余裕のある私になりたいなら、逆を取るのだ
10月は一年でいちばん大きな仕事があり
日々せわしなく過ぎていきました。
11月はそれらをまとめた
マニュアル作りに勤しんでいます。
ともよ個人としての仕事も
組織の一員としての仕事も
どちらもバランスよく取り組んでいく技が
ここ数年で一段と上達したような
手応えがあります。
しかし、仕事で頭を使うことが多くなると
なかなかうまくオフすることが
できなくなるときがあります。
思考優位の状態が続き
いつも何かを考えているようになると
感じる余白がなくなり
感覚が鈍くなる。
こういう時は
体にもつい無理をさせてしまうものです。
体が疲れきっている時は
寝ることが一番だと思いますが
体力はあるけど頭に意識がいきすぎて
体の感覚が置いてきぼりになっている時、
心がけているのが
「無駄な時間を持つこと」だったりします。
∞∞∞∞∞
何をもって無駄とするか?
無駄という言葉に
自分がどのような設定を持っているかによって
捉え方が変わっていくとは思いますが
ここでは、
今やらねばならないと思っていることと
全く関係のないことをする時間としています。
「時間があったらやりたいな」
と思うことがあるならば
それを先にやる。
少しだけでもいいから。
時間があったら、アレがしたい。
余裕ができたら、コレがしたい。
=時間も余裕もない
という状態を、
ほんの少しでいいから逆転させてみる。
散らかって気になる机の上を、さっと片づける。
コーヒーを味わう。
キャンドルをつけてみる。
ゴロンと横になってみる。
お散歩に行ってみる。
ほんのちょっとしたことで
体がほわっと緩むのを感じてみると
そのほんの一瞬のほわっとした感覚でも
十分満足できたりするのです。
こうして一度緩んでから
やるべきことにまた向かうと、
がむしゃらに絞り出すようにしなくても
スルッと事が運んで行ったりします。
∞∞∞∞∞
そしてこれは、
時間があったらやりたいこと
余裕があったらやりたいことを
先にやることで
時間がある私
余裕がある私を
自分の意識の中に取り込んでいくことにもなる。
∞∞∞∞∞
「忙しい」が口癖だったころは
「忙しいから」を理由に
ほんのちょっとしたやりたいこと
気になっていることさえ
見ないふりをしていました。
だってしょうがないじゃない。
「忙しい」んだもの。
∞∞∞∞∞
全部終わってから
時間が出来たら
余裕が出来たら
やりたいことをやろう。
そう思っていたけれど
いつまでたっても「その時」は来なかった。
やるべきことで
短期的に自分に圧をかけるのは良いけれど、
思考がべき!べき!べき!
とうるさく迫って
心がカサカサ、
いっぱいっぱいになってきたなら
ほんとーの、ほんとーに、
気になっていることを
サッっとやる。
逆を試すのだ。
そして、そこで感じる抵抗があるならば
それをしっかりと捉えてみるといい。
こうでなければから外れても、
案外大丈夫だから。
余裕のある私も
時間のある私も
先に取りに行くといい。
心に余白があると、
そこには必ず次が流れ込んでくる。
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