加藤 友章 Tomoaki Kato

2018年7月〜2020年6月までの2年間、青年海外協力隊としてラオスで手工芸開発の支…

加藤 友章 Tomoaki Kato

2018年7月〜2020年6月までの2年間、青年海外協力隊としてラオスで手工芸開発の支援活動に従事 2021年3月siimeeというブランドを同じく協力隊としてラオスで活動していた妻と立ち上げ 【siimee】https://siimee.jp

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  • ラオスに親しむ

    ラオスを身近に感じてもらうため、ラオスの言語・文化・観光に関連する記事を集めたマガジンです。

  • ラオスとわたし

    ラオスに関わるわたしの想いを綴った記事を集めています

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ラオスへの想いをsiimeeというブランドにこめて

こんにちは。加藤 友章です。 夫婦でsiimeeというブランドでラオスの布を使った洋服や雑貨の製造・販売の活動をしています。 ブランドサイト: siimee ~Color is Living~ 初note投稿ということで siimeeの活動としてnoteを始めた理由とsiimeeブランド立ち上げに至った想い、そしてブランドの今後について 書き記します。 私がnoteを始めた理由では、そろそろ本題に入ります。 私がsiimeeの活動の一環としてnoteを始めた理由は、ブラン

    • 自然の循環と向き合う

      「うんこと死体の復権」を観た。 こんなにもリアルな形で、うんこや死体(動物)に、踏み込んだ内容だとは思いもしなかったが、全人類が観た方がいいんじゃないかと思うほどの素晴らしい映画だと思った。 まだまだ自分たちで鶏を捌いたり、森や山から動植物を採取するような、自然や生と死が近い世界であるいわゆる途上国に関心の高い自分にとっては、最近の私自身の思考のトピックに関連するので、どハマりした。 現代人は、生きること、死ぬことから、すごく遠ざかっている。生も死も、人間にとってある意

      • 純粋に感じること

        人は、大人になるにつれて、 いつからか純粋な感受性を 失ってしまいがちだ。 “好き”に対する純粋さ。 理屈ではない、感情を揺さぶる感性。 それを自由に表現できなくなる。 何かがそれを邪魔するようになる。 自分か、外圧か、見えないチカラか。 幼少期のころは、 理屈や知識を超えた感受性を持っている。 正解 or 不正確なんて関係ない、 他人からの否定をも超えて、 自分の感性を表現し肯定できる純粋さを持つ。 本来、人間は、そんな純粋な感受性を 持っているはずなのだ。 当然、

        • ラオスから学ぶ人生を豊かにする非コントロール性

          ラオスに住んだことがある人で、再びラオスに住みたいと思う人が少なくない。その理由に挙げられる1つとして、ラオス社会に生きやすさを感じ、日本社会の生きづらさを感じるようになった人も多いのではないかとも思う。どちらの社会もとらえ方によって良し悪しだが、その感覚はわかる。 生きやすさ、生きづらさの最たる要因は「怒り」や「不安」の感情による支配だと捉えている。ラオスには、日本と比較して、これらの感情に支配されない世界観がある。 もちろん、ラオスもこれらの感情がゼロでは無い。ラオス

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          東南アジアを思い出す

          出張でベトナムのハノイに来ている。 コロナ禍に入り2年9ヶ月ぶりの海外。 1年に2、3回以上は海外に行っていた自分にとって、試練の2年9ヶ月であった。 もちろん今回は出張だから、ミッション以外のことは、ほとんどできないが、東南アジア独特の空気感、雑多な風景、蒸し暑さ…久々に東南アジアの雰囲気を思い出した。 手荷物を受け取って外に出る時、久しぶり過ぎるから、ワクワクの感情が勝ると思っていたが、意外にもワクワクではなく、懐かしい感覚を感じた。 じわじわ汗が滲む暑さ。 やた

          東南アジアを思い出す

          湧き出るビジョン

          最近、いろんな起業家や活動家の方々の話を聞かせてもらっている。そんな中で、とても心を惹かれた方に出逢った。 自分の原体験から純粋に湧き出る 「世の中がこうなればより良いよね」 から、生まれる行動で前進し、もはや社会起業家といういわゆるトレンド的なカテゴリに自分を当てはめていない。純粋な想いから社会にとってよりよいことを目指している。そして、自分自身を犠牲にすることではなく、適正なお金の循環を仕組化することで、それを成し遂げる。 その根底には、具体的な原体験に基づいた問

          湧き出るビジョン

          久しぶりの旅に向けて

          あと約1か月でラオスへの旅が始まるので、旅の心得。大学生のころから旅が好きで、これまでに色々な国を回った。出張含めて過去行ったことある国を挙げると21カ国。 一見たくさん行ったことあるように見えるけど、ほんの数日滞在とか、出張で観光してないとか、っていう場所もあるので、たくさん行きましたって胸を張れるほどでもない。 けれど、社会人になってからは、長期休みにはだいたい旅に行っていたので、1年に3回くらいは何日かまとめて休暇をとって旅に出ていた。 だから、コロナ禍になって、3

          久しぶりの旅に向けて

          ウェルビーイングとは何かを考える

          「ウェルビーイング」 これからの人生を考えるうえで重大なテーマになるかもしれない。 前野隆司氏・前野マドカ氏の「ウェルビーイング」という書籍を読んだ。 ざっくりと気になったポイントをまとめてみる。 〇「ウェルビーイング」の概念 「ウェルビーイング」という言葉は、英語の意味でいうと「幸福」だが、昨今話題になっている「ウェルビーイング」という領域は、「健康・幸せ・福祉」を包含した概念であり、SDGsの上位概念といえる。 〇「ウェルビーイング」への注目 現代社会では、職

          ウェルビーイングとは何かを考える

          英語力比較 - EPI -

          世界の111カ国の英語力を図ったEPIテストの結果が公開された。テストの結果は、5つの熟達度で分類されてランクづけされている。 1. Very High Proficiency 2. High Proficiency 3. Moderate Proficiency 4. Low Proficiency 5. Very Low Proficiency 注目のASEANは次のような順位。 ーーーーー 1. Very High Proficiency 2位 シンガポール 2

          英語力比較 - EPI -

          「ラオス」で繋がる

          最近、「ラオス」というキーワードで繋がるラオス好きのコミュニティに参加した。純粋に「好き」で繋がる関係性も良いなと感じている。 こういうコミュニティに参加する方々の中には、おそらくラオスに対する考え方が異なる方々が多々いると思うのだが、それぞれラオスが「好き」であることには違いはない。 あまり深すぎる考え方にこだわらず、敢えて門戸を広げて、「好き」という上澄の部分だけで繋がれるコミュニティ。実際は、そういったコミュニティも重要で、多くの人にとってラオスを知るためのきっかけ

          「ラオス」で繋がる

          人の気持ちの異変を察知する

          昔から思うことがあるのだが、自分は人の異変を察知したりするのが得意だなと。というか、察知してしまう。良いのか悪いのか。 これまでの会社では、なんとなくこの人辞めるのかなって感じたとき、数ヶ月後に実際に辞めることが多々あったり。 なんかいつもと振る舞いが違うなって思ったら、あらたまって何か伝えたいことがあったり。 その人のいつもと違う感じ、人が辞める時のイライラを超えた余裕とか、なんか重たい空気を醸し出す緊張感とか、そんな感じの異変を察知してしまう。 これは、もしかした

          人の気持ちの異変を察知する

          ポジティブ思考

          先日、ストレングスファインダーという自分の強みを知って活かすための診断を行なったのだが、34の強みの要素のうち上から5番目に「ポジティブ」の要素があった。 おそらく実際会ったときの印象は、明るくその場を盛り上げるようなキャラクターでは無いので、ポジティブ感は無さそうと思われがちだが、基本どんなトラブルが起きても楽観視してるし、落ち込んで立ち直れないようなこともなく、結構ポジティブであることを自認している。 しかし、過去を振り返ってみると、高校生くらいまでは、超が着くほどの

          通訳ボランティアの経験

          1年前くらいに、あるラオス語の通訳ボランティアに登録した。突発的に案件が発生するので電話などで対応するのだが、今日はじめて電話での通訳ボランティアを経験した。 あまり公言すべきでない内容だと思うので、詳しい内容に関しては触れないが、電話で10分程度の通訳、あまりにたどたどしく、申し訳なさが残りはするものの、面白い経験だったなと感じたので、はじめての通訳体験を書き残してみる。 通訳というと「逐次通訳」と「同時通訳」の2つのかたちがあるが、今回の通訳は「逐次通訳」で、スピードま

          通訳ボランティアの経験

          心穏やかになる国 ラオス

          先日、National Geographic の『2023年のslow travelのスポットトップ5』にラオスが選出されていた。 タイトルは「slow travel」だが、この記事で焦点を当てられていたのは、どちらかというとコロナ禍の2021年12月に開通した中国ーラオス鉄道によって、観光地として有名な古都ルアンパバーンにアクセスしやすくなったよ、というところである。 2023年は、中国ーラオス鉄道でアクセスしやすくなったことに加え、コロナ禍の規制も無くなり、観光業も通

          心穏やかになる国 ラオス

          ラオスの珍食材

          ※グロ注意:日本では普通は食べない動物の食材があるので苦手な方はお気を付けて。ラオスでは、いわゆるゲテモノと呼ばれるような色々な動物を食べる文化がある。今回は食べたことないものも含めていくつか紹介。動物愛護などの観点から、苦手な人もいるかもしれないが、あくまでラオスの食文化としてとらえてほしいと思う。 まずは初級編。見た目も味も食すハードルが高くない食材。ラオスに住んだら食べる機会が一度くらいはあるかも。 1.カエル 普通にそこら辺で食用で飼ってる。これは日本でも食べたこ

          最高のワイルドトレッキング体験 in ラオス

          ラオスでは南から北まで色々なところを旅行をしたが、ルアンナムターというラオス北部の中国との国境近くの地域で体験したワイルドトレッキングは、ラオスの自然やラオス人のサバイバル技術を楽しむことができた格別な体験となった。 ルアンナムターは、少数民族が暮らす村がたくさんあることで有名だが、自然保護区がありラオスの自然を満喫できることでも有名な地域である。 わたしがルアンナムターを訪れたときは、山の中でキャンプをする1泊2日のトレッキングに参加したのだが、最高ワイルドトレッキング

          最高のワイルドトレッキング体験 in ラオス