学校で必要なスペック?
Impress 系のニュースサイトで見つけた、以下の記事。学校現場に導入されている端末(パソコン)のスペックに対して、苦言を呈しているような感じになっています。
↑ の記事の中では、
についても触れられていたりしますが、パソコン系のテクニカルライター的な視点なんだろうなと感じました。
Celeron で十分?
記事のなかで、
と書かれていて、「Celeron で十分」という調査結果に対して疑問視しているものの、
とまとめられている。
わたし自身も、職場で動作検証用の「Windows パソコン」「Chromebook」「iPad」を使っていますが、性能的な評価として感じているのは
Windows パソコン
→ あまり備えていないChromebook
→ 備えているiPad
→ 十分備えている
という感じ。
「Windows パソコン」「Chromebook」でも、高性能なモデルを選択すれば、「十分備えている」と感じられるものになるのでしょうが、「補助金の上限が4万5,000」という価格帯を意識したモデルだと、こんな感じになると思います。
「Windows パソコン」を導入して、それ以上の回答(「十分備えている」や「備えている」)をしているところは、性能を底上げできるだけの自治体側での持ち出しをしたか、回答した人が実態を把握していない、使っていない、のいずれかだと思います。 ※1番目の理由による回答であることを願いたい…
個人的には、導入費用と性能のバランスから考えて、個人用の端末には「Chromebook」を選択することになるんじゃないか、と思っています。
端末更新はどうなる?
記事でも触れられている文科省の通知(令和5年1月24日)にあるように、端末更新の費用負担についての議論は、2年先送りされることになったみたい。このような議論になったのは、
という先駆けて発出された通知にも関係しているのでしょう。1人1台端末も整備しながら、形態は見直しすれどこれまで同様にコンピュータ教室(パソコン室)の整備も行わなければならない、となれば、その財源確保が難しくなる。
端末の価格も様々な理由で値上がりしていて、4.5万円では「Chromebook」は購入できても、「Windows パソコン」や「iPad」は難しい。現行の端末と同様の予算ではできず、国からの補助金が前回同様であったとしても、自治体側の持ち出しは増えることになるでしょう。
わたし自身の考えになりますが…
前回の端末整備で補助金が投入されていない高等学校はもちろん、小学校・中学校についても、保護者負担での端末整備が行われるようになるのだと思っています。
この延長された 2年間で、保護者負担へスムーズに移行できるように保護者や世間に理解を進めていくのではないか、と思っています。
貸与されている端末であるが故に、扱いが雑になってしまうことでの故障率の増加。
義務教育段階で、端末の費用負担を保護者に求めるのか? 求めるのであれば、保護者負担による端末購入の理解が必要。
購入した端末を何年ごとに買い替えることになるのか? 特に、小学校の在籍中に買い替える?
新しい端末更新の方針が決まったタイミングで在籍している児童生徒の端末はどうなる?
といった議論が早く進まないといけないのでしょうが、大丈夫なのでしょうか?
当たり前のように端末を利用している児童生徒や先生たちが、困らないようにしてほしいものです。😖