実は午年だった。
20代後半のある日。
「母からあなた未年じゃなくて午年よ」と言われた。
生まれてこの方家族全員がわたしのことを未年と思っていたので、羊グッズをプレゼントされることが多く、わたしのまわりは羊グッズで埋め尽くされていたと言っても過言ではない。
なぜに午年?
羊の年に生まれたはず…。
未年だという認識が少なからずわたしのアイデンティティ形成等に影響していたと思われる。
でも午年。
わたしの誕生日はある未年とされる年の節分前である。節分から干支が始まるそうで、節分より前生まれにわたしは午年ということらしい。気学の方も三碧木星だと思っていたら四緑木星だったということが判明した。
その頃はああ馬なんだ、羊じゃないんだとえらく落胆した気がする。
だんだん時が経つにつれて実は午年というのが体に刻まれていったというかなんというか午年を自然に受け入れられるようになってきた。
最近毎日見るインスタは和歌山の丹生川上神社下社の白いお馬さんと黒いお馬さんの投稿。馬が好きになってきた。午年なんかうれしいと思うようになってきたのが不思議である。
単純なんだなわたし。
いつかこの2頭にお会いしに行きたいなーと思っている。