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【読書録】諦める力~勝てないのは努力が足りないからじゃない(為末大・著)

なぜ、読んだ本を公開するのか

毎週日曜日7時~『ビジョナリー読書クラブ』という読書会に参加しています。そこでは、読んだ本の一部を引用し、自分の気付きを伝え、最後に何をするのかを宣言します。

いつも発表するときに、引用箇所を入力したり、Kindleでコピペしたりするのですが、それを消すのってもったいない。

あ!noteに残しておけば一石二鳥。
ということで、発表内容をまとめた記事を書き続けています。

お試し参加もできるので、興味のある方はぜひ!

ビジョナリー読書クラブのお試し参加の詳細はこちら。


今回読んだ本はこちら。

月に10~20冊くらいKindle Unlimitedで見つけた本を多読しています。スポーツ選手の本も何冊か読んできましたが、何かこれは違うかも?と思って手に取りました。

【引用その1】人間には変えられないことのほうが多い

人間には変えられないことのほうが多い。だからこそ、変えられないままでも戦えるフィールドを探すことが重要なのだ。僕は、これが戦略だと思っている。戦略とは、トレードオフである。つまり、諦めとセットで考えるべきものだ。だめなものはだめ、無理なものは無理。そう認めたうえで、自分の強い部分をどのように生かして勝つかということを見極める。極端なことをいえば、勝ちたいから努力をするよりも、さしたる努力をすることなく勝ってしまうフィールドを探すほうが、間違いなく勝率は上がる。

本当にそうだなぁ~と思います。人には変えられないことばかり。

まず、身長なんかは変わりませんし、運動神経とか、器用さとかも、そんなに大きく変わるわけではないです。練習でなんとかなる範囲と、そうでないものがあるんです。

花形の100mを諦め、400mハードルに転向する。この決断というのは、当時は凄い葛藤だったと思います。でも、100mでメダルを取るよりも、400mハードルの方がその確率が高い。同じ金メダルだったら、どちらがいいか?このようにどこかで合理的に考えられたのが本当に素晴らしいです。

人は、自分がやってきたことを否定できない傾向があります。だらこそ、埋没コストを取り返さないと勿体ないと思って、見切りを付けられないんです。でもそれができて、勝てる場所を見つけたのは凄いことです。

私も「見切りを付ける」ということが出来るようになってから、本当に楽になりました!


【引用その2】それしかないと思い込まない

今見えているのとは違う人生があることをわかっておくことだ。そうすれば「これをやめたら自分ではなくなってしまう」という、追い込まれた状況にはならないはずだ。もし、懸命に走っている道で成功する確率がほとんどないとわかったとしても、その横に走っている人生に移ることができるのだということを理解しておくべきだと思う。

今やっていることしか見えていないと、今がすべてだという勘違いが生まれます。もし、会社を辞めて農業をするなら、その自分もいるわけですし、転職をしたらその自分の人生がある。

レールは1本ではなく、複数あるんだと考えるべき。今あるところに固執しすぎるのは悪い癖です。どんなときでもレールは作り出すことができる。これがわかっている本当に楽ですね。

私も会社を辞めたときに、凄い恐怖がありました。でも、そんなに恐怖を感じる必要はありません。会社を辞めても居場所はありますし、居場所を作ることもできる。迎入れてくれる場所がどこかにあるはずです。

会社は、絶対的な場所ではないともっと早く気付きべきでした。


【引用その3】リア充の人は多くはない

最近は、「休日だから、友人、家族とこんなふうに盛り上がっています」とフェイスブック上に毎週のように書き込む人がいるが、せっかくの休日を無駄にしない、何か意味がある休日にしたい、そう見られていたい、という思い込みみたいなものがあるようにも見える。自分の人生を意味あるものにしてみせる、と意気込んで空回りしている若い人もよく見る。

人にどう見られているかを気にして、Facebookにアップすることに時間を使いすぎるのは勿体ないですよね。

「じゃあ、なぜ平野さんはこうして記事をアップするのですか?」と聞かれると迷わずこう答えます。

「仕事につながるし、その確率が上がるからやっているだけ」

SNSは仕事か、趣味で使うのが一番。自分がどう見られているかを考えすぎるのは、充実の真逆になってしまいます。


【引用その4】諦めて失うのは構わない

何でもかんでも手当たりしだいに手に入れることで、幸福が得られるわけではない。むしろ、ある段階がきたら「もうこれはいらない」と手放していくことで、幸福が近づいてくるのではないだろうか。最近の僕はそんなふうに思うようになった。「何も諦めたくない」という姿勢で生きている人たちは、どこか悲愴である。仕事も諦めない、家庭も諦めない、自分らしさも諦めない。なぜなら幸せになりたいから。でも、こうしたスタンスがかえって幸せを遠ざける原因に見えてしまう。むしろ、何か一つだけ諦めないことをしっかりと決めて、残りのことはどっちでもいいやと割り切ったほうが、幸福感が実感できるような気がする。賛否両論あると思うが、突き詰めていけば仕事と家庭はトレードオフだ。一日の時間は限られていて、仕事と家庭に同じ時間を割くことは無理である。

ここは本当に共感しました。

すべてを手に入れることはできない。だからこそ、諦めるべきものは諦める。私も、いろんなものを手に入れて、そして諦めたから、凄く心が軽くなりました。

諦めるというと悪いことのように感じるかもしれませんが、諦めることは消して悪くありません。すべてが中途半端になって不幸になるより、諦めて幸せに近づいた方がいいですからね。

まとめ&宣言

諦めるものは諦め、手にしたいものは手にする。

諦めの良さをこれからも発揮していこうと決意を新たにしました。


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