見出し画像

手芸ノート(6) なにか美しいものを

noteを始めてから、2週間が過ぎました。その間に5回の投稿。お友達にもほとんど告げずにひっそり書いているnoteなのですが(読んでくださっている方、ほんとにありがとう!)、開始からそれほど日数が経っていないのにもかかわらず、書くことによっていろいろと自分の気持ちが整理されてきたのに気がつきます。

なかでも、2回目のnoteに書いた「自作の小物を売る、売らない」ということについて。もう売らないんですよ、制作はプライベートな楽しみにしておくのですよという現状を述べたものの、書き終えてから「いや、待てよ、売らないと決めたのにはもっと理由があるのではないか」と自らを深掘りしたくなる心情に駆られました。

そしてそのまま、考えるともなく考える、というような数日を過ごしたのです。その結果なんとなく浮かび上がってきたのは、私は、自分のハンドメイド作品に個性を感じていなかったのではないか、ということでした。ある程度の技術とちゃんとした布があれば、それなりにきちんと商品になる作品は作れる。だけど、どうしても見てほしい、手に取ってほしい!と思えるような、オリジナルの強さや美しさには欠けていたんじゃないかしら。だから、売り続ける欲を持てなかったのかもしれないな、と。

なので、今はおそるおそる思うのです。これから針と糸を持ってものを作るときには、「自分だからこそ作ることができる美しいもの」についても考えるようにしてみようと。時々でもいいから、そこに立ち返るように。それが実現できたときには、何か新しい展開が生まれてくるかもしれません。

いずれにせよ、これからの自分が、何を美しく、新しいものと感じていくのだろうと思うことは、とても清々しく喜ばしい気分をもたらしてくれるようです。



いいなと思ったら応援しよう!