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第8話:義理チョコならぬ義理サンプル


新人ちゃん:表題の段階でもう大体何を言われるかわかりました‥‥「誰か1に絞るのは怖いから全員に渡せる義理チョコにします!でも告白されたい!」ってちょっとヤボなこと言っちゃってるってことですね。

山上:そうです!でその逆をやってうまくいった例をお話しますね。
ごりっぱスタジオ公式サイトでも取り上げさせてもらってるFさんのサンプル。 WEB広告制作者に向けて作った顔出しサンプルですけど、実は「たった一人に向けて」作っています。


新人ちゃん:あんなにたくさんの人からいいねやRTがついてるのに?!ターゲットは1人だったんですか?

山上:そうそう。メッセージ相手の顔が見えるまでイメージしてるから、選択に一本筋が通っていますからね。ターゲット外の人が見ても「誰に何を言ってるのか」がわかりやすいのです。

こんな風にイメージしてみるとわかりやすいかもしれません(あくまで知名度がない人の場合ですよ。知名度がある人なら立ってるだけでも人が寄ってきますから)

渋谷スクランブル交差点など雑踏の中で「ねー!ねー!」と叫ぶあなた。通行人は自分には関係ないと素通りしてしまいます。むしろ恐怖を感じて逃げていく人までいるでしょう。

そこで「男性の方!」と叫べば、何人かの男性は少なくともあなたを見てくれるかもしれません。「男性で!テンガロンハットで!黒革ベストの方!」くらいまで叫ぶことができれば、呼ばれた本人がつい「え?私を呼んでる?!」とあなたを振り向く可能性が上がると思います。

また、呼ばれた本人以外の通行人の中には、あなたの代わりに”あそこで呼んでるみたいですよ”と呼び止めてくれるサポーターも出てくれるかもしれません。

新人ちゃん:わかる。わかるけど‥‥第1話でも触れましたけど絞って失敗した時のこと考えると、怖くて踏み出せない‥‥


山上:どこまで賭けるかは、それぞれの余裕に合わせて考えていきましょう。でも一つだけ言えることは「ズームバックして!」かな


新人ちゃん:ズームバック?!

山上:怖いのは今この瞬間の選択しか見えてないからかも。絞って他の可能性を失うといったってそれは第1フェーズだけのことだと思いますよ。絞った「あとの」第2フェーズでは、絞ったことで増えてる可能性がいっぱいありますから。


新人ちゃん:成果が別の成果を呼んでくれるみたいな?


山上:そうそう!あなたが今売れづらくなってる原因の一つには「現場未経験でプロフィールが書けないから」ってこともあるでしょう?


新人ちゃん:本当そこが悩み!だからどんなひどい仕事でもいいからやりたい、やってしまえば何かが変わるかも!って考えちゃってます。


山上:「仕事1個は掴んだけどその後まったく続かなかった」って人も多いですから。そう考えると最初だからこそ「なんでもいいからやりたい!」ってマインドは危険です。僕はそれを中二男子マインドって呼んでますけど(笑)
そこでズームバック。俯瞰で、第2フェーズの仕事が仕事を呼ぶをイメージしておくと『では第1フェーズでどんな仕事をどんな風にとっておくと繋がりやすいか』ってことも見えやすくなってきますよね?
第2フェーズのイメージ次第で、第1フェーズでやることがガラッと変わるってことがわかりますでしょうか?

新人ちゃん:目先の、仕事やりたい気持ちだけで焦ると、悪手につながることもあるかもしれませんね。これは考えなきゃ…!また頭がいっぱいに〜!


山上:まあまあ!今はそこまでシビアに考えなくて大丈夫。考えすぎも足が停まっちゃいますから。
それよりもちょっと振り返ってみてください。今、第2フェーズをイメージできてるってことは、あなたの「寝てみる夢」が少し計画っぽくなってきてませんか?


新人ちゃん:そういえば‥‥「そうはならんやろ」ってシンデレラみたいな仮説じゃなくて、多少なりとも現実的なお話ができてるかもしれません!私でも!


山上:これがごりっぱスタジオとして「向き合う」「自分にコミットする」ってことです。


新人ちゃん:なるほど!!確かにごりっぱ怖くない!


山上:ではきっちり向き合ったんで「初回有料相談」の料金を胸張って請求しますね!

新人ちゃん:スペペー!

(どんな人が申し込めるの?完)


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