ChatGPT を用いた Google Apps Script のプログラミング
いろいろと話題の ChatGPT をはじめとする生成 AI。それらを使ってプログラミングすると、プログラミングについての知識がなくても大丈夫なのでしょうか?
過去に作成した記事
わたしも、以前に ChatGPT を用いて GAS(Google Apps Script)のプログラムを作成するという内容で、以下のように記事を書いています。
#90 QRコードをメールで送信する : ChatGPT にプログラミングさせてみた (1)
#93 ファイルのバックアップを行う : ChatGPT にプログラミングさせてみた (2)
#94 Google フォームによって、Google グループに参加させる : ChatGPT にプログラミングさせてみた (3)
#99 指定されたファイルの情報を表示 : ChatGPT にプログラミングさせてみた (4)
最後に書いた記事 #99 が 7/20 のものなので、それ以降に ChatGPT も成長しているとは思いますが、「何をしたいか?」「どんなプログラムを作成して欲しいのか?」というニーズ・要求仕様がはっきりしていないと、ChatGPT に指示の出しようもありません。
伊藤先生の記事
東京に移住した伊藤先生が、以下のように ChatGPT で利用できる GAS のプログラムを作成するためのプロンプトを公開し、YouTube でその実演をされています。 ※このプロンプトは、無償版の 3.5、有償版の 4 の両方で動作。
解説されている note や YouTube でも、
といった感じで要件定義を明確にするところが難しい。
また、
というところが、ポイントなように感じました。
結局のところ…
ChatGPT や Google Bard のような生成 AI がプログラムを作成してくれる、というのは事実。しかしながら、伊藤先生の記事にもあるように次の 2点がポイント。
作成するプログラムの要件定義を明確にする
AI が作成したプログラムの正当性を確認する
前者は、伊藤先生の紹介されたプロンプトによってフォローしてもらえるかもしれません。後者については、使用するプログラミング言語についての知識や経験がなければ、ちょっとしり込みしてしまうかもしれません。
生成されたプログラムが、そのままの意図した通りに動作してくれればいいのですが、何かうまく動作してくれないときに、どこに原因があるのかをうまく追及できるのかは、そのプログラミング言語について何の知識もない人には難しいことでしょう…
とは言え、目的とやる気さえあれば、その辺りも生成 AI がフォローしてくれることを考えると、生成 AI を利用しないよりは解決しやすくなっていると思います。
生成 AI がプログラミングに使えることを知り、生成 AI をうまく利用していきましょう!