中井 友昭
日本企業が海外高度人材活用を進めるためのノウハウについて、私のこれまでの経験に基づいてご紹介します。 採用編、雇用形態編、居住支援編、各種ツール編など全4、5回に分けて月1ペースで書いていく予定です。
突然ですが、ここで一つクイズです。 Vol.1からVol.4までタイトル画像に東南アジアの都市の写真を使用しています。すべて私が実際に訪れたときにスマホで撮影した写真です。さてそれぞれどこの都市でしょうか? 正解は・・・ 本記事の一番最後でお教えします! さて、今回の各種ツール編では、現地でリモートワークする海外人材をマネジメントするためのツールを以下の用途別にご紹介します。 (2024年6月現在、弊社で使っている・使ったことのあるツールのみご紹介しますので、もし他にオス
今回は、海外人材を日本に呼び寄せて働いてもらう場合の居住支援サポートについてご紹介します。 プライベートの問題なので自分でやってもらったらよい話ではあるのですが、日本に来て右も左も分からない状態で、「自分のことは自分でやってね」と放り出すのも酷です。弊社では来日して数日間は担当スタッフが同行して生活面の環境整備をサポートしています。それによって早期に仕事に集中しハイパフォーマンスを発揮してもらうことにもつながります。 ざっと書き出しただけでも以下のような項目があります。 家
前回の採用編に続いて、今回は雇用形態編です。 海外人材を雇用する際に、どのような雇用形態があり、どのようなことを検討すべきかという点について、私の経験をもとにご説明したいと思います。 なお、当社はIT企業であり、あくまでソフトウェア開発やデザイン、マーケティング領域における一事例としてお読みいただければ幸いです。 海外高度人材の雇用形態は、まず居住地がどこかによって大きく以下の二つに分かれます。メリット・デメリットやそれぞれの注意点について見ていきたいと思います。 「日本
「成長」と「成熟」のはざまで 赤茶けた屋根に白壁の家々、ニョキニョキと伸びるビル群ー飛行機が着陸に近づくにつれ見えてくるこの景色は、インドネシア、フィリピン、タイのどこを訪れても同じで、私はいつも記憶が混ぜこぜになるような既視感と、抑えがたい高揚感を覚えます。 地上に降り立つと東南アジア特有の咽せるような熱気と埃っぽさ、排気ガスの匂いがすぐさま目と鼻を突き、圧倒的な物量で流れゆく車とバイク。一歩室内に足を踏み入れるとガンガンに空調の効いた室内。「あー来た来た!」と身体中に活