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小3の娘に、お金の「稼ぎ方」を教える!

「お金を稼ぎ方を教えてほしい!」と8歳の娘が言う。

そこで、お金の稼ぎ方の授業を行いました。
ちょっと難しかったところもあったようですが、何となく理解した様子。

▶ 「稼ぐ」を学びたい小学生

娘にはこれまでもお金の話は度々してきました。
「お金を増やす方法」「お金の使い方」など。

でも、今回は「稼ぎ方」を知りたいとのこと。

小学生がお金を稼ぐのはなかなか難しい。
ざっと「小学生 稼ぎ方」などで検索してみると、

・ポイ活
・アンケートモニター
・アフィリエイト

などなど。まぁ、これなら時間を投資すれば少しはお金になるかもしれない。

でも、そういうことじゃない感がある。

お金を稼ぐ原体験として。
どうでもいい広告動画を眺めたり、興味もないアンケートを早打ちのように答え、娘の大切な時間を無意味なことに溶かさせるのが果たしていいのだろうか?

ポイ活が悪い、ということではなく。お金を稼ぐ原体験としては、学びがあまりないよなぁと。

▶ 現在の娘の稼ぎ方

わが家では娘に定期的な「お小遣い」をあげていません。

ですが娘がお金と携わる機会は3つあります。

① お年玉や誕生日などのお祝い金
② 欲しい物があったときに、親にプレゼンして買ってもらう
③ コーヒー屋さん&マッサージ屋さんで稼ぐ

③のコーヒー屋さん&マッサージ屋さんは、以前、娘が自分で「稼ぎたい」ということではじめたものです。

でも、あんまり稼げません(笑)
現段階では、なんとか黒字程度。

原価となるコーヒー豆を自分のお小遣いで買っているので、ちょっと売っただけでは損益分岐点を越えないのです。

娘がお金を稼ぐ方法として、一番現実的で手っ取り早いのは③の商品を顧客(親)にどうやったらたくさん販売できるかを知ることかなと考えました。


▶ 「価値」が「お金」と交換してもらえる話

「お金を稼ぎたいんだったら、まずはパパとママにどうやったらコーヒーをたくさん買ってもらえるか考えてみよう」

「はーい」

と、言うことでお金の授業のはじまりです。

「お金を稼ぎたいなら、『商品』を売ればいいよね。たくさん売れば、それだけ儲かる」
「うん!」
「それじゃ、『商品』ってなんだろう?」
「コーヒーとか?」
「そうだね。君の商品はコーヒーだ。ところで、『価値』って意味わかる?」
「わかるよ。『いいこと』とか、そういうことでしょ?」
「そうだね。じゃあ、ちょっと難しいけどこれを覚えておいて」

◎ 商品=価値↔お金

「商品とは、価値のこと。そして、価値があるからお金と交換してもらえるんだ」
「…どういうこと??」
「それじゃ、ちょっと考えてみよう」

「パパが君からコーヒーを買うときって、どんな気持ちだと思う?」
「え、コーヒーが飲みたいんじゃないの?」
「そうだね。『コーヒーが飲みたいパパに、コーヒーを作ってあげる』これが価値だね。だから、パパはお金を払う」
「うん」

▶ ニーズを意識すると、たくさん売れる!?

「でも、それだけじゃないよ。パパが、お金を出してまで君にコーヒーを作ってもらうのには、他にも色んな理由があるんだよ」

「コーヒーが飲みたい」から「コーヒーを買う」。これは確かにそうですが、それだけ思っていてもコーヒーは売れません。

娘も色々と考えます。

・わたしのコーヒーが美味しいから?
・カプチーノも作れるから?
・あ、わたしが「コーヒーいる?」って聞いたから?

「パパやママが、君にコーヒーを頼むときのことを、よーく思い出してごらん」
「…」
「掃除が終わって座ってゆっくりしたいとき。テレビをのんびり見たいとき。仕事をしたいとき。そんなときに、パパやママが自分でコーヒーを淹れるのって?」
「めんどうくさい?」
「そう! 自分で淹れるのが面倒。だけどコーヒーは飲みたい。そんなときに、君が淹れてくれたらとっても助かる。だから、お金を払ってでも君にお願いしたくなるんだよね」

・自分で淹れるのがめんどうくさい
・美味しいコーヒーが飲みたい
・ゆっくりしたい
・アイスコーヒーじゃなくてホットコーヒーが飲みたい

「パパが君にコーヒーをお願いする理由は、たとえばこんな理由があるよね。コーヒーを飲みたい、だけじゃない」
「コーヒーを飲みたくて、めんどうだから頼むの?」
「そういうときが多いなって思う。だって、飲みたいだけなら自分で淹れたらお金かからないでしょ。でも、自分で淹れるのが嫌だったり、君に淹れてもらいたい気分だったらお金を払ってでもお願いするよね」
「うん」
「君の淹れるコーヒーは、『美味しい』『めんどうくさいを助けてくれる』『パパとママがゆっくりできる』とかって価値があるんだよ」
「ふーん」
「これを、商売する人は『ニーズ』って言ってるんだよ。このニーズを考えるようになると、どんなときに声をかけたらコーヒーを買ってもらえるかがわかるようになる」

娘はこれまで、自分が作ってもいい、作りたいと思っている、お金が欲しい、という自分のタイミングで「コーヒー飲む?」と聞いて来ていました。

でも、それは僕たちがコーヒーを飲みたいタイミングとは全く関係ないのです。だからとっても成約率(笑)が低かった。だって、コーヒー飲み終わった直後に言われても「いらない」んですから。

▶ ちょっと、タイミングを見計らうようになってきた

こうして娘は「ニーズ」の概念を学びました。

最近では「パパいまから仕事する? するならコーヒー作るよ!」というように、相手の行動を意識しながら営業するようになってきた。
まだまだ、タイミングも微妙だったり、自分が作りたいタイミングじゃないと作りたくなかったり(笑)と、うまくいかないことも多いですが。

自分なりに、いまなら売れるんじゃないかってのは考えているようです。

しっかり稼ぐにはもう少し時間がかかりそうですが、色んな工夫をしながら「稼ぐこと」を学んで欲しいなと思います。

では、また。

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三木智有|家事シェア研究家
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