DXの勉強その13-レガシー化の背景-
こんにちは。DXエンジニアを目指す荒巻智隼です。
ここ数回分の投稿は結構レガシーシステムの話に寄っている感じがしますね。資料の上から読んでいっているのでそんな順番で書いてあるからというのもあるんですが。
デジタルトランスフォーメーションという事で既存ありきで考えていく事が大切なのでしょうか、という感じです。モデルを変えていかねばいけない以上、変更前のものも扱えるようになっていけないといけませんね。
部分最適か全体最適か
システムにレガシーという言葉が使われるように、少し前の時代からITシステムなどのデジタルなモノは導入されていた。しかしそれは各業務ごとに特化する形で導入されていた。その結果、全社的なデジタル化が進んでいなかった事もあり、組織内での連携がとる事が難しい状況になり、総合的に複雑なシステム状況となってしまった。
新規導入も部分的には行いやすいが全体的には難しい状況となっている。
ベンダーとユーザ
ブラックボックスが誰から見てブラックボックスになっているのかという話。ITシステムというのはどうしても専門的な部分が出てきてしまう。そうした際にベンダー企業に頼るのは自然な事である。しかし丸投げしてしまうとベンダー寄りのモノになっていき、組織外企業ゆえの長期スパンのメンテナンスが生じるようになり、現状に沿っていなかったりブラックボックス化しやすい。
有識者の退職とスクラッチ開発
専門性故に知識持つ人の存在はとても大切になる。そういった人が年齢なのか転職なのか、その方の事情で組織を離れてしまった場合に、途端に組織でシステムを扱えなくなる。適切に引継ぎが行われていたり同等の知識や能力を持っている方がいればいいが、そうでない場合は業務遂行には問題ないがメンテナンス等には困ってしまうという事態を招く。
スクラッチ開発:0からの新規開発
仮にスクラッチ開発でシステムが組まれていると、作った方のオリジナリティが色濃く反映されている場合がある。その場合、その人以外が扱えない事もある。また既存の機会やシステムとの整合性が悪い場合もある。そうなると業務遂行に問題ないため稼働させ続け、結果ブラックボックス化するという事になりうる。
この投稿の〆
誰でも使えるオープンなという事が大切なのでしょうか。
加えて最初の部分最適と全体最適という面で言うと、DX自体が全社的に縦にも横にも横断して行う事が望ましいという意味で言うと、必然的に全体最適が望まれてしまうでしょう。
それは決して局所的に見て業務パフォーマンを落としたいのかというとそういう事ではありません。組織は顧客への価値提供に加えて、組織全体利益も求めていく必要があります。そういった中で部分最適は相性が悪いのかもしれません。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?