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【読書録】仮想空間シフト(尾原和啓、山口周・著)

なぜ、読んだ本を公開するのか

毎週日曜日7時~『ビジョナリー読書クラブ』という読書会に参加しています。そこでは、読んだ本の一部を引用し、自分の気付きを伝え、最後に何をするのかを宣言します。

いつも発表するときに、引用箇所を入力したり、Kindleでコピペしたりするのですが、それを消すのってもったいない。

あ!noteに残しておけば一石二鳥。
ということで、発表内容について記事を書くことにしました。

今回読んだ本はこちら。


【引用その1】お金目的ではない世界

みんなが仕事をエンターテインメントとして消費したがっているという事実と、仕事場が仮想空間にシフトしているという事実が組み合わさった結果何が言えるかというと 「熱狂できる仕事さえ提示することができれば、報酬は関係なく世界中の人が手伝ってくれる可能性がある」ということになるんですよ。物理空間に集まってアイデアを出しあうという働き方では、いくらIKEAの考えに共感する人が多くても、実際に一緒にプロダクトを作れる人間の数は限られてきますよね。 一方で、いくら仮想空間で集まることができても、みんながお金を目的に働いていたら、多くの人の力を借りるためにはとんでもないコストがかかってしまいます。

「みんながどうやって時間を使っているんだろう」その答えがここにあったように思います。

会社は生活のためにやっている。空いた時間は、好きなものに没頭して時間を使っている。そのようなパターンの人が多いのでしょう。

堀江貴文さんのイノベーション大学校や西野亮廣さんのオンラインサロンでは、無報酬で活動している人も多いという話を聞いたことがあります。エンタメ色があるものをどうやって作るのか。熱狂というのが、一つのキーワードになりそうです。

私がやっている事業は、基本的にはコンテンツ提供などお客さまが受け身のものが多いんですよね。もっと巻き込んで、一緒に熱狂して……そういうものを作っていきたいですね。


【引用その2】複数のアイデンティティを持つ

安定というのは遠くにいる人と繋がりあって網の目のように協力し合うことなんです。もし自分の下に穴が開いても、他の人は遠くにいるから無事だし、その人たちと網の目のように繋がっていれば自分を救い上げてくれます。それは会社という単位でもそうだし、個人でもそう。アイデンティティにしても、複数持っていれば一つのアイデンティティが沈んでも他のアイデンティティに没頭することで自分本体は傷つかずにすみますよね。もしくは複数のプロジェクトの中でいろいろな役割を持っていれば、一つの係でうまく行かなくても他の係が生活を支えてくれる。

今まで、仕事上のアイデンティティは、一つだったように思います。

しかし、その一つにしがみついていると、パワハラやセクハラがあっても我慢しなくてはいけない。初めから、複数のアイデンティティを持つことで、そこから逃れられるようになるかもしれません。

私も、ビジネスメール教育の専門家というものだけでなく、実践塾シェアクラブというコミュニティを運営しています。このように複数の事業があるから安心できる。それと同じ考えですね。


【引用その3】問題に共感する

物理的な空間を主とした従来の日本的な働き方の中では空気を読める人ほど優秀であるとされますが、仮想空間シフトが起きた後の世界でそれをやっていては話が進まななくなるでしょう。人々の心を動かし、社会を動かすためのひとつの考え方として「MeWeNow理論」というものがあります。まずはMe、つまり私はこんな人生を背負っていて、そのせいでこんな問題を抱えているからなんとしてもそれを解決したいんだ、という自分の問題を語ります。次にWe、その問題は私だけの問題なのか、というとそんなことはない。社会を見渡してみれば同じ問題に苦しむ人はたくさんいる、という風に展開します。最後にNow、じゃあその問題を放置していていいのか、良くないはずだ、今すぐ解決しなければならない。このようなフレームワークで語られることで、人々の心は動き、社会が動くというわけです。

ついつい自分だけの問題でそれを解決したいと考えがちですが、それが私たちの問題だと認識することが大事。そして、それを今解決しなくてはならないと気づくべきなのですね。

共感を得られないと、いくらいい解決策を考えても広がりません。しっかりしたストーリーでその解決策を伝えていきたいですね。

ビジネスメールでのコミュニケーションがうまく行かないのはみんなの問題。それを放置していては、ドンドン生産性が低くなる。これをもっと知ってもらえるように取り組んでいきたいですね。


まとめ&宣言

コロナ禍によってどのように世界が変わるのか。その先にどんなことがあるのか。色々と考えさせられた一冊です。

今までの旧態依然とした仕組みはドンドン破戒されていくはず。新しい生活様式の中で、どのように人と関わり、意味のあるものを打ち出していくのか。これを考え続けなければなりません。

私自身は、書籍や研修を通してメールコミュニケーションを改善し、皆さんの生産性を高めることがゴールです。その決意を新たにしました!


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