tomokot

手芸を趣味にしています。 だいすきな布や針仕事について、昭和のおばあちゃんの夜なべ語りのように書きたいと思ってnoteを始めましたが、与太話のほうが増えていきそうな気配です。 よろしくお願いいたします。

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手芸を趣味にしています。 だいすきな布や針仕事について、昭和のおばあちゃんの夜なべ語りのように書きたいと思ってnoteを始めましたが、与太話のほうが増えていきそうな気配です。 よろしくお願いいたします。

最近の記事

デコり額が見つかったので

若さの定義っていろいろあるけれど、「しなくてもいいことをする」というのもその一つなんじゃないかと思う。先日、実家をごそごそしていたら、切手をグルリと貼り付けた小さな額縁が引き出しの奥から出てきました…なんじゃこりゃ。 額縁の四辺すべてに海外の可愛い使用済み切手が貼られ、その上に分厚くニスが塗られている。何これ、全然覚えてない。でも、こんなものを作るのはこの家に自分しかいない。買った記憶もさらさらない。…しばらく考える。…そうか、フェリシモの通販で買った海外切手か…そんなら、

    • 「何かを目指して飛んでいる鳥」と猫

      • 刺繍も絵だとおもう

        ここ数年、書店で見かける刺繍本の数が増えてきた。地方に住んでいてそう感じるくらいだから、都市部の大型書店の手芸本コーナーでは、どれだけ多くの種類の刺繍本が並んでいることか。華やかだろうなあ。 もちろん私も何冊か持っているし、しょっちゅう立ち読みもしているんだけど、時々ふと頭をよぎることがある。「みんな、きちんと刺し過ぎていないか?」 市販の手芸本は教則本としての意味合いが強いのだから、模範的な刺し方をした作品を載せるべきなのだろうとは思う。それに、著作者である手芸家の方々

        • 手芸ノート(7) 手作りマスクの面白さよ

          先週は忙しかった。突然動き出した仕事の打ち合わせ、町内会の会計業務、それらにまつわる種々の気苦労。けっこう「おえっ」となりそうな日々の中で、寝る前に少しずつチクチクと針仕事をし、そして私は自覚しました。「わたしは、マスクをつくることが好きだ」 それは一言で言えば、「ひとり実験の面白さ」でしょう。私がマスクを作り始めた頃、既に季節は初夏となっておりました。ゆえに、できるだけ暑くなく、ダサくなく(これ超重要!!!最重要かも!!)、そして、これまでの布地ストックやハギレを有効活用

          手芸ノート(6) なにか美しいものを

          noteを始めてから、2週間が過ぎました。その間に5回の投稿。お友達にもほとんど告げずにひっそり書いているnoteなのですが(読んでくださっている方、ほんとにありがとう!)、開始からそれほど日数が経っていないのにもかかわらず、書くことによっていろいろと自分の気持ちが整理されてきたのに気がつきます。 なかでも、2回目のnoteに書いた「自作の小物を売る、売らない」ということについて。もう売らないんですよ、制作はプライベートな楽しみにしておくのですよという現状を述べたものの、書

          手芸ノート(6) なにか美しいものを

          手芸ノート(5) 手芸は陣地づくり

          このまえ、ふと「がまぐちポーチって、何年も作ってないな。どうやって作るんだったっけ」と思いつき、ダイソーに行ったときに100円の口金を買ってきました。それを使って作ったのが写真のがまぐち。 立て続けに2つ作って、ようやく勘を取り戻しました。そうそう、こんな感じだった。最初は同封の型紙通りに作り(鳥の柄の方)、2つ目は少し形を変えて、ちょっとした達成感。今は、ヘアゴムとシュシュ入れとして活用しています。 そして、さらに自覚したのですが、私が手芸をしようと思い立つのは、すごく

          手芸ノート(5) 手芸は陣地づくり

          手芸ノート(4) マスクハンサム

          このところ、手作りマスクをしている人を街中で見ない日はありません。私も手縫いでチクチクと作り、ちょっとした買い物や用事の時に着けるようにしています。 とはいえ、手作りマスクは布選びが難しい。通気性がなく分厚い布はNGだし、好きな色や柄の布を考えなしに使うわけにはいきません。だって、顔の半分に置く布だもの。もはやファッションの一部なのです。 というわけで、手作りと思われるマスクの方をお見かけしたら、「どんな布かな?」とチラッと拝見させていただいちゃったりしています…くれぐれ

          手芸ノート(4) マスクハンサム

          手芸ノート(3) 昔作ったもの、使ってる?

          手芸をしていると、知らず知らずのうちに家の中に物が増えていきますよね。ついつい買ってしまう可愛い布たちに、必要な道具類、そして、自分が作った物。これらのうち、布や資材の収納に関しては、手芸雑誌でよく小特集が組まれます。きちんとたたまれて棚や籠にしまわれたカラフルな端切れたち、可憐な箱や壜に小分けされたレースやボタン…。 誌面に掲載された小さな写真を食い入るように見つめて、「可愛い!!」と唸ったことがこれまでに何度あったことか。記事に触発されて、レースを入れようとガラスのキャ

          手芸ノート(3) 昔作ったもの、使ってる?

          手芸ノート(2) 売る売らないのこと

          縫物に関してもう一つ決めていることは、作ったものを(なるべく)売らないということです。つまり、ハンドメイド作家にはならない、ということ。 今は、手作りの作品を自由に市場に出して売り買いができる時代です。私はこういうものが好きなんです、という感性を前面に出すことによって、特別なツテがなくてもプロフェッショナルへの道を進むこともできる。それは、とても素敵なことだと思うのです。もし、私が20代のころにこんなブームが起きていたら、きっと、勉強も仕事も放りだして邁進していただろうなあ

          手芸ノート(2) 売る売らないのこと

          手芸ノート(1)  それぞれのスタンダード

          日常生活はいろいろな忙しさであふれていますが、それらを少し脇に置いて、自分のために、あるいは誰かのために、布と針を持つ時間はいいものです。 手元に広がる、小さな世界と対話する時間です。 私は子供のころから手芸に親しみ、じゅうぶん大人になった今でも、趣味としてハンドメイドの小物を作っています。この先もきっと、生活の中で針糸を手放すことはないだろうな、という気がしています。 そこでこのnoteでは「手芸ノート」と題して、自分と手芸とのかかわりをふりかえりつつ、ハンドメイドに

          手芸ノート(1)  それぞれのスタンダード