家族との呪縛をとく
いや〜スッキリした。
いま鍋を磨いたのだ。
ただそれだけのこと?
いやただそれだけのことじゃないのよ。
奥が深いのよ。
こないだふと鍋の内側を
さら〜っと激落ちスポンジで擦った。
いつもお湯を沸かすためだけに
基本使っている鍋。
いちごジャムを作った後に
スポンジでだけでなく
念入りにさらっと激落ちくんで拭ったら
まぁピカピカ。
うちにはやかんがない。
このお鍋はお湯を沸かす専用で使ってきた。
ステンレスだから
においはつかないだろうと思いつつ。
少しでも香りが残った鍋で
お湯をわかしたくなくて。
クリアーなお湯を沸かして飲みたくて。
そんなことにもとても敏感に
繊細に扱いたくなるたちなのだ。
そもそもいまうちには
浅型のフライパンと深型のフライパンと
寸胴タイプの鍋とこの小鍋しかないから。
いろいろ代用して使っている。
あれもこれも入るスペースが
いまないし、
本当にこれが買いたいと思える鍋やサイズもずっと検討していてまだピタッとするものに出会えてないから適当には買わずにあるもので過ごして
その時を待っている。
内側が光ったら
外側に目が入って。
あっこれは人間にも、当てはまる。
内側と、外側。
目に入って見たら
あら〜っ相当汚れてるじゃやないの。
いつのまにか
それは当たり前の風景になっていて
気づかなかった。
それにも改めてびっくりした。
当たり前になった景色は見慣れ過ぎているから
汚れていることさえも
気づかなかった。
この小鍋は実家からきたもので。
今日わたしは台所を一仕事リセットして
その小鍋に目が入って。
来た!いまこそ
そのタイミングが。
スイッチが、パチンと入って。
1週間前から気になり始めていた
目の上のたんこぶの存在。
その鍋だけよく使うし、手に取りやすいように
レンジフードに吊るしていたから
まさにそんな位置関係で目につき
そして汚れが気になり始めたら
まさに目の上のたんこぶ。笑
それでは、早速〜!
ナチュラル系で
でも、よく落ちそうで前から試してみたかった
洗剤づくりからスタート!
重曹とクエン酸を各小さじ4
そこへ食器洗剤をワンプッシュ
小さじ1のお水を加えて混ぜて。
鍋底や側面に塗りつけて
丸めたアルミホイルでこする。
手袋をつけてがベスト。
ゴシゴシ良い感じで
汚れが白い泡の色を変えていく。
結構いい感じだから
簡単に終わるのでは?と思っていたけど…
そうはいかなかった。
汚れが何層にも重なっている部分が手強かった。
軽く落ちると思うなよ!
こびりついた汚れが言葉を放つとしたら
そんな感じで
ある意味必死でしがみついていた。
脅すんじゃねぇ。
そうはいかないぞ!笑
待ってな!笑
結局一度洗い流して
それぞれの層をチェック
結局、3度くらい洗剤をつくっては
のせてこすってを繰り返して。
あ〜やっぱり汚れは軽くついた時に
その都度落とすのが簡単でいいのよね。
もうここまでこびりついてからは
きつい。
油汚れは苦手。
簡単にはいかないから。しつこいから。
やっぱりわたしはこまめに目についたら
さくっとのお掃除がいい。
ここまでほっておけない。
ゴミは溜めておけない。
こまめに掃除して
クリアーにしての循環が心地よい。
何度めか擦って核心部分に辿りついた時
ホイルにうつる汚れが真っ黒になって
最後のあがきを始めた。
そのドス黒いのを見ながら
まるで呪縛解除の作業のようだった。
呪縛よ溶けろ!
わたしはゴミを平気で見過ごして
自分を汚しては生きたくないの。
私はわたしを
大切に丁寧に扱って生きたいの。
誤魔化したり、我慢したり
見てみぬふりしたり
嘘ついたりして
適当に
そして自分を小さく扱って
こき使って
ボロ雑巾のように
したくないの。
彩りのない人生送りたくないの。
ドス黒いものを擦りやっつけながら
私はまた決意をしていた。
その汚れをつけていた母の鍋
引き継いでもらってわたしも
そのままにしていたけれど、
耐えられなくなって。
ひたすら無心になって磨いた。
そして見えて来た。
正直そんなこと
考えて始めた訳じゃないから
びっくりしたけど。
ふと思い立ってやったことで
見えてきた。
私はやっぱりわたしの道を生きるんだ。
3度磨いても完全に元通りとは行かなかったけど
今回はここまで。
きらりんと光る鍋を見て
心が決まり、すっきりするわたしがいたから
晴れ晴れとして気持ちよかった。
鮮度のあるうちに
ここに綴ってなお
気持ちよし。
よっしゃ
その調子!
いいぞ
いいぞ。
わたし
こうやって
本来のわたしの力を取り戻していく
プロセス大事!
これこそ宝!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?