【読書録】怖くて眠れなくなる科学（竹内薫・著）

なぜ、読んだ本を公開するのか

毎週日曜日7時～『ビジョナリー読書クラブ』という読書会に参加しています。そこでは、読んだ本の一部を引用し、自分の気付きを伝え、最後に何をするのかを宣言します。

いつも発表するときに、引用箇所を入力したり、Kindleでコピペしたりするのですが、それを消すのってもったいない。

あ！noteに残しておけば一石二鳥。
ということで、発表内容について記事を書くことにしました。

今回読んだ本はこちら。

怖くて眠れなくなる科学

最近、急に科学、物理、宇宙、生物、進化などの本を読みたくなり読み漁っています。昔習ったような話もあり、色々と思い出しながら、童心に返って読みました。面白い！！

【引用その1】記憶の大半は上書きされたもの

私たちは、記憶をたしかなものだと考えています。自分が鮮明に覚えていることが「ウソ」だと思う人はいないでしょう。我々はリアルな現実をそのまま記憶に焼き付けている。誰もがそう信じています。しかし、記憶というのは、実際は大変に危ういものです。あなたの記憶の大半は、後から「上書き」されたものなのです。

人の記憶っていうのは、本当に不確かですよね。考えているうちに記憶が作られ、上書きされ……そして真実だと思い込んでします。そのため、昔の話が食い違うというのはよくある話。

これがわかっているから、私は自分の昔の記憶を疑っています。さらに、昔訪れた地を再訪して、自分の記憶を調整することもあります。これにより、どの程度の差があるか分かり、自分を過信しなくなるのです。

【引用その2】地球の磁場はそろそろ反転する

磁極は、平均すると数十万年ぐらいで逆向きになり、これを「磁極の反転」といいます。「平均」数十万年なので、数十万年おきに必ず起こるわけではありませんが、現在は地磁気が減り続けているので、このまま減り続ければ、あと千年ぐらいで地磁気はゼロになる計算です。そして、いったんゼロになってから地磁気は反転します。

（中略）

いまから千年後に磁場がなくなって、バリアのひとつが消えると、細胞の核にしまわれているＤＮＡの突然変異もこれまでより頻繁に起きるようになります。まさに、有害な放射線に対して無防備になってしまうのです。そのとき、人類はどうすればいいのか。たとえば外に出るときには、防護服でも着なくてはいけないのかもしれません。

地球の磁場が千年後に逆転する。これは恐ろしい話です。仮にこの話が真実ながら、1,000年後に絶滅する可能性も考えられるからです。磁場によって放射線から守られているらしいですが、磁場が徐々に弱まって、そこから逆転に向かうのであれば、裸の状態が続くことになります。一瞬で強い磁場が入れ替わるのであれば、それは問題ないのでしょう。

火星への移住計画などもあるかもしれませんが、1,000年がタイムリミットだとするならば、そこに向けた計画が必要になるのかもしれません。

【引用その3】全球凍結！？

「全球凍結」による人類絶滅の可能性もあります。全球凍結は、英語で「スノウボール・アース（Snowball earth）」と言います。赤道も含めて地球上が凍りつく現象で、これが原因となって過去に生物の大量絶滅が起きたと推測されています。

一番古い全球凍結が、ヒューロニアン氷河時代。二十四億五千万年前から二十二億万年前です。それから後は、スターティアン氷河時代とマリノアン氷河時代。これが七億三千万年前から六億三千五百万年前です。

全球凍結が起きると原生生物でさえ大量絶滅します。原生生物とは、藻類、ミズカビ、アメーバ、ゾウリムシ、粘菌。動物でも植物でもない、分類できないものたち。それが全球凍結の際に大量絶滅したそうです。

何冊か本を読んだのですが、全球凍結って本当にあったみたいですね。

赤道まで凍ってしまうなら、東京なんかは極寒どころじゃないでしょう。地球が氷玉のようになってしまうことが過去に数回起こっている。原生生物さえも大量絶滅してしまうなら、哺乳類はもう無理でしょう……。

このようなサイクルがあり、繁栄と衰退が繰り返されている。そうなると、今のこの瞬間の文明というのは、奇跡のまた奇跡のようなものなのですね。

まとめ＆宣言

奇跡をしっかり噛みしめて、今をしっかり楽しみたいですね。
そして、科学などももっと読んで、知識を吸収したいです。

怖くて眠れなくなる科学

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