【デイサービス】入浴介助研修【入浴拒否の強い利用者さんへの対応】
こんにちは、とも(@tomoaki_0324)です。
デイサービスで必要な【入浴介助研修】の資料を記事にしました。
入浴介助はデイサービスでの大事な仕事の一つです。
そして認知症などが原因で入浴を拒否する方は少なくありません。
この記事では、デイサービスで入浴拒否をされる利用者さんへの対応方法を考えていきたいと思います。
具体的な内容は、次のとおりです。
この記事は、2500字程度のボリュームでお伝えします。
それでは早速、見ていきましょう。
デイサービスでの入浴拒否は多い
入浴を拒否される認知症の利用者さんは大勢おられます。
「お風呂は夜寝る前に入るもの」、「そもそも入浴が嫌い」、など入浴に対する価値観は多様です。
また「人前で裸になるのが恥ずかしい」、「知らない場所でお風呂に入りたくない」などを思っているけど言わない人もいます。
まずは、各利用者さんの気持ちに寄り添い、その方に合った声かけや対応を模索する姿勢が大切です。
拒否する理由を探す
認知症の利用者さんがデイでの入浴を拒否する理由は様々です。
記憶障害によって「昨日の夜に入浴した」と思い込んでしまっている
見当識障害により、自分が現在置かれている場所・時間・周りにいる人が分からなくなり、混乱している
意欲の低下、自発性の低下
清潔を保つことについてもその必要性を感じない
気温や体調によって入浴を面倒に感じる
まだまだたくさんあると思います。
いずれにせよ、利用者さんが入浴を拒否する理由を理解するよう心がけます。
まずは事前にご家族から情報を得ておくようにしましょう。
利用者さんの生活パターンや価値観などを理解したうえでお誘いするような声かけを意識する必要があります。
こんな声かけを試してみよう
声かけの例を何個かだしてみます。
いろいろ試してみて、どんな声かけがその利用者さんにとって一番反応がよかったかを評価していましょう。
他にも、拒否の強い方への声かけの例をご紹介します。
【声かけの例】
今日のお風呂は「〇〇の湯」なんですよ。最高ですよ。
温泉でお背中を流しますよ。
お風呂上がりに美味しいコーヒーを入れますね。
ワーク
うまくいった声かけやタイミングを職員同士で共有することも大切です。
入浴拒否の強い利用者さんに対して、どんな声かけや対応の変化で、入浴が可能になったかを共有しましょう。
まずは、個人ワークです。
利用者さん1名か2名ピックアップし、その方に対しての成功例を書き出します。
次にグループワークです。
グループごとに分かれ、発表し合いましょう。その後、質問や提案などをして、知識をより深めていきましょう。
個人ワークを5分、グループワークを10分程度に設定しましょう。
かたくなに拒否する場合
スタッフ側は早く入っていただきたいと思ってしまいますが、「今は入りたくない」こともあると認識し、焦らず、余裕をもって対応しましょう。
いったん拒否すると、その後はなかなか応じていただけないことが多いです。
そんなときは、時間を空けてもう一度声かけしたほうが有効です。
時間をおき、タイミングを変え、再度異なる対応を試してみましょう。
誘導のタイミングや誘う人を変えても同意が得られない場合は無理強いせず、入浴の中止やほかの方法で清潔を保つこと(清拭や足浴など)を検討しましょう。
おわりに
いかがだったでしょうか。
入浴は誘導が成功して終わりではありません。
入浴にかかわるすべての過程において心地よさを感じてもらえるようにかかわり続け、徐々に入浴に対する印象を変えていくことが大切です。
そうすると良い印象が残り、スムーズに誘導できる回数が増えてきます。
この研修資料が、御社の運営にお役立ていただければ幸いです。
それではこれで終わります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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