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面白いとは何か? 面白く生きるには?(森博嗣・著)

なぜ、読んだ本を公開するのか

毎週日曜日7時~『ビジョナリー読書クラブ』というオンライン読書会に参加しています。そこでは、読んだ本の一部を引用し、自分の気付きを伝え、最後に何をするのかを宣言します。

いつも発表するときに、引用箇所を入力したり、Kindleでコピペしたりするのですが、それを消すのってもったいない。

あ!noteに残しておけば一石二鳥。
ということで、発表内容をまとめた記事を書き続けています。

お試し参加もできるので、興味のある方はぜひ!

読書が苦手な方も、きっと好きになりますよ。
読書が得意な方は、ワンランク上の読書が身につきます。

ビジョナリー読書クラブのお試し参加の詳細はこちら。


今回読んだ本はこちら。

今回も、恒例のKindle Unlimitedでたくさん読みました。森さんの本は色々と読んでいますが、SF以外にも読み応えのある本が多いんです。


【引用その1】コストと面白さの関係

大金を注ぎ込むほど、より大きな「面白さ」が手に入るが、しかし、金額に比例して「面白さ」が増えるわけでもない。これは、どんな商品にもいえる法則だが、高くなるほど、価値の増分は小さくなる。すなわち、頭打ちになる。二万円の食事は、二千円の食事の十倍も美味しいわけではない。またその差は、二十万円の食事になると、さらに小さくなる。高い商品に金を使うのは、その僅かな価値の差に満足できる精神の持ち主である。また、その僅かな差でも、他者と比較することで優位性に満足できる人だ。

100円と500円、500円と1,000円、このあたりは、コストをかけるとそれに比例して、美味しい食事が手に入る気がします。ただ、10,000円と20,000円、この領域になると、差が正直分かりません。

費用をかければそれに比例するのかというと、頭打ちになるか、最後は微差になるように思います。その微差を感じられるのが、一流なのかもしれませんが、正直、私にはわかりません。

著者の言うとおり、「僅かな差でも、他者と比較することで優位性に満足できる」というのはあるでしょう。ただ、これって二流な感じがします(笑)


【引用その2】仕事が原因ではない

仕事が忙しくて楽しむ暇がない、という人がいる。そういう人は、仕事さえなければ面白い生き方ができる、と考えるかもしれない。だが、休日に何をしているのか、といえば、ただ半分は寝ているだけ、残りもぼうっと過ごして終わる。仕事がない日も、面白くないのはどうしてなのだろう? 答はいたって簡単だ。面白いことをしないから、面白くないのである。

仕事を嫌々やっている人がいます。でも、人生の大半の時間を仕事をして過ごすわけです。その仕事が「つまらない」というのはちょっと残念。しかし、そういう人に限って、土日はただ寝ているだけってこともあります。

私は、朝になると仕事をしたくてたまらなくなります。今日はどんな実験をしようかな。今日はどんな手を打とうかな。そう考えるのが楽しくて仕方が無い。

著者の言うとおり「面白いことをしないから、面白くないのである。」というのはその通りですね。自分にとって「面白い」ことが何かを突き詰めていく。違うなら止めたらいい。楽しいなら続ければいい。そうして自分の「何か」を見つけられるようになります。私にとっての山歩きがそれに当たります。やってみたら、苦労もあるけど、凄く面白い!!


【引用その3】「面白さ」が手軽に

それでも、若者は「面白さ」が少ない、と感じる。どうしてなのか?  一つ考えられる理由としては、「面白さ」が多くなりすぎ、手軽になりすぎ、宣伝されすぎて、「面白さ」の魅力が見えないようになってしまったことがあるだろう。あまりにも、自己アピールする「面白さ」ばかりに囲まれ、どれも胡散臭く見えてしまう、というのが若者の心理なのではないか。  また、もう一つの理由は、若者は「面白い」ものを見ているのではなく、他者よりも「面白い」ものを求めている、という点だ。いくら「面白さ」が普及しても、相対的な価値を重視すれば、むしろ埋没してしまう、という感覚なのではないだろうか?

面白いことが世の中には多すぎます。お金を払えばどんな楽しいことでも手に入る。しかし、それが当たり前になり、手に入れるプロセスが楽しめなくなっている。

子供の頃は、お小遣いを貯めて、ゲームを買うという楽しみがありました。発売まで、毎日が本当に楽しみ。でも今は、楽しいことがたくさんあるので、気付いたら発売日を超えていると言うことも珍しくありません。

楽しいことが埋没して際立たない。
それって案外怖いことかもしれないですね。


【引用その4】「面白さ」はつくるもの

「面白さ」は、探しても、ずばり見つかるようなものではなく、自分で作るものである。どこかに落ちているのは、「面白そうな」種でしかない。それを拾って、自分の畑に蒔いて世話をしよう。幾つか種を蒔いた方が良い。全部がものになるとはかぎらないからだ。

面白そうな種はどこにでも落ちています。それを見つけて面白いものにするのが自分の役割。確かに、子供の頃はどうでもいいことをゲーム化して、心から楽しんでいたように思います。

今の楽しみは、山歩き。毎週山に出かけて、3~4時間歩いてきます。そして、温泉に入り、夕方から一人飲み。これが本当に楽しい!!人からしたら、たいしたことじゃないかもしれませんが……自分なりの楽しさを見つけたという瞬間です。楽しさは、自分で見つけるしかないのです!!


まとめ&宣言

「面白さ」は誰かが与えてくれるものではありません。そのタネまでは、誰かがきっかけになるかもしれません。でもその先は自分次第。

つまり、世の中にある大量の種をいかに自分のものとするか。
そして、それを発芽させるか。

要は自分次第と言うこと。

これからも、自分の楽しさを尊重して、楽しむための時間を作り続けます。そして、仕事にも楽しさを見つけ、常に楽しい状態を保っていきます!


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