ジャズ随想1
ジャズの起源は、私には分からない。いくつか「説」や「論」を目にしたが、頭に入らなかった。仕方のないことだ。
ジャズの歴史は、少し面白い。
ビッグバンドという演奏形態は、当時の人からすれば、「これこそがジャズで、ここからこの音楽が変化することはないだろう」と思うくらい、「完成感」を感じさせるものだったのではなかろうか。
しかしその後、ジャズは変化する。少人数のバンドというスタイルになり、ものすごく速く演奏したり、「難しい」演奏をしたり、「音を出す根拠」をいろいろ変えたり、楽器を変えたり(エレクトリックピアノ等の導入)そんなことが色々あって、今に至る、のだと、私はそのくらいのことしか、言えない。これは、けんそんでもなんでもなく、ジャズを愛するひとたちは、なんというか、私としてはその場に居たくなくなるくらい、ジャズについて物凄く知っているし、ジャズが好きらしいのである。(つづく)