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#今週のおかわり 2023/7/19〜2023/8/2


#今週のおかわり

 ここ一週間の間に、内定を頂いた。ここでそのことを書き出すとキリが無くなるので書かないが、やはり就職活動は非常にアンフェアなものだと感じる。フェアであれという話ではなく、すり減らす必要のない精神をみな漫然と通例だからすり減らしているだけで、こんな仕組みを誰が望んでいるのかと本気で思う。
 結局うまくいってるやつは良かったと言うし、上手くいかなかったと思っている人間は悪かったというので、別に個人の感想にすぎないと思ってもらえればよいが、少し冷静になった今見てもおかしな制度であると改めて私は主張しておく。
 しかし、なにかしらの形で食い扶持が確定したのは本当に安心。その一方で、ちょくちょくライブ等には行っていて、やっぱり音楽おもろいという話を痛感する一週間でもあった。何がおもろいって、音楽で繋がれる人の数がおもろい。
 ライブに行かなきゃ、世界中のマックチキンナゲットのソース集めてるお姉様や、大田区に別荘兼ドラムスタジオを構えるようなお姉様と知り合うことなんてなかった。
 最近気が付いたが、自分で言うのもなんだが、私はたぶんおじ様、お姉様からのウケがすごくいい。同級生からのウケを獲得したい次第である。

#アルゴリズム汚れる問題

 汚れというか多様性というか。今まではなんだかんだ聞いているジャンルもアーティストも偏っていたので、その界隈のアーティストだけ間違いなく出してくれるという感じだった。しかし、明らかに聴く量が増えたことで、今までとはまたSpotifyのアルゴリズムが出してくる楽曲が変わりつつある。
 一応、アプリの上の方にあるチャイムのマークから、フォローしているアーティストの新譜に関しては落とさないように見張っているがそれでも結構落としそうになって厄介。あと、いつも聴いている曲を探すのにも結構苦労。開拓用のアカウントと、普段のリスニング用のアカウントを分けるべきかという気もしているが、まだ迷っているところではある。しかし、それでも聴いているCory Wongとかは本当に好きなんだと思う。

#ネネチキンと坂道

 ありがたいことに、Twitterの友人に飲みに誘っていただき行く。ネネチキンに入店し、今まで別に避けていたわけでもないが、シンプルに網を張ってなかったここ2、3年にリリースされたK-POP達を聴きつつ、今年は90年代クラブミュージックの影響を受けているという解説を聴きつつチキンを食べる。皆大好きNewjeansや、私は知らなかったNIMXXを聴くことになった。『Roller Coaster』がめちゃくちゃ好き。音数の少なさというか、硬質なサウンドは確かにかっこよかった。作りが丁寧というか、透明感があるというか。月並みな表現だが曲が洗練されている。
 その一方で、なんか似たような曲ばっかだな、と感じたのも事実。また、そうした磨きまくられた楽曲と比較して坂道楽曲が…みたいなことは感じず。先日もNewjeansと坂道に関するツイートでちょっとしたハレーションが起きてたが、そういう比較は意味をなさない位、現在の両者の曲はそもそも制作にあたる精神レベルから違う気がするので、その比較に本当に意味があるのかはわからない。
 ただ、一つ言えることは、「悪い例」として手軽だからとりあえず愛着もないのに名前を出している人も一定数いるように見えてそこだけは非常につらい。
 そういった意味でなめられているなと感じるし、そうした「舐められているグループのファン」としては舐められない楽曲を作ってほしいとも思う。
 話が脱線したが、昨日tripleSを聴いていたのはそういう話である。ちょくちょくK-POPは聴いていく予定ではある。

#TOCONOVA Episode0

 来る8/20に行われるtoconoma初の日比谷野外音楽堂公演に先立ち、toconomaの50人限定イベントに参加する。会場となった渋谷のHOMEというライブハウスは、初めてワンマンライブを行った場所とのこと。初心に帰る的な意味だそう。
 それこそin the blue shirt氏にも言えることだが、参考文献というか自分の音楽のルーツを言語化できるアーティストは本当にカッコいい。学生時代にtoeのコピバンをしていたあとに、SPECIAL OTHERSのコピーをしつつ…みたいな活動をされていた話から、がっつりSPECIAL OTHERSリスペクトの秘密の楽曲を演奏されたり、ファンにとってはよだれが出るようなイベントだった。一年ほど前に大学の授業で取材させていただいて以降、声をかけさせていただけるタイミングではお話させていただいており、今回は就職の報告もできてよかった。
 それにしても、本当にtoconomaはダンスミュージック。ずっと皆踊ってたし、私も踊っていた。そして、それがたまたまそういう作風になったのではなく、そういうことを意識的にされてたということも聞けて、私の感覚となんとなく答え合わせもできた。野音も非常に楽しみ。

#Kaidi Tatham『Feels Like I‘m On My Own』

 いろいろ聴き始めて感じるのは、純粋なハウスやテクノはなかなか聞きづらく、かといってトラディショナルなジャズやファンクではどこか物足りないところが多く、結局聴いているのは比較的コンテンポラリーな造りの楽曲。共通しているのは、あくまで演奏がリードしていくが一部にエレクトロなエッセンスが加えられているモノということである。
 ループの快楽と展開していくことの快楽、あるいは演奏の快楽と打ち込みの快楽、そのどちらもが必要で、その意味でJazztronicaとかクロスオーバーとか言われるジャンルは結構な確率で好きになることが多い。
 その意味で、Kaidi Tatham『Feels Like I‘m On My Own』は今年出た中でかなり理想に近い楽曲。本当に気持ち良すぎて踊っちゃうし、叫んでしまう。こちらはアルバムではないので、#1日3アルバム開拓には含んでいなかったが、先日配信されたJazztronikとExcursionsの『Beat Hopper - The 3rd Session』もかなり好き。なかなか探すつてが無くて困っているが、もっとJazztronica聴いていきたい。

#森山直太朗 『822』

 あんまり言ってこなかったことだが、森山直太朗のファンである。そのことを『822』を聴いて確信した。もちろん、なんか就活周りで精神が有れてた時期ということもあったのだろうが、涙が止まらないのである。
 以前から『虹』『金色の空』『すぐそこにNEWDAYS』等好きな曲は数多くあるが、アルバムを通して聴くのは初めてだった『822』の終盤にかけて荒み切った精神が再生していく感覚は、まぎれもなく治療だった。のアルバムを聴いたからこそ、今、多少元気で、首を吊らずに済んだんだろうなと本気で思う。

#乃木坂46 『おひとりさま天国』

 先行配信されたけども、多分リリースを待って感想を書く方がいい気がするのでここではさらっと。今は、十年前のEDMやないかという気持ちと、井上和さんのサビ前の「It`s a single life」で脳が溶けるという感想しかなかなか出てこない。逆にいうとそのためだけに聴いている。
 個人的には、久保史緒里さんがこうフロントに安定して居ることとかの感慨深さとか、この楽曲期間中にメンバー間でどんな関係の変化があるんだろうとかそういうことに興味があって、曲はいわばそれを引き出すギミックでであってメインディッシュではないんかもしれん、という思いは良くも悪くも強くなった。主題歌であって本編ではない。
 しかし、一つ言えることは、さっきKaidi Tatham『Feels Like I‘m On My Own』でぶちあがっていた気持ちと、乃木坂46『おひとりさま天国』でぶちがってた気持ちはそう違いがあるモノではなく、音楽に貴賤はやっぱりないんじゃないと私は思っているので、どっちも好きだと言っていく。

#パニモンのナルさん

 就活の兼ね合いで東京に行った際の密かな楽しみとして「知らないアイドルのチラシを受け取る」というものがある。今回はチラシこそ受け取れなかったが、大音量で楽曲を流すデコトラ(であってるのか?)でPanic Monster !n Wonderlandというアイドルを知る。私は存じ挙げなかったが、SUMMERSONICに出ると書いてあったので、それなりに有名なグループな模様。心配になるくらいあからさまに、YOASOBI『アイドル』を下敷きにしたであろうラップパートが含まれた『Mash!Mellow!!』を聴いて、結構ええやんとなる。
 しかし、驚いたのはそのあとで、その旨をツイートしたらちゃんとご本人からリプライが来たこと。エゴサ恐るべし。ワンマンライブが無料であること等たくさん宣伝してくださった。やはりアイドルという職業は本当に真面目じゃないとやってられないと感じたし、あらためて職業そのものに尊敬の念を抱いた。応援します。ナルさん。

#今週の「普段のお気に入り枠」

 普段のお気に入りというか、ひさびさにOk Goの新譜『This』がリリースされておりそれがうれしかった。今回は、そのあたりとtoconomaとこれも先日リリースされたCory WongとLouis Coleの『The Grid Generation』をセレクト。










 

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