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Chromebook Plus は「竹」以上!
10月に入ってから Google から Chromebook Plus という商品ブランドが発表されました。
各種ニュースサイトの反応
この発表を受けて、日本のニュースサイトでもいくつも取り扱われています。
わたしの認識では…
これらの記事を見ていて、しっくり感じたのは、
Googleの「ChromeOS」の進化に伴って、「Chromebook」も進化した。現在は、200ドル(約3万円)未満の基本モデルから、1000ドル(約15万円)を超えるプレミアムモデルまで提供されている。特に予算が限られている場合は、自分のニーズに合ったものを選択するのは難しいかもしれない。その選択を簡素化するために、Googleは「Chromebook Plus」という新しいデバイスカテゴリーを導入した。
という説明。
Chromebook と一口に言っても、いろんなグレードがあってわかりにくい、と言うことへの Google としての回答が、Chromebook Plus なのだろうなと思います。
日本の表現(もともとは、中国の「歳寒三友」が日本に伝わったもの)になりますが、Chromebook Plus は「梅」ではなく、「竹」「松」のグレードの製品であることを担保するものなのでしょう。
「松」と「梅」の比較
2021年 12月の記事ですが、今回の Google の発表であれば Chromebook Plus でも上位グレードの 10万円くらいの「松」と、Chromebook Plus に至らない「梅」との比較が記事になっています。
平行して複数の処理を行うような場合でなければ、「松」と「梅」にそこまでの差が出てこないようです。それだけに、どのような使い方をするのかを定義付けないと、結局のところ、どのグレードを選択するのかは難しい…
まとめ
職場で使っている 2020年 10月に発売された Chromebook が、今でもそれなりに動作(不満を感じない程度に動作)しているので、GIGAスクール構想で導入される端末が Chromebook Plus であるべきかどうかは判断が分かれるところだと思いますが、現状での「梅」のレベルも提示してもらえるとありがたいな、と思うのですが…
「梅」の下限を明示してしまうと、ChromeOS Flex として使えるパソコンの制限してしまうことにもなるので、なかなか公表しづらいのかもしれませんね…
いずれにしても、以下のスペックの端末が 399ドル(約6万円)というのはお手頃価格だな、と思います。また、それ以下のスペックとなる「梅」は更に安価になることがはっきりしたのはいいことだと思います。
CPU:Intel第12世代「Core i3」または「AMD Ryzen 3 7000」シリーズ以降
メモリ:8GB以上
ストレージ:128GB以上
ディスプレイ:フルHDのIPSと同等以上
ウェブカメラ:1080p以上(テンポラルノイズ低減機能付き)
この Google 側の動きに、Microsoft と Apple はどのような動きを見せるのか…