたのはいつだっただろう。ハワイの虹は6色だ、とも。小さい頃は、虹の始まりには宝物が埋まっていると思っていた。近所の公園、幼馴染と滑り台で遠くに見つけた7色に、どちらからともなく走り出した。どうか消えないで、と願ったあの頃の気持ちと同じまま、虹のアーチをくぐらせて。と今も願っている。
「見えないパワーって信じる?」
また始まった、という顔でわたしを見るきみの手を引っぱって連れてきた。登るのもいいけれど、麓から見上げるのもいいでしょう?そうだね、といって芝生に寝ころぶきみの真似をして、わたしも空に向き合った。
天気の良い土曜日。飛行機の飛びゆく音。隣にはきみ。これって、ダイヤモンド級のしあわせかもしれない。
ワイキキビーチの奥の方。細い小道のその向こう。まるで秘密基地のようなスポットで、沈みゆく夕陽に見とれていた。サンダルに絡まる砂がくすぐったい。帰り道を気にせずに裸足になって、年甲斐もなく砂の中に足を埋めたりなんかして。
海はひろい。地球が回るのをわたしたちは止められない。太陽は必ず東から登って西に沈む。そうした事実は、時の流れを可視化してくれるみたいで、時にわたしをひどく安心させる。
大丈夫、必ず、夜は明けるから。
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