人生の目標がなければ、人は『意味』を持つ事が出来ない。
趣味のラテアートがもっと上達したいと思い、珈琲屋さんのワークショップに参加した。ラテアートを始めてから1年。自粛期間に何となく始めただけだったが、やればやるほど目に見えて上達が分かるのでのめり込んでいった。独学で始めたので基礎が身についていないし、プロが使うようなマシンや実際に目の前でプロが描くラテアートを見てみたかった。
結論から言うと、プロって凄い。この一言に尽きる。自分が如何に趣味でやっていたか分かる。バリスタという一般の人相手にやっているプロ意識と、僕のような趣味の一環で始めた延長戦ではまるで意識が違うのだ。教えてくれたバリスタさんはラテアートの大会をで優勝を目指したり、本気で取り組んでいる。僕はただ何となく取り組んでいたに過ぎない。意味を持っていないのだ。
僕の場合はお客さんや店の為にやっている訳では無いので、そこまでストイックになる必要は無い。でも、悔しかった。上手くラテアートが描けないとストレスになる。それだけ、気持ちだけはバリスタと同じくらい強いのかもしれない。
目標を持った方が良い。モチベーションも上がるし、何よりラテアートは自由なのでどれだけ表現出来るかが勝負。
プロのアドバイスを受けて、腑に落ちた。ただ何となく続けるだけでは、いつまでも自分の失敗や悪癖に気付くことができない。
夢を持つ事、何回やっても叶えたい目標が無ければ人は上達しないし、意味を持つ事が出来ない。何故やるのか、何のためにやるのか、意味を持ち、作るのは自分自身なのだ。
僕はその日から趣味の延長でだらだらラテアートをやるのは辞めた。好きな事なのに本気で取り組んでいないし、意味を持たないで取り組むのは時間が勿体ない気がする。始めたから1年。まだまだだけど、これからは意味を持ち、目標を立て、夢と向き合う覚悟を持ちたい。
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