深夜に渡る引越でぐったり
4月から社会人になる息子の引越は、
まるで夜逃げのようで(笑)
自分の都合で決められない引越が
こんなに大変だとは思いもしなかった。
(私は7回引越していて、息子も3回目の引越)
入社する会社が用意してくれたアパートの
内見をして、場所が正式に決まったのは
3月初め。
20日以降から引越可能とのことだった。
ところが、
3月末までの契約で住んでいたマンションは
学生用マンションなので、4月1日から
新しい入居学生を迎えるため、
部屋のクリーニングなどをする都合が
あるのでしょうね。
退去チェック日の予約を早く押さえないと
次の住まいに引越する前に退去しなければ
ならないという事態が発生してしまうという
難点があって、万が一、入居日より退去日が
先になってしまった場合、荷物をどこかに
預けるか、一旦実家に引き上げて再度運ぶ
必要が出てくるということ。
(これは二度手間、費用も倍)
それを回避するために、一番遅い退去チェック
可能日に予約を試みたが、それが3月20日。
…なんてことだ‼︎
そこで息子は事情を会社に話して、新居には
3月19日に入れるよう手配をお願いした
らしい。(ちゃっかりした新人だわ)
かつて引越業者でアルバイトをしていた
息子の計算では、
・午前中に不動産屋さんと鍵のやり取り
・午後から友達とレンタカーで2〜3回運ぶ
・ある程度運び出した夕方頃、
私を呼び寄せて掃除依頼
・その間に残った荷物を運ぶ
・最後に掃除グッズや実家に持ち帰るものを
車に積んで、新居に向かう
そんな予定だったのだけれど、レンタカーを
使って友達と二人掛かりで新居に荷物を運べた
のは2回だけ。
この段階で私が合流するとともに、
レンタカーを返す時間となる。
友達とはここで別れて、3回目の運び出しは
一人で往復。
その間、私はお風呂とトイレと台所の掃除。
油汚れがひどいのは、
「料理をちゃんとやった証だね」
と息子を褒めつつ、自分を納得させつつ、
ひたすら掃除掃除。
部屋の方は掃除機があるのに何故こんなに
ジャリジャリしているのか謎が深まる。
そして、部屋のあちこちから見つかる
玉ねぎの皮(笑)
3往復しても先が見えないことに疲れて
イラつきはじめ、八つ当たりをされても、
グッと堪えるよ母さんは。
今夜中に部屋を空っぽにしなければならない
から黙って必死に運び拭きまくる。
最終的に、
納得するまで汚れを取ることは諦めた。
もういいや。
いろいろ請求されても仕方ない。
間に合わない。
そんなこんなで、
最後の荷物を新居に運び終えたのは
てっぺんを軽く回り、1時が近付いた頃。
「眠い〜」
って布団に倒れこんで言うけど、
母さんはこれから2時間以上運転して帰る
のだけれども!?
そこんとこ、どう思ってる?
(再びグッと堪える)
翌朝6時までには家に帰らねばならない
事情もあり、新居の片付けはもう自力で
ぼちぼちやってもらうしかない…と、
後ろ髪を引かれながら息子と別れた。
なんだか疲れすぎて全然眠気は来ず。
午前3時に、足柄サービスエリアにある温泉で
温まりつつ少しばかりの癒しタイムを満喫して、
午前4時前の朝帰り。
二十二歳。
大人になったような、まだ子どものような
微妙なお年頃。
任せつつ、信じつつ。
余計な言葉を口から出さぬよう堪えて堪えて。
次回は引越屋さんにお願いしてね。