介護施設の【緊急時の対応に関する研修】資料「緊急時への準備/対応手順/記録の方法について」
こんにちは、とも(@tomoaki_0324)です。
介護施設で必ず必要な【緊急時・急変時対応マニュアル】を記事にしました。
高齢者は気温や気圧の影響を受けやすく、介護サービスの利用中に急変することがあります。
また運動機能の低下によって転倒し、怪我を負うこともあります。
このような緊急時に備えて定期的に研修を実施しておくと、職員は慌てることなく適切に対応することができます。
年に1度はこの研修を実施しておくことをおすすめします。
具体的な内容は、次のようになります。
3500文字程度のボリュームでお伝えします。
最後の「ワーク」を入れると、30分程度の研修にできます。
それでは早速、見ていきましょう。
緊急時への準備
緊急時の準備としては、次の3がポイントです。
マニュアルの整備
協力体制を構築しておく
物品の把握
それぞれ、具体的にみていきます。
マニュアルの整備:
応急処置の方法やAED (自動体外式除 細動器)の使い方、骨折への対応などを含めた緊急時の対応について、日頃から訓練し、全職員で共有します。
詳しくはコチラの記事をご覧ください。
また、緊急時・急変時の対応マニュアルがまだ準備できていない方は、コチラの記事を参考にし、自社独自のマニュアルを作成してください。
緊急時の連絡先を把握しておく:
かかりつけ医や関係機関、ご家族などへすぐに連絡できるよう、緊急連絡表を作成しておきます。
ご家族やキーパーソンの電話番号や住所が知らない間に変更していることもあります。
年に1度は更新するようにしましょう。
協力体制を構築しておく:
緊急時は、対象の利用者さんへの処置はもちろん、ほかの利用者さんへの対応、救急車の要請、ご家族への連絡など、すべきことがたくさんあります。
職員がそれぞれの役を瞬時に把握し、実行できる体制を作っておくべきです。
定期訓練などを通して、指示系統や役割を把握しておく必要があります。
利用者さんのリスクを把握しておく:
既往歴や身体状況(下肢筋力の低下など)、服用している薬などが事故や急変につながることもあります。
よって各利用者さんのリスクを把握しておく必要があります。
また、顔色や声などで「いつもと違うかも…」と気づけるよう、普段から利用者さんの観察をしておくことも重要です。
物品の把握:
緊急対応には、必要なものが揃っていなければいけません。
例えば、AEDや応急処置セット(絆創膏、ガーゼ、包帯、ハサミなど)はすぐ使える状態なのか、定位置に保管してあるのかは、定期的に確認しておきましょう。
そして全職員が保管場所を把握しておくことも重要です。
緊急時対応の手順
症状が重篤なときなどは、119番通報して救急隊を呼んだり、AEDを使わなければならないこともあります。
いざというときに落ち着いて対応できるよう、定期的に①⇨⑥を練習しておくようにしましょう。
① 利用者さんの意識の有無を確認する
声かけ
肩を軽くたたく
つねる等の痛み刺激を与える、などして反応を確認
② 利用者さんの状態を確認する
バイタル(体温、血圧、呼吸、脈拍)
顔色
呼吸状態
痛みの有無
外傷(出血)の有無
③ 119番通報する
救急であることを伝える
利用者さんの年齢・性別・症状を伝える
事業所の所在地を伝える
④ 応急処置や心肺蘇生等を実施する
救急隊が到着するまでの間、利用者さんの予後を考え、できる限りの対応をしましょう。
詳しくはコチラの記事をご覧ください。
⑤ 救急隊に引き継ぐ
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