こっこ
病院勤務時代から感じていること。
医療はどんどん進歩するし、その恩恵を受けて、昔では助からなかった命がたくさん救われるようになっている。関節が傷んでしまったら、人間は取り換えることができるし、そうしなくても自分の細胞を使って再生できるようになっている。
どんどん便利になっていく世の中と比例して、年々増える天災や異常気象。これってどうなの?と思いつつ、でも病院の中から出るアクションを起こせずに何年も時間が経った。
でも膝の手術を宣告された、見るからに伸びなくて動きにくくなった患者さんが「初めて痛くなったのに」とおっしゃっていた時、ズコンと頭を打ちぬかれたように感じた。
病院で待っているだけでは足りないんだ!
ということを、偶然月末にライブを視聴するCoccoの予習をしていた動画で思い出しました。
中高とあまり周りになじめず、ぷかぷかしていた私は大学で彼女の音楽だけでなく、感性に触れて心が救われました。
私は地球のために、目の前にいる方が今やこの先をよく生きられるようなお手伝いをしていく。もし、できるようだったら、医療とボディワークをつなぐ橋になれたらとも思う。
わたし達人間も動物だ。私たちだけ老いないとか、特別ってことはない。地球がないと生きていくことはできないし、好きなことをすることも、大好きな人たちと笑いあうこともできない。
からだや心が整っていたら、相手を思いやれる余裕も出てくる。そうしたらあたたかい社会になるのではないだろうか。
大きいことはできないけど、自分の周りから。