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SNSを1ヶ月『断食』して気づいたこと。


僕らはSNSにどれだけの時間を奪われているのだろうか。1時間あれば、何か他に出来ることがあったのではないか。時間だけがひたすらに流れ、消費してでも手放せない存在がSNSである。僕はテレビを持っていないので、スマホだけが情報の頼りになっている。最近の1日の感染者数すら殆ど知らないし、何が流行っているのかも分からない。

僕は一時期毎日1つツイートをする事を目標にしていて、自分が気付いた情報を発信したりどうでも良いような事を呟いて積み重ねていた。フォロワーは増えるし、話しかけてくれる人も増えたけど次第に面倒になってしまった。 

そこで、試しに1ヶ月SNSを『断食』したらどうなるのか気になった。またやりたくなるのか、それとももう二度やらないのか自分を試してみたくなった。

実際に1ヶ月やってみた結論から言うと、


見る時間は圧倒的に減ったが、辞める事は出来なかった。


始める前は暇さえあれば、2時間くらい見ていたが今は5分ぐらいしか見ていない。パッと見てパッと閉じるを繰り返している。一日に見る回数を制限していて、朝、昼、夜と時間に分けて見るようになった。こうすれば例え短い時間であったとしても、有益な情報を流す事はない。それに大半はどうでもいいようなツイートや写真だらけなので余り見なくても問題はない。

どうでもいい情報もそうだが、誹謗中傷を目の前で見たり、炎上して暴徒と化している人たちの情報を無闇に見るものではない。気分が落ち込むし、全くの赤の他人にイライラしたりストレスが溜まってしまう。迂闊にそう言う人たちの情報やデマに乗っからないようにするには、SNSを根本的に辞めることが一番気が楽だと知った。

僕がSNSを1ヶ月辞めたり、それこそ人間関係で合わない人たちと縁を切るのは距離感こそ至上だと思っているから。

SNSは誰でも繋がる事が出来る素晴らしいツールだけど、それだけ自分のパーソナルスペースに土足で上がれてしまう物でもある。嫌な距離感をそのままにしていると、やがてしんどくなる。知らない人が家にずっと居るようなものなのだから当然なのだ。ネット上だからといって初見の人にタメ口で話したり、罵詈雑言を浴びせたりするのは常識的じゃない。現実で出来ている事をネット上の繋がりだからと言ってやっていい訳ではないのだ。

そこには人が居て、確かな距離があるのだから踏み込んで良いものと悪いものがある。例えば人間が食べたら毒なものだって沢山ある。僕らは何を食べて飲み込んでいくのか、それらからきちんと距離を取って食べないようにするのかは自由であり、選ぶ事が出来る。


僕は空腹になるまで食べないようにするのが一番健康的な生活だと思う。しばらく、このSNSの情報を何でもかんでも飲み込まないで今ある『空腹』の時間を楽しむことにしよう。









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