大企業のキャリア冒険記①~若さと野心を携えて冒険は始まる~
こんにちは!
人生を前向きに楽しみながら奮闘中、tomomiです。
私は新卒で大企業に就職しました。
全国に支店を持ち従業員数は数千人以上。
大企業と言えると思います。
勤め続け15年が経ちます。
大企業というのは安定してお金がもらえる
「オープンワールドアドベンチャーゲーム」
のようだと思います。
そこには様々なスタンスの従業員がいます。
安定思考の人、上昇志向の人混在します。
その世界を開拓しようと思えば
どうにかして強く、偉くなれば良い。
一方で1つの村で安定した生活を送ることもできます。
会社に資本力があるというのは素晴らしいことです。
何かをしたいと思った時に使えるお金があるか。
これで結果は大きく変わります。
大企業というのは先人たちのお陰で
今の従業員が使えるお金がある。
世界を開拓したければ
このお金を自分の意志で使う側になればよいのです。
失敗しても自分の財布に影響は0です。
定期的に給料が振り込まれます。
もちろん、世界の開拓をしなくても
やるべきことをやれば給料はもらえます。
こんな世界で15年生き抜いてきました。
ということで私の冒険の履歴をご紹介します。
私が全国展開の大企業に入社した理由
はじめに
私がなぜこの世界での冒険を選択したのか
に触れておきます。
1. 資本力のある会社で挑戦したい
当時就活をしていた私は
様々な企業を知る中で考えました。
資本力のある企業には
新しい事業を展開する余裕があるはずと。
私はどうせならその新しい事業に挑戦し
自分の力を試してみたかったのです。
その挑戦の場にアサインされるためには
活躍し職位を上げておく必要がある。
だから上を目指す努力を惜しまないつもりでした。
2. 出世してお金をたくさん稼ぎたい
全国展開の会社に就職を決めるという事。
これは実家を出ることを指します。
私は大学まで実家から通える学校に進学しました。
始めて一人で生きる選択をしました。
私の地元は地元に残る人が多い傾向があります。
しかし不思議と特に大きな抵抗はありませんでした。
とは言えせっかく家を出て働くなら
昇進してたくさんのお金を稼ぎたい。
やるならいけるとこまで行ってみたい。
当時はそう考えていました。
大きくはこの2つでした。
はじめから冒険心と野心を併せ持っていました。
私の動機は非常にシンプルでした。
でもシンプルだからこそ迷いがありませんでした。
「挑戦」と「お金」
この2つの野望を胸に
私は社会という大海原へ挑んだのです。
この世界での冒険が始まる
始まりの村での戦略
新卒で静岡の地方店舗に配属となりました。
私の冒険の始まりの地でした。
2つの野望を抱いた私には
まずやるべきことが明確になっていました。
それは有名になること。
店舗だけではなくエリアでの認知向上です。
これが昇進への近道だと思っていました。
同じ実力がある2人を比較するときにどちらを選ぶか
それは少しでも人となりを知っている方。
組織として感受性が豊かな傾向が強かったので
選考にも感情が反映されると考えました。
またエリア内での異動が多かったので
異動後もスムーズに店舗に溶け込めるよう
この戦略を進めました。
大きな企業だとしても店舗にいると
ここが全世界だという感覚になりがちです。
店舗で活躍して認められたい
良い評価が欲しい
店舗の中でどのような存在になるか
こればかりを考えて働いてしまいます。
これは視野狭窄の状態です。
大企業で働くにはそうならない工夫は必要です。
数年後私はそれを思い知ります。
有名になる武器は若さ
有名になりたい私は泥臭く
エリアでの催事に極力参加しました。
大企業はCSR活動に力を入れます。
うちの会社もゴミ拾いや寄付などを行っています。
大きな祭りの翌朝のゴミ拾いなども行っています。
なぜそれに参加するのかというと
そこにはエリアの店長陣が出てくるからです。
そこで「○○店の新卒」として挨拶をします。
そうやって顔を合わせる頻度を高め種を蒔きました。
そうしておけば異動になっても
その店舗の長と顔見知りという状態から
仕事を始めることができます。
うちは男社会の会社ですので、
店長陣は30代以上のおじさんです。
新卒女性社員の元気な挨拶というのは
他者には使用できない武器を
所持していると言えます。
「○○店の新卒のtomomiさん元気でいいね」
他店の店長が自店の店長にこう言います。
これが出れば成功です。
これを言われれば自店の店長も鼻が高いのです。
自分の部下が褒められているのですから。
私は自店でも懸命に働きながら
2年ほどこの武器を存分に利用して
昇進するための評価を得る努力と共に
自分が働きやすい環境づくりに努めました。
花咲かぬ種
今思えば当時の私は
分かりやすく調子に乗っていました。
そんなつもりはないけど、乗っていました。
若さを意図的に使って立ち回り、
思い通りの結果を得ていました。
その世界をちょろいとさえ感じていました。
このままいけば3年目で昇進だ!
と考えていました。
しかし、
私のオープンワールドはそう甘くありませんでした。
この時が一番思い通りに
ゲームを進められていました。
想定外の新天地
そうこうしているうちに
私にも初めての異動の機会がやってきました。
2年半ほどでエリア中に種を蒔き続け
役職者で私の活躍と名前を知らない人はいない
と自負するくらいにはやりきりました。
そして店長から言われた異動先は
エリア外の店舗でした。
蒔き続けた種が無効化した瞬間でした。
異動先は一度閉めて大改装を行う、
リニューアルオープンの店舗でした。
活躍を認められた異動だと店長から言われました。
店長の話を真剣に聞くふりをしながら
(やりすぎた…)
頭の中でこの言葉が渦巻いていました。
私の努力は実を結ぶどころか、
肥料を与えすぎたせいで枯れました。
それまで自身の想定通りに進んでいたので
この想定外はキャリアを見直す機会となりました。
次回予告
今回はここまでです。
想定外に初めての異動を言い渡された私。
次回は新たなキャリアを決意した矢先
パワハラ暗黒城と化してく異動先の店舗、
そこで得た武器、スキル、消えない傷
などなど次の村での冒険について
書いていこうと思います。
次回をお楽しみに!
冒険のポイント
若さを活かす
若さは活かさない手はありません。
今でも
22歳元気な女性社員
のブランドを存分に使った戦略は
間違っていなかったと思います。
事実なのですから。
力のある人から認められて損をすることはありません。
しかしそれだけでは後から苦労します。
それと共にスキルと実力を身につける努力も惜しまない。
これでその後のキャリアは盤石となります。
目的意識を持つ
15年経った今も
目的を持って入社して良かったと思っています。
これが自分を省みる機会になり、
迷いが減ります。
新しい挑戦をする、お金を稼ぐ
これを達成するのは紛れもなく
22歳当時の私の目標を叶えてあげているのです。
当時のひたむきな私を、
私が肯定してあげられるのです。
冒険にはストーリーがあるかで深みが増します。
初期設定をしてから冒険に挑みましょう。